2026.10.16
X広告のメリット・デメリット|5つずつ整理して出稿の可否を判断する
X広告(旧Twitter広告)を出すかどうかを社内で決めるとき、「拡散力がある」「炎上が怖い」といった印象だけでは、判断の材料になりにくいものです。上司や関係部署に説明するには、何ができて何ができないのかを、広告の仕組みに沿って言葉にしておく必要があります。

目次
X広告のメリットとデメリットは、どちらも広告が通常のポストと同じ形で配信されるという仕組みから生まれます。反応が広がりやすい点はメリットになり、広がった先を選べない点はデメリットになります。仕組みに沿って整理すると、デメリットのうち事前に備えられるものと、受け入れる前提で考えるものを分けられます。
ここでは、X広告の出稿を検討している担当者の方に向けて、X広告のメリット5つとデメリット5つ、それぞれのデメリットへの備え方、出稿前に確かめる項目、向く商材と向きにくい商材を、X Businessの公式ヘルプの説明をもとに解説します。
広告をどの媒体にどれだけ配分するかを、集客全体の計画から考えたい段階では、malnaのマーケティング支援にご相談いただけます。
X広告とは、通常のポストと同じ形で配信される有料の広告です
X広告とは、X(旧Twitter)に出稿できる有料の広告の総称です。中心になるのはプロモ広告で、X Businessのヘルプでは、幅広い利用者層にリーチしたい広告主や、既存のフォロワーからのエンゲージメントを増やしたい広告主が、通常のポスト形式で出稿する有料広告と説明されています。テキストだけでも、画像や動画を付けても出稿できます。
プロモ広告には「広告」というラベルが付きます。ヘルプでは、この点を除くと、プロモ広告は通常のポストと同様に、リポストや返信、いいねなどが行えると説明されています。この「ポストと同じように扱われる」という性質が、この記事で扱うメリットとデメリットの出発点です。
プロモ広告が表示される場所
プロモ広告は、利用者のタイムライン、検索結果のページ、アカウントのプロフィールなどに表示されます。タイムラインでは、広告キャンペーンで設定したターゲティングの条件に合う利用者に表示されます。ヘルプでは、プロモ広告が利用者のタイムラインに表示されるのは各1回だけで、その後は他のポストと同じ条件でタイムライン上を流れていくと説明されています。
利用者の側では、広告に「興味がない」を選ぶと、その広告をフィードから非表示にできます。ヘルプでは、フィードに広告をまったく表示しないよう設定するには、Xプレミアムプラスへの加入が必要だと案内されています。
X広告の種類は、この記事では深く扱いません
X広告には、プロモ広告のほかに、Xテイクオーバー、X Amplify、Xライブといった種類があります。Twitter広告と呼ばれていたころの種類の整理と、効果の分析に使う指標は、次の記事で解説しています。ここでは、出稿するかどうかを決めるためのメリットとデメリットに絞ります。
関連記事:Twitter広告の特徴や制作ポイント、分析の仕方まで一挙解説!
参考:X Business|プロモ広告について教えてください。
X広告のメリット5つ
X広告のメリットは、広告が通常のポストと同じように反応を受けられること、動画や文章が見られている環境であること、届ける相手を会話や興味で絞れること、少額から始められることに分けられます。ここでは、公式の情報で裏付けのとれる5つを紹介します。
メリット1|広告のまま、リポストと返信で反応が広がる
プロモ広告は、広告であってもリポスト、返信、いいねを受け付けます。広告を見た利用者がリポストすると、その利用者のフォロワーにも広告の内容が届きます。配信の費用を払った相手の先にも、反応を通じて届く余地があることが、X広告のメリットです。
反応を引き出すための機能も用意されています。X Businessのクリエイティブの仕様のページでは、プロモ広告に付けられる機能として、カンバセーションボタンと投票が紹介されています。
カンバセーションボタンは、ハッシュタグを入れたボタンをプロモ広告に付ける機能です。ボタンのハッシュタグは、ハッシュタグの記号を含めて21文字、すべて日本語の全角文字にした場合は11文字までと定められています。投票は、2つから4つの回答を設定でき、期間は5分から7日の間で設定できます。
投票を使うときに気をつけたいのは、投票の期間は、ポストがプロモーションされたときではなく、ポストが作成されたときに始まることです。配信の開始日より前にポストを作っておくと、配信を始めた時点で投票の期間が短くなっています。投票付きの広告は、配信を始める直前にポストを作る段取りにします。
メリット2|動画がよく見られている環境で配信できる
Xは、動画の広告を配信する場としても使えます。X Businessの公式サイトに掲載されている、電通のデータクリーンルームを使った分析の事例ページでは、Xは月間の利用者数が6,700万で、X利用者の2人に1人が1日に10回以上ログインしていると説明されています。同じページでは、1人あたりがXを起動する1セッションの68%に動画が含まれ、動画の視聴時間と視聴数がともに伸びているとされています。
同じページには、獲得を目的とするダイレクトレスポンス広告について、2年以上のプロダクトの改修を経て、前年対比で約1.5倍の成長をしているという記述もあります。X広告を認知のための広告とだけ考えて検討から外すと、獲得の目的で使う選択肢を見落とすことになります。
なお、これらの数字はX自身が公表しているもので、事例ページに調査の時点は記載されていません。社内の資料に引用する場合は、出典がXの事例ページであることを添えます。
参考:X Business|Omusubiで可視化:X広告が態度変容とCVに与える影響とは?(2026年10月12日閲覧)
メリット3|ポストの文章が読まれる前提で広告を作れる
Xでは、動画や画像に添えたポストの文章も読まれます。X Businessの公式サイトに掲載されている日本財団の事例では、2025年3月11日を起点に実施した防災のキャンペーンで、同じ動画に短文と長文の2パターンのテキストを作り、テキストだけを変えて配信したところ、長文のほうが高いエンゲージメントを獲得したと紹介されています。
同じ事例ページでは、画面のどこが注視されやすいかを測るアイトラッキング調査に触れ、Xではテキストと動画の両方が見られていると説明されています。動画の作り込みだけでなく、添える文章にも工夫の余地があることは、文章で商品の価値を説明したい商材にとってのメリットです。
参考:X Business|日本財団の事例(2026年10月12日閲覧)
メリット4|会話や興味から、届ける相手を絞れる
X広告では、利用者の属性に加えて、どんな会話をしているか、どんなアカウントに関心を持っているかで、届ける相手を絞れます。X Businessの「X広告キャンペーンの基本」では、フォロワーが似ているアカウントのターゲティング、イベントターゲティング、興味関心と会話のターゲティング、リエンゲージメントしたアカウントのターゲティング、独自のカスタムオーディエンスリストなどで絞り込めると説明されています。
たとえば、自社の商品に関係する話題について会話している利用者や、競合する分野のアカウントをフォローしている利用者に届ける、といった組み立てができます。年齢や地域だけでは絞りにくい「今その話題に関心がある人」に届けられる点は、話題になりやすい商材にとってのメリットです。
メリット5|決まった最低額がなく、少額から試せる
X広告には、広告キャンペーンの費用の最小額が決められていません。X Businessのヘルプでは、X広告の料金は広告主が決定するため、広告キャンペーンの費用の最小額は決められておらず、キャンペーンの設定時に選んだ日別予算を超えて課金されることはないと説明されています。料金のページでも、支払う金額はいつでも調整できると案内されています。
少額で配信して反応を確かめ、反応のよい広告に予算を寄せる、という進め方がとりやすいのは、初めて出稿する会社にとってのメリットです。費用の決まり方の詳しい説明は、ここでは扱わず、費用を検討する段階で、ヘルプの料金と入札のページを確かめることをおすすめします。

X広告のデメリット5つと、それぞれの備え方
X広告のデメリットは、反応が広がる仕組みの裏側と、出稿するための条件に集まります。ここでは5つのデメリットを、事前に備えられる部分と、受け入れる前提で考える部分に分けて整理します。
デメリット1|広告に付く反応の内容は選べない
プロモ広告は、通常のポストと同じように返信や引用を受け付けるため、広告に付く反応の内容を広告主が選ぶことはできません。好意的な反応が広がる仕組みは、否定的な反応が広がる仕組みでもあります。表現が誤解を招いたり、商品やサービスへの不満が寄せられたりすると、その反応も広告と一緒に見られます。
配信する相手を絞っても、広告が人目に触れない場所に置かれるわけではありません。X Businessのヘルプでは、フォロワー全員にポストするのではなく、ターゲットを絞り込んだプロモ広告を一部のオーディエンス限定で配信できるオプションがある一方で、表示されるすべてのプロモ広告はXのタイムライン上にあるため、通常はポストを検索すれば見つかると説明されています。特定の相手だけに向けた表現のつもりでも、ほかの利用者に見られる前提で広告を作ります。
備え方:配信前の確認と、返信への対応の体制を決めておく
広告の文章と画像は、配信前に、事実と数字が正しいか、誤解を招く表現になっていないかを、担当者以外の目で確かめます。あわせて、広告に返信が付いたときに、誰が、どの範囲で、どれくらいの時間で対応するかを決めておきます。返信に答えるかどうかの判断の基準を先に決めておくと、反応が集まったときに慌てずに済みます。
企業のアカウントの運用で起こりやすい炎上と、投稿前に確かめる項目は、次の記事で解説しています。
関連記事:X企業アカウントのメリット5つとデメリット|向く会社と始める前の備え
デメリット2|自社の広告アカウントだけでは使えない広告の形式がある
X広告の広告の形式(フォーマット)は、すべてを自社の広告アカウントから使えるわけではありません。X Businessのクリエイティブの仕様のページでは、セルフサービス方式のX広告を利用する広告主は、記載されているすべての広告フォーマットを利用できるわけではないと注記され、詳細はXの営業担当に確認するよう案内されています。
テイクオーバーのような形式は、入稿の条件も細かく決まっています。たとえば、スポットライトテイクオーバーでは、トレンド名は最大20文字(全角15文字以下を推奨)と定められています。クリエイティブはダークポスト経由で入稿する必要があり、使えるメディアはGIF画像、MP4、静止画で、カードフォーマットは使えないとされています。
備え方:使いたい形式が決まったら、企画の前に利用の可否を確かめる
特定の形式を前提に企画を進めてから、自社では使えないとわかると、企画をやり直すことになります。プロモ広告以外の形式を使いたい場合は、企画の段階で、Xの営業担当やサポートに利用の可否と入稿の条件を確かめます。
デメリット3|広告アカウントの国、タイムゾーン、通貨は後から変えられない
広告アカウントを作るときに選ぶ国とタイムゾーンは、作成後に変更できません。X Businessの広告アカウントの作成の手順では、請求に使用する国の通貨と、キャンペーンの結果が表示されるタイムゾーンを選ぶ画面が示され、アカウントを作成した後に、これらの値は変更できないと明記されています。
国によっては、自国の通貨で支払えない場合もあります。X広告の通貨のページでは、自国の通貨がサポートされていない国では、米ドルまたはユーロで課金されると説明されています。
備え方:どの法人の、どの通貨で支払うかを、開設前に決める
海外の拠点と共同で運用する予定がある場合や、請求を受ける法人が決まっていない場合は、開設の前に、請求を受ける法人、通貨、結果を見るタイムゾーンを社内で決めておきます。経理の担当者にも、請求の通貨と支払いの方法を先に共有しておくと、開設後の手戻りを防げます。
デメリット4|出稿する前に、アカウントと広告の内容の審査がある
X広告は、アカウントを作ればすぐに配信できるとは限りません。X Businessの「X広告への参加資格について」では、広告主のアカウントからのポストが公開されていること、削除されたアカウントや凍結されたアカウントでは利用できないことが挙げられています。プロフィールにも条件があり、プロフィール画像とヘッダー画像がGIF画像ではないこと、自己紹介欄に、ブランドとプロモーションする商品やサービスを正確に説明した、正常にアクセスできるURLがあることが求められます。
広告の内容にも決まりがあります。X広告ポリシーのページでは、広告主のアカウントとコンテンツが承認のプロセスの対象になると説明され、アルコール、健康および医薬品に関する商品とサービスなど、分野ごとのポリシーが定められています。業界や事業者団体によっては独自の自主規制規則があり、その場合はXのポリシーに加えて該当する規則も参照するよう案内されています。
備え方:プロフィールを整え、自社の分野のポリシーを読んでから広告を作る
開設の前に、プロフィールの画像、自己紹介欄、URLの遷移先を確かめます。健康や金融など、規制の多い分野の商品を扱う場合は、広告を作る前に、該当する分野のポリシーを読んでおきます。日本の広告に関する法律(景品表示法など)に沿っているかの確認も、Xの審査とは別に、自社の責任で行います。
デメリット5|費用は定価ではなく、オークションで変わる
X広告の費用は、決まった単価で買う方式ではありません。X Businessの料金のページでは、X広告の価格は固定レートではなく、オークションを通じて決まり、ターゲットとするオーディエンスの大きさや、同じオーディエンスを狙う広告主の数によって変わると説明されています。
そのため、同じ予算でも、時期や狙う相手によって、獲得できるクリックや表示の数が変わります。出稿前に「この予算でいくつの成果が出る」と約束することは難しく、社内で予算の承認をとるときに説明しにくい点が、デメリットになります。
備え方:日別予算で上限を決め、最初の期間は検証の期間として説明する
日別予算を設定すれば、その金額を超えて課金されることはありません。最初の期間は、成果の数を約束するのではなく、目的に対して1件あたりの費用がどれくらいになるかを確かめる検証の期間として、社内で合意をとっておきます。検証の結果をもとに、次の期間の予算を決めます。
デメリットに備える、出稿前の7つの確認項目
ここまでのデメリットへの備え方を、出稿前に確かめる項目としてまとめます。すべての項目に答えが出てから広告アカウントを作ると、開設後の手戻りを減らせます。
1. 広告の目的を1つに決めたか
X広告では、キャンペーンの目的ごとに、課金の対象が変わります。X Businessの「X広告キャンペーンの基本」では、たとえばウェブサイトへの訪問数の目的ではリンクのクリック数、エンゲージメントの目的ではエンゲージメントの数が課金の対象になると説明されています。何に費用を払うのかを決めるために、まず目的を1つに決めます。
同じページでは、ほかの目的の課金の対象も示されています。リーチの目的ではインプレッション数(ポストのインプレッション1,000件あたりのコスト)、動画の再生数の目的では動画の再生数、アプリのインストール数の目的ではインプレッション数(推奨)またはアプリのクリック数が課金の対象です。認知を広げたいのか、サイトに来てほしいのか、反応を集めたいのかで、選ぶ目的と、払う費用の意味が変わります。目的を決めたら、その目的で何を成果として数えるかも、あわせて決めておきます。
2. 請求を受ける法人、通貨、タイムゾーンを決めたか
広告アカウントの国、タイムゾーン、通貨は、作成後に変えられません。請求を受ける法人と、結果を見るタイムゾーンを、開設の前に決めます。
3. アカウントのプロフィールは、参加資格の条件を満たしているか
ポストが公開されているか、プロフィールの画像がGIF画像でないか、自己紹介欄のURLが正常にアクセスできるかを確かめます。
4. 自社の分野のポリシーを読んだか
X広告ポリシーのうち、自社の商品やサービスに関係する分野のポリシーを読み、配信できる内容かどうかを確かめます。
5. 使いたい広告の形式を、自社の広告アカウントで使えるか
プロモ広告以外の形式を使いたい場合は、企画の前に、利用の可否と入稿の条件を確かめます。
6. 広告に返信が付いたときの対応を決めたか
対応する担当者、答える範囲、答えるまでの時間、社内に相談する基準を決めます。
7. 広告からの成果を計測できる状態か
ウェブサイトへの訪問や問い合わせを目的にする場合は、広告からの訪問と成果を計測できる状態にしてから配信を始めます。計測ができないまま配信すると、検証の期間が終わっても、費用に見合ったかを判断できません。

X広告が向く商材と、向きにくい商材
X広告のメリットを生かせるかどうかは、商材の性質によって変わります。ここでは、メリットとデメリットの整理から考えられる、向く商材と向きにくい商材の目安を紹介します。自社の商材がどちらに近いかを考える材料にしてください。
向く商材|話題として語られる余地がある
新しい商品の発売、季節の行事、ニュースになりやすい分野の商品など、利用者が自分の言葉で語りたくなる要素がある商材は、リポストや返信で反応が広がるメリットを生かしやすいと考えられます。投票やカンバセーションボタンで、利用者に参加してもらう企画も組み立てやすくなります。
向く商材|文章で価値を説明できる
ポストの文章が読まれる環境であるため、見た目だけでは価値が伝わりにくい商材でも、文章で使い方や違いを説明できます。BtoBのサービスやアプリのように、使ってみるまで価値がわかりにくい商材でも、文章と画像を組み合わせて説明できます。
向きにくい商材|広告の内容への反応が予測しにくい
規制の多い分野の商品や、意見が分かれやすいテーマに関わる商材は、審査の手間に加えて、広告に付く反応への対応の負担が大きくなりやすいと考えられます。出稿する場合は、返信への対応の体制を厚くしてから始めます。
向きにくい商材|素材を継続して用意できない
X Businessの「X広告キャンペーンの基本」では、クリエイティブのオプションを3〜5種類ローテーションさせて、オーディエンスがどのクリエイティブに反応するかを把握するよう案内されています。画像や動画、文章の素材を継続して作れない場合は、反応を比べて広告を良くしていく進め方がとりにくくなります。

BtoBとBtoCで、X広告のメリットの生かし方は変わります
同じX広告でも、BtoBとBtoCでは、生かせるメリットと気をつけるデメリットが変わります。
BtoCは、反応の広がりと動画を生かす
BtoCの商品は、利用者が自分で使い、感想を話題にしやすいため、リポストや返信で反応が広がるメリットを生かしやすくなります。動画が見られている環境であることも、商品の使い方や雰囲気を伝える動画の広告と相性があります。一方で、反応の量が増えるほど、返信への対応の負担も増えるため、対応の体制を先に決めておきます。
BtoBは、会話のターゲティングと文章を生かす
BtoBのサービスは、反応の広がりよりも、特定の業務の話題に関心を持つ人に届けることが中心になります。会話や興味関心のターゲティングで、業務の課題について話している人に届け、文章でサービスの価値を説明する組み立てが考えられます。BtoBでは、広告をクリックした人がすぐに問い合わせるとは限らないため、資料のダウンロードなど、検討の途中の行動も成果として計測しておきます。
X広告のメリットを生かす、広告の作り方
X広告のメリットを生かすには、広告の作り方も工夫します。X Businessの「X広告キャンペーンの基本」では、次のような点が案内されています。
画像や動画は、複数の種類を入れ替えて比べる
クリエイティブのオプションを3〜5種類ローテーションさせ、オーディエンスがどのクリエイティブに反応するかを把握するよう案内されています。1つの広告だけで判断せず、複数の広告を同時に配信して、反応を比べます。
動画は短くし、キャプションとブランドを入れる
動画は長さを6〜15秒にし、キャプションと目立つブランディングを取り入れると効果的だと案内されています。音を出さずに見る利用者にも内容が伝わるよう、字幕を入れておきます。
文章には、明確な行動の呼びかけを入れる
ポストの文章には、明確で簡潔な行動の呼びかけを入れ、関連性のあるハッシュタグを1〜2個使うよう案内されています。メリット3で紹介したように、文章も読まれる環境なので、短文と長文の両方を作って比べる方法も考えられます。
初めて出稿するときの進め方
初めてX広告を出稿するときは、メリットを確かめながら、デメリットの影響を小さく抑える進め方をとります。
少ない予算で、検証の期間を区切る
日別予算を低めに設定し、期間を区切って配信します。期間の終わりに、目的に対する1件あたりの費用と、広告に付いた反応の内容を振り返ります。
広告の違いは、1つずつ比べる
画像と文章を同時に変えると、どちらが反応の違いを生んだのかわかりません。画像を比べる期間と、文章を比べる期間を分けると、次の広告づくりに生かせます。
反応の内容も記録する
クリックやエンゲージメントの数だけでなく、返信や引用の内容も記録します。好意的な反応が多い表現や、誤解を受けた表現を記録しておくと、次の広告の文章を作るときの判断材料になります。
SNS広告全体の中で、X広告がどんな場面に向くかを、検索広告と比べて考えたい場合は、次の記事も参考になります。
関連記事:SNS広告のメリットとは?検索広告と比べた強みと向かない場面

よくある質問
X広告とTwitter広告は別のサービスですか
同じサービスです。Twitterの名称がXに変わったことにあわせて、広告の名称もX広告になりました。古い解説記事ではTwitter広告と書かれていることがありますが、管理画面や公式のヘルプではX広告と表記されています。
X広告はフォロワー以外にも表示されますか
表示されます。プロモ広告は、広告キャンペーンで設定したターゲティングの条件に合う利用者のタイムラインや、検索結果のページなどに表示されます。フォロワーではない利用者にも届けられることが、X広告を使う理由の1つです。
X広告に最低出稿金額はありますか
X Businessのヘルプでは、広告キャンペーンの費用の最小額は決められていないと説明されています。日別予算を設定すれば、その金額を超えて課金されることはありません。
X広告の炎上は防げますか
広告に付く反応の内容を、広告主が選ぶことはできません。配信前に表現と事実を確かめること、返信への対応の体制を決めておくことで、炎上の原因を減らし、反応が集まったときの対応を早められます。
まとめ
X広告のメリットとデメリットは、どちらも、広告が通常のポストと同じ形で配信される仕組みから生まれます。メリットは、反応が広がること、動画と文章が見られていること、会話や興味で届ける相手を絞れること、少額から試せることです。デメリットは、反応の内容を選べないこと、使えない形式があること、アカウントの設定を後から変えられないこと、審査があること、費用がオークションで変わることです。
デメリットの多くは、出稿前の確認で備えられます。次にやることは、この記事の7つの確認項目に、自社の答えを1つずつ書き出すことです。
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