2023.01.09
ライターへの記事作成依頼を成功させるコツを徹底解説
「記事作成の依頼をしたいけど、ライターの見つけ方がわからない。」
「記事作成の依頼をしてみたは良いものの修正にだいぶ時間がかかってしまい効率が悪い。」
そんな悩みをもった企業の記事作成担当者や編集者は多いのではないでしょうか。
良いライターを見つけ出し、良い記事を作成することができなければ、結局修正に時間や手間がかかってしまいます。そして、素早く効率的に高品質な記事の作成を行うことを主な目的とする、記事外注のメリットを得られなくなってしまうという事態に陥ってしまいます。
この記事では優秀なライターの見つけ方から実際の依頼時の注意点など、ライターに記事の外注を成功させるためのコツやポイントを細かく解説していきます。
本記事をしっかりと読んで、正しいライターへの記事依頼方法を理解し、、効率良くSEO対策を行なっていきましょう。
優秀なライターの条件とは?
そもそも優秀なライターの条件にはどんなものがあるでしょうか。
今回は依頼側から見た優秀なライターの条件をご紹介します。
報連相(報告・連絡・相談)がしっかりとしている
ビジネスマナーを遵守することは、良いライターの基本です。外注を依頼する際はメッセージのやりとりを1日に何回もすることになると思います。
依頼側のタイムスケジュールにも大きく影響を及ぼすと思いますので、納期に間に合わない際は事前に連絡をすることであったり、連絡ができない日時はその旨を伝えておくなど、当たり前のコミュニケーションがとれることは良いライターの基本条件となってきます。また、不明点があった際はこまめに連絡をとるなど相手への配慮ができることも良いライターに必要な要素となってくるでしょう。
ライティングスキルが高く、SEOに関する知識がある
ライターにとって文章を書く力、つまりライティングスキルは不可欠です。
ただ、ライティングスキルと言っても様々な要素があり、
・倫理的思考力
・情報収集力
・全体俯瞰力
・表現・語彙力
・注意力
・発想力
など様々な能力を身につけている必要があります。良い記事を執筆するためにはこれらの能力を有しているライターを探すことができるかが重要になってきます。また、それだけでなくSEOライティングなどの基礎知識を有しているかなども重要になってきます。
優秀なライターを判断するポイント
では、この2つを踏まえ、優秀なライターを見つけるにはどうしたら良いでしょうか。
今回は優秀なライターを判断する際に重要視するべきことを3つ紹介します。
特定分野の専門知識があるか
外注するにあたって、ライター本人の基本的なライティング能力と専門知識が非常に重要になってきます。
職務履歴書や過去の経歴などからライターの専門知識を確認することや過去の執筆経験を確認するのが良いでしょう。
しかし、依頼内容によって求めるライター像は変わってくるので、ここの部分は明確にした上でライターを探しましょう。
例えば
就活に関する記事なら人事経験者の方、美容系の記事なら化粧品検定の保有者や美容皮膚科医の方などが挙げられます。
コミュニケーションのスピード
候補者が決まってからその人にコンタクトを取った際に、相手のコミュニケーションのスピード感は重要視しましょう。返信は迅速で丁寧か、相手への配慮がなされていて綿密なコミュニケーションを取ることができそうかなどもチェックしましょう。コミュニケーションのスピードが遅いと、納期に間に合わなかったり、緊急事態が起きた際にすぐに対応できないなどの事態に陥ってしまうからです。
実際に修正が必要にも関わらず、連絡がとれないことによって期日に間に合わないということも起こってしまうので注意してください。
双方に時間の余裕があったらオンライン上で面談を行なってから契約を行うのも良いかもしれません。
テストライティングの質
いきなり本契約をする前に、テストライティングを必ず行いましょう。テストライティングとはこちらが指定した数本を最初に執筆してもらい、その人の納品スピードや記事の質を確認するものです。
ライティングの質を見極めることは難しいですが、以下の3つの基準を参考にしてみましょう。
①文章が論理的でわかりやすい
②記事の中の情報量が多い
③納品までのスピードが速い
テストライティングであっても採用する場合は記事としてそのまま掲載するという前提で依頼内容等を明確化しておきましょう。
▶SEOライティングに関しては以下の記事にて詳しく解説しています!
SEOライティングの基本徹底解説!上位表示を狙うには?
ライターを探す前に事前にやっておくべきこと
優秀なライターの定義とそれを判断するために行うべきことを明確化した後は、具体的な事前準備について説明します。前提として、ライターに記事を依頼する際は記事のクオリティを落とさず記事を作成し、いかに効率良くSEO対策を効果的に行なっていくかという視点が重要になってきます。
ライターに依頼する目的・依頼内容と範囲の明確化
しっかりと外部のライターに記事の執筆を依頼するメリットを理解した上で、まずは目的を明確にしましょう。わざわざコストをかけて記事を依頼して、質の低い記事を書いてしまっては何の意味もないからです。
その後は、依頼内容と依頼の範囲を明確にしましょう。
記事の媒体や趣旨はもちろん、依頼の範囲までも事前にすり合わせを行うことが大事です。
SEO対策をするのであれば、キーワードの設定は誰が行うのか、画像の差し込みやタイトルは誰が決めるのか、出稿が誰が行うのかなどの責任の範囲、執筆フロー、タイムラインは明確にしましょう。
求めるスキル・経験を持ったライター像の明確化
依頼内容が明確に決まった後は、それらを踏まえた上でライターを採用したいのかを明確にします。
どんなスキルを有している人がほしいのか、どんな記事を書くことが得意で、どのくらいのスピードで1記事を書くことが可能な人を採用したいのか。
この辺りを明確にしておくと、ライターを選ぶ際の基準を持つことができるのであらかじめ明確にしておくことをお勧めします。
予算の明確化
外部のライターに記事の依頼をする大きなメリットとして挙げられるのは、やはりコスト面の削減だと思います。
ただ、良質な記事を書くため素晴らしい実績をもっていたり、専門性を有しているライターさんに依頼をするとなるとどうしても費用が高くなってしまいます。
ただ一方で、予算の関係上、経験が浅かったり、能力を満たしていないライターを採用してしまうと記事のクオリティが下がることによってSEO対策がうまくいかなかったり、修正に時間がかかり、かえってコストが高くなってしまうというリスクも発生します。
事前に1記事の単価はいくらでどのくらいの継続的な契約をイメージして採用を行うのかを決めておきましょう。
優秀なライターの見つけ方
事前準備をしっかりと行なった後は優秀なライターを見つける具体的な方法に関してご紹介します。今回は4つご紹介するので、状況に合わせてどのライターの探し方が最適か考えてみてください。
コスト | 時間 | ライターの質 | |
自社HP | ◎ | △ | ◯ |
SNS・ブログ | ◎ | ◯ | △ |
クラウドソーシング | ◯ | ◯ | △ |
専門会社への外注 | △ | ◎ | ◎ |
自社HP
まずは自社のHPでライターを募集を行う方法を紹介します。
○メリット
・募集コストや手数料がかからない
・自社に興味のあるライターを採用することのできる
メリットは上記の2つなどが挙げられます。他の募集サービス等を利用すると、どうしても利用料や手数料などがかかってしまいますが、自社HPであれば無料で募集をすることができるので大きなメリットと言えるでしょう。
○デメリット
応募者が集まりにくい。
デメリットとしてはやはり応募者が集まりにくいことでしょう。
基本的には応募者からの連絡をただ待つ形になってしまうからです。なるべく早くライターを募集したい場合は自社HP以外で募集することをオススメします。
クラウドソーシング
他にも予算をなるべく抑えたいという人にはクラウドソーシングを利用することをお勧めします。クラウドソーシングとは、企業がインターネット上で不特定多数の人々に対して業務の一部を依頼するサービスのことです。
○メリット
・低予算でライターの募集ができる
・自社にはいない専門的なスキルをもった人材を探すことができる
最大のメリットは、低予算で自分達が採用したいライターにアプローチをできることです。自社HPでの採用とは異なり、自分達から不特定多数の人に連絡が取れるので、良いライターを見つけられる可能性が高くなります。
○デメリット
・良いライターを見つけるのに時間と手間がかかる可能性がある
・継続交渉がうまくいかない可能性がある
クラウドソーシングを利用するデメリットは、予算がかかりにくい分時間と手間がかかってしまうことです。不特定多数の人に依頼する中で良いライターを見つけ出すことは簡単ではありません。また、条件が悪いと継続を断られてしまったりすることもあり結果的にコストがかかってしまうこともあります。クラウドソーシングを利用する際は必ずテストワークを行い、スキルを確認することと契約などに関して事前のすり合わせを徹底することを忘れないようにしましょう。
おすすめのクラウドソーシングサービス3選
1.クラウドワークス
1番のおすすめはクラウドワークスです。ライターに関する仕事でも様々な種類が募集されており、案件数もtopクラスです。多くの案件が募集されていることから、ライターも多く登録されているのですぐにライターを見つけることができます。
2.ランサーズ
ランサーズのおすすめポイントは料金プランによって質の高いライターのみをフィルタリングできるところです。もちろん無料のプランもあるので、なるべく安価にライターに記事の依頼をしたい人は無料プランを利用してみましょう。
3.シュフティ
3つ目のおすすめクラウドソーシングはシュフティです。シュフティは在宅で働くことのできる主婦と企業をマッチングさせることを目的に作られたサービスです。ライターの登録数はクラウドワークスとランサーズよりは少ないですが、専門性の高い主婦ライターの方も多数登録していることに特徴があります。
SNS・ブログ
続いては個人のSNS・ブログ経由でライターに記事の執筆を依頼する方法です。
○メリット
・求めたライティングスキルを有した人にアプローチできる
・募集時に金銭的なコストがかからない
事前にブログの記事等を読むことができるので、スキル面での心配はないでしょう。また、契約が発生するまで金銭的なコストがかからないのもメリットです。
○デメリット
・依頼を断られる可能性が高く時間がかかる
・トラブルになる可能性がある
デメリットとしては、時間的なコストがかかることです。一人ずつ記事を確認し依頼をするのは時間がかかりますし、ライターとしての依頼を受けてくれるとも限りません。
また、クラウドソーシングとは異なり、完全な個人との契約になるので、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。事前の秘密保持契約(NDA)を結んでおくことなどは徹底しましょう。
専門会社への外注
最後にご紹介するのは専門会社に外注する方法です。
○メリット
・安定して質の高い記事を書いてもらうことができる
・幅広い範囲の業務を依頼することが可能になる
・継続的な契約が可能になる
専門性の高いライターによって、自社の社員では執筆できないような品質の高い記事を安定して執筆してもらうことができます。また、SEO対策全般などのより幅広い業務を依頼することも可能でしょう。さらに、個人との契約ではなく会社との契約になるので、長期的に契約をすることも可能になります。
○デメリット
・費用が高額になる
最大のデメリットは費用が高額になってしまうことです。良い記事を執筆したとしてもそれが成果に繋がらなければ費用対効果が悪くなってしまいます。
外注をする目的や予算によって、どのような方法でライターに記事作成を依頼するかは変わってくると思いますので、しっかりと優先順位を明確にした上でライターを探してみましょう。
依頼時に必ず伝えておくべきこと
では次に、記事作成を依頼する際に具体的に伝えておくべきことに関して説明します。想定していた記事と違う内容の記事になってしまうと修正に時間がかかってしまい非常に勿体無いので気をつけましょう。
伝えておくべきことの内容に関しては、
1.全体概要
2.記事内容
3.その他レギュレーション
この3つに分けて細かく説明していきます。
これらは最低限用意していきましょう。
全体概要
まずは全体概要を伝えましょう。
どういったコンテンツを提供しているメディアか、想定ターゲット層はどのような人たちなのか、記事作成を依頼している背景など、SEO対策を行う上で重要である情報はなるべく漏らさずに伝えておくことが大事です。また、最終的にどういったCVを想定しているかも伝えることで方向性がそれないようにしましょう。
記事内容
全体概要の説明が完了した後は、具体的な記事作成の内容に関する説明を行います。
今回は記事の内容に関して伝えておくべきことを紹介します。
構成案
記事作成の骨組みとなる記事構成案を、記事を依頼する際に作成しておきましょう。
タイトルと見出しをこちらが作成しておくことによって、お互いの認識の齟齬をなくすことや記事の納品までのスピード短縮につながります。
KW
記事の想定KWを指定しておきましょう。KWの選定方法に関しては、想定ターゲットが検索をするようなKWかを事前に確認した上で、サーチコンソールやahrefsのような分析ツールを用いてきちんとKWボリューム(KWがインターネット上で検索された数)が多いかを確認しましょう。
サーチコンソール
ahrefs
文字数
最後に文字数の指定も行いましょう。
一般的に文字数は多い方がSEOに有利と言われていることから、2,000文字以上は最低でも欲しいところです。専門的なものですと5,000文字からが多くなります。ただ、予算やライターさんの都合もあると思いますので、依頼する際に必ず話し合っておきましょう。
その他
全体概要や記事内容以外の部分についても説明を行います。
表記ルール
全てのライターさんに対して表記ルールを統一することは非常に大切です。
記事によって記事中で使われる表記が異なると、全体感がなく読みづらいメディアになってしまうからです。
ここでは統一しておくべき表記ルールの一部をご紹介します。
○全角、半角の統一(数字・アルファベットの表記も含む)
○トンマナの統一(です・ます調、だ・である調)
○改行ルールの統一(どのタイミングで行を変えるか)
○装飾ルールの統一(!や「」の使用方法)
○NGワードや使用禁止語句の設定
納期
記事の納品納期も依頼をする際に設定しましょう。ここで注意しておくべきなのは、記事修正を見据えた上での納期設定を行うことです。記事制作の流れとして
記事納品⇨記事検収⇨記事修正⇨記事検収⇨記事公開
と基本的にはなると思いますので、記事の公開予定日から逆算して、記事修正の期間を踏まえた上で記事の納期の設定を行なっておきましょう。
報酬設計
ライターの方に対しての報酬設計も話し合っておきましょう。
一般的にライターの方への報酬形式は3つあると言われています。
1.文字単価
2.記事単価
3.時給単価
文字単価
文字単価とは1文字ごとに単価を設定する形式で、記事の合計文字数×文字単価がライターへの報酬として支払われます。
単価の相場としては、一般的なライターであれば1-2円程度ですが有名なライターとなると、5-10円とかなり高額になってきます。文字単価であればライターのレベルや文字数に幅に合わせて報酬額を設定できることが魅力です。
記事単価
記事単価とは事前に1記事あたりの報酬を決めておく形式で、執筆が完了した記事×記事単価がライターへの報酬として支払われます。クオリティの高い記事の執筆をまとめて依頼したい際に便利なので、中級以上のライターに依頼する際によく使われる報酬形式です。
時給単価
時給単価とはアルバイトのように時給で報酬を決めておく形式で、記事作成時間×時給がライターさんへの報酬として支払われます。ただ、記事の内容やライター自身の能力に大きく影響されるため、あまりこの報酬形式は使われていません。
契約時の注意点
最後に契約時の注意するべき点に関しての説明を行います。
1.双方が納得した上での契約となっているか
ライターと契約を行う際に、報酬制度や業務内容がきちんと明確になった上で双方が納得しているかを確認しましょう。法律的な観点も入ってくるので、契約における法律上の問題かないかの確認は不可欠です。
2.著作権や著作物の権利が明記されているか
ライターに記事の作成を依頼する場合、著作権や著作物に関する権利は依頼者側が有する場合がほとんどです。権利に関するトラブルに巻き込まれないためにも記事の権利に関しては契約時に明記しておきましょう。
3.秘密保持契約(NDA)は締結されているか
ライターに記事を依頼する際に、企業の内部情報や個人情報を一部公開することになると思います。仮にそのような内部情報が流出してしまった際には賠償責任などが発生する可能性もあります。事前に秘密保持契約(NDA)を必ず結び、情報公開の制限や責任の所在を明確にしておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は記事では優秀なライターの見つけ方から実際の依頼時の注意点など、ライターに記事の外注を成功させるためのポイントを細かく解説していきました。
ライターに記事の作成を一つ依頼するだけでも、事前準備の方法や優秀なライターの実際の見つけ方、記事作成依頼時の注意点など非常に多くの抑えなくてはいけないポイントがあります。
ライターに記事の作成依頼する際にするべきことをきちんと理解し、SEO対策を成功させましょう。
malna株式会社のオウンドメディア運用代行
とはいえ、オウンドメディアを運用したことのない方にとっては、何から始めればよいか、どのように運用したらよいかわからない方も多いと思います。
malna株式会社では、総合的なwebマーケティング支援を行っています。20代の若手社員を中心に世の中のトレンドをいち早く掴み、過去の多様な業種へのコンサルティング支援の経験を活かした幅広いサービスを展開しています。スピーディかつ本質的な成果にコミットし、貴社の利益に貢献いたします。
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