2022.07.05

SEO

SEOのおすすめツールは?選び方もあわせて解説

SEOツールとは

SEOツールとは、サイトを検索上位に表示するために有効な情報収集やSEO対策を支援することを目的とした調査・分析ツールです。

また、SEOツールにも多くの種類があり、各ツールによってさまざまな対策効果や正しい使用目的があるため、各ツールの特徴をおさえることで成果にも大きく影響します。

SEOツールを最大限に活用するためにも、SEOツールの分類や特徴を理解し、運用中のメディアに役立てましょう。

SEOの内部対策関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください

SEOの内部対策は何をしたらいい?10個のポイントを徹底解説!

SEOツールの分類と特徴

対策内容や利用目的などによって、種類が豊富なSEOツール。

自社のコンテンツに有効な施策を正しく判断するためには、SEOツールごとの分類や特徴をおさえておく必要があります。

また、SEOツールについて理解しておくことで、自社サイトの成長計画やコンテンツの最終目標も立てやすくなり、サイト運用に限らず自社コンテンツ全体を通した集客の手助けになるはずです。

下記で分類や特徴について詳しく解説します。

アクセス解析

対策内容サイト訪問者の情報を数値化・分析する
使用目的CVを増やすため改善点を見つける
期待効果CVの増加

アクセス解析とは、サイトのCV(コンバージョン)を増加させるために、サイトを訪問したユーザーの情報を数値化して分析するSEO対策です。

CV(コンバージョン)とは、Webマーケティングによる成果を意味しており、潜在顧客から見込み顧客へ転換することを指します。

つまり、サイトを訪問したユーザーがサイト運営者の望む行動をすることです。

例として、自社サイトに商品・サービスの広告リンクを掲載し、サイト訪問者が自社サイトの広告リンクを経由して商品・サービスを購入した場合はCVを達成したということになります。

このCV達成を増やすための改善点を見つけるために行うSEO対策がアクセス解析です。

アクセス解析ツールを使用することで、サイト訪問者の年齢や性別などの情報や自社サイトを訪問した経緯、過去のCV経験などを分析し抽出します。

アクセス解析ツールからの分析結果を利用し、自社サイトのCV数を上げるための課題・改善点を、迅速かつ正確に見つけることができるはずです。

検索順位チェック

対策内容検索順位を測定、記録する
使用目的自社サイトの検索順位を知る
期待効果SEO対策の効果を検証できる

検索順位チェックツールは、検索エンジン内において自社サイトの検索順位を測定し、記録します。

Webサイトの検索順位は常に変動しているため、一定期間中で自社サイトの記事が上位表示されていても、後に順位が下がってしまい、クリック率やCV率が気づかないうちに落ちているというケースも起こりうるのです。

そのため、サイトの記事公開後も定期的に自社サイトの検索順位のチェックを欠かさず、場合によっては検索上位の競合サイトを超えるために、上位表示の記事を研究し、自社サイトの記事をリライトする必要があります。

そして、自社サイトの検索順位の分析をかんたんにするのが、検索順位チェックツールです。

検索順位チェックツールであれば、時間をかけずに自社サイトの検索順位がどのくらいであるかを確認でき、順位を上げるために競合との違いや検索推移の変化による評価傾向などをつかみ、有効なSEO対策を考えるための時間コストを削減できます。

キーワード選定

対策内容検索キーワードの情報を調査する
使用目的SEO対策に最適なキーワードを知る
期待効果サイトを上位表示させやすくする

キーワード選定ツールは、サイト記事のタイトルに使用するキーワードの検索ボリュームなどを調査するSEOツールです。

良質な記事を作成することは検索上位表示を狙うために必要なことですが、キーワード選定はユーザーの検索結果やコンテンツの方向性などに関わる、記事の内容よりも重要な工程です。

いくら記事の内容が良くても、ユーザーが検索しないキーワードを使用してしまうと、そもそも記事がユーザーの検索結果に表示されません。

また、検索ボリュームが多いからといって、安直に選んだキーワードでも、競合が強すぎて自社サイトの記事が上位表示できない可能性も高いのです。

キーワード選定ツールを使用することで、短時間でSEO対策に有効かつ競合の少ない有利なキーワードを探し、自社サイトの記事を上位表示するために役立ちます。

内部診断

対策内容内部対策やコンテンツを分析する
使用目的内部対策やコンテンツに最適な施策を知る
期待効果検索エンジンから良いコンテンツと判断される

内部診断ツールは、検索エンジンから良い評価を得るための内部SEOを支援するSEOツールです。

内部SEOとは、検索ページの内部構造に対して施策をするもので、ユーザーではなく検索エンジンから良い評価を得ることで自社サイトを上位表示させやすくするSEO対策を指します。

内部診断ツールの対策内容としては、自社サイトの記事を内部SEOスコアとして数値化し、上位表示されている競合サイトと比較するものです。

競合と比較したときにスコアが低ければ改善の余地があり、分析結果を参考に施策を考えることができるため、有効な施策を考えやすく、使い方もシンプルでわかりやすいという利点があります。

SEO対策において、コンテンツの質を上げることはもちろん重要です。

ただ、コンテンツSEOの効果を最大限に引き上げるため、内部SEO対策をおさえておく必要があります。

内部SEO対策を正確にするため、内部診断ツールは初期段階から運用することをおすすめします。

被リンクチェック

対策内容自社サイトの被リンク状況を調査する
使用目的自社サイトの被リンクを整理する
期待効果検索エンジンからサイト自体に良い評価を得ることができる

被リンクチェックツールは、自社サイトにおける被リンクの状況を調査するツールです。

被リンクとは、他サイトから引用といった形で設置されたリンクのことで、良質なものであればSEO対策効果を期待できます。

多くあるケースとして、自社のサイト記事を閲覧したユーザーが内容を参考にし、ブログなどにリンク付きで掲載してくれるということがあります。

引用や出典として扱われ、自社サイトにとっての被リンクになります。

被リンクは、良質なものであれば自社サイトの評価を上げてくれますが、スパムリンクなどの低品質な被リンクであればサイトの評価を下げてしまうのです。

被リンクチェックツールを使用することで、良質な被リンクと低品質な被リンクを可視化し、整理できるためSEOの外部対策に役立ちます。

SEOツールの選び方

SEOツールをただやみくもに使用していても、最大限に効果を発揮させるには至らないはずです。

検索エンジンと互換性のあるものや、同系列のSEOツールなど、ツールの選び方次第でさらに効果を発揮できるものもあるため、以下の項目を参考にしてみてはいかがでしょうか?

機能の使いやすさ

SEOツールに限らず、機能面での使いやすさは重視しておくと良いでしょう。

社内でスムーズに仕事を進めるため、ツールに同時接続しても問題がないか、接続人数に制限が設けられてないかなど、効率良く利用するためにSEOツール導入前に確認しておくことも重要です。

また、データの取得のしやすさ、他ツールとの互換性なども確認しておき、ツールを複合して利用した場合の利用効果も考えておくことで、ツールの機能をさらに引き出すことができます。

SEOツールを選ぶ際は、機能の使いやすさを事前に検討し、導入後スムーズな運用を目指しましょう。

利用目的を明確にする

SEO対策は、外部対策や内部対策、コンテンツSEO対策など、対策内容や利用目的がそれぞれで異なります。

現状で、どんなSEO対策が必要なのか、最終目標を達成するにはどのような運用をすべきか、その時々によって利用目的を明確にすることがSEOツールを最大限に活用するためのポイントです。

まずは、自社コンテンツの最終目標、必要なSEO対策と、ツールに求める機能を考えることが必要です。

その後、対策内容を段階ごとに区切り、その時々で必要なツールを検討することで、緻密なSEO対策につながります。

現状の対策段階に合ったツールを活用するために、利用目的は明確にしておきましょう。

レポート作成の難易度で選ぶ

SEOツールで分析後、必要なレポート形式でかんたんに出力できるかも確認しましょう。

アクセス解析や検索順位チェックツールなどは定期的に使用するため、かんたんにレポートに出力できればストレスも少なく済むはずです。

SEOツールの効果を上げるためのポイント

自社サイトに合ったSEOツールを選ぶことができれば、自社サイトを上位表示させるのに非常に役立ちます。

しかし、効果を最大限に引き上げるために、注意すべきポイントがあるため、以下を参考に運用することをおすすめします。

目標を明確にする

SEOツールを使用する前の段階で、自社コンテンツの最終目標を明確にしておきましょう。

特に、SEOツールを使用する目的と予算を明確にし、アクセス数や売上などを具体性をもって定めておくことが重要です。

目的と予算を具体的に定めておくことで、最終目標を達成するまでの必要なツールや予算などが立てやすくなります。

目標とするコンテンツを作成するまでの逆算ができるということです。

目標までの逆算ができていれば、段階ごとに必要なSEOツールも考えやすくなるはずです。

SEOツールを選ぶ際には、最終目標を明確にしておきましょう。

長期での施策として考える

SEO対策はすぐに成果がでることは少ないため、現状の対策に不安に思うこともあるはずです。

しかし、途中で施策をやめてしまうとこれまでかけてきたリソースや費用を無駄にしてしまいます。

そのため、前項で解説したように最終目標を明確にし、達成するまでの道筋を逆算しておくことが重要です。

おすすめのSEOツール

Googleアナリティクス

Google公式のアクセス解析ツールです。

無料でありながらGoogleと互換性があり、解析能力が強力であることから、多くのWeb製作者に利用されています。

GoogleSearchConsole

Googleアナリティクスと併用してサイトの分析に利用されることが多いGoogle公式のSEOツールです。

アクセス解析をはじめとし、内部・外部対策にも活用できます。

他のGoogle公式SEOツール同様、無料で使用できます。

GoogleTrends

Google公式のキーワード選定ツールです。

キーワードの検索推移や急上昇ワードを調査でき、地域を指定した分析もできるため、コンテンツの市場を絞ったマーケティング戦略も可能です。

こちらも他のGoogle公式ツール同様に無理で使用できます。

ラッコキーワード

言わずと知れた有名キーワード選定ツールです。

有料コースもありますが、無料コースでもキーワード選定に関する機能が充実しており、手軽さが魅力です。

Light House

Google公式の内部診断ツールです。

調査したい記事上で使用することで、サイトの内部SEOスコアを表示してくれます。

加えて、SEO対策に有効な改善点までリストアップしてくれるため、無料で使える上に心強いSEOツールです。

ANATOMY

内部SEO対策に強い分析ツールです。

検索順位や検索キーワード、内部リンクやhタグなど内部SEO対策に役立つ情報を詳しく分析できます。

アクセス解析ツールの機能もついていて、月額1万円から始めることができるため、非常にお得なSEOツールです。

Majestic SEO

被リンクチェックツールの部類で、サイトの被リンク数や質、参照されたドメインなどを調査できます。

機能が被リンクチェックのみであるため、月額5千~4万円と他の被リンクチェックツールに比べて価格は控えめです。

また、日本語対応をしているという点においても使いやすく、おすすめのSEOツールです。

MOZ

競合分析と被リンクチェックツールを統合したSEOツールです。

加えて、キーワード選定や内部対策も同時に行うことができるため、幅広い対策範囲が魅力です。

費用はキーワード選定などの一部機能が無料で、月額1万~6万円ほどで使用できます。

MIERUKA

内部対策に加え、キーワード選定、コピペチェック、アクセス解析まで兼ね備えた万能ツールです。

さまざまな対策範囲をカバーしてくれるため、自社コンテンツにおける施策を、総合的に支えてくれます。

初期費用は10万円、サイト規模に応じて月額10・20万円と料金をカスタマイズできます。

Emma Tools

内部・外部対策やキーワード選定、アクセス解析を統合したツールです。

サイトの初期段階で必要な対策から、ある程度成長した段階で取り組むべき改善点の調査がかんたんにでき、長期で使用することによりコンテンツの成長に大きく貢献します。

価格は、約6万円のプランと10万円のプランで2種類です。

TACT SEO

競合分析・内部対策に優れたSEOツールです。

競合サイトの調査、自社コンテンツの改善点を自動抽出できるため、導入によって分析業務が効率化されます。

活用方法のレクチャーやコンサルティングなどのサービスも充実しており、月額5万円~と費用対効果も高いのが魅力です。

GRC

GoogleSearchConsoleを改良したツールとされており、指定したリンクの検索順位をリアルタイムで調査できます。

また、Google以外にもYahooやBingなどの検索エンジンにも対応しており、範囲の広さとリアルタイムで順位を確認できる点が魅力です。

無料でも使用できますが、機能によって年4千円~2万円ほどです。

Similar Web

競合サイトのアクセス情報や流入チャネルなどを解析する競合分析ツールです。

競合の施策を数値化して分析することで、結果をもとに自社サイトの改善点などを見つけることができます。

価格はサイト規模によって異なります。

DemandMetrics

競合分析に優れたツールで、競合サイトの調査に加え、成長中の競合サイトまで分析できるツールです。

また、自社サイトの順位や内部構造の評価や、指標・部署ごとのデータをレポート化できる機能がついていることから、データの分析が柔軟にできます。

料金は、公式ページによるお問い合わせが必要です。

Gyro-n

Googleなどの検索エンジンにとどまらず、InstagramなどのSNS運営の支援も可能な、幅広い市場に活用できるデジタルマーケティングツールです。

SEOから、ローカルなビジネス戦略であるMEOの対策もできることに加え、アカウント共有機能、メールアラート機能によって、チームによる運用で活用しやすいツールです。

料金は、月額千円~6万円ほどで、プランによって異なります。

tami-co

記事企画と執筆のサポート力がうりのSEO対策ツールです。

競合分析やニーズ調査、記事の企画支援など、コンテンツ作成のサポート機能が豊富なため、SEOの知見が浅くても上位表示を狙うことができるはずです。

無料トライアルが2週間用意されているため、トライアルを使用後に検討してみるのも良いでしょう。

6ヶ月更新で、約3万~11万円ほどです。

BULL

完全自動で検索順位をリアルタイムで取得してくれる検索順位チェックツールです。

GoogleやYahoo、Bingにも対応しています。

デバイスを起動させることなく検索順位を取得でき、複数のデバイスで取得結果を共有できます。

価格帯は、月額千円~1万5千円ほどと、すこし幅があります。

SEOマスターProfessional

サイトのリンクとキーワードを入力し、内部対策の分析ができるSEOツールです。

内部対策の評価は100項目にもわたり、分析結果をもとにツール内で改善点の修正が可能です。

さらに、セミナー等のサポートも充実していることに加え、日本製のツールであるため、安心して使用できます。

Ahrefs

検索順位チェック・競合分析ツールとして安価で利用できるのが魅力のSEOツールです。

競合分析や検索順位の取得、検索ワードの順位などを調査できます。

検索ワードが急降下していないかなどを確認し、記事作成前にキーワードの市場をある程度絞っておくことで、検索による顧客の流入を増やすことが期待できます。

価格は、約1万円からとリーズナブルですが、10万円ほどの高パフォーマンスプランもあります。

共起語検索

指定したキーワードとあわせて使用される確率が高いワードを検索するツールです。

共起語をコンテンツに使用することで、検索によって自社サイトがヒットする確率を上げることができます。

他にも共起語検索ツールは存在しますが、こちらのツールは無料で使えます。

影武者

自社サイトの記事が他サイトに盗用されてないかを確認するコピペチェックツールです。

他のメディアに盗用されてないかの確認や、外注した記事が他サイトを盗用したものでないかの確認にも利用されています。

価格帯は、機能によって4千円~5万円ほどです。

SEOツールを正しく活用して検索上位を目指そう

今回は、おすすめのSEOツールや選び方のポイントなどを解説しました。

SEOツールの理解を深めることにより、想定以上の効果を期待できます。

今回の記事を参考に、SEOツールごとの特徴をおさえ、着実に検索上位を目指しましょう。

malna株式会社のSEO対策代行

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
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