2022.10.10

SEO

SEOの競合分析のやり方とコツ!おすすめ分析ツール5選!

SEO対策において重要な作業はたくさんありますが、その中でも競合分析は特に重要な工程の1つです。ライバルを深く分析することで戦略を考え、より効率的に集客力を伸ばすことができます。

競合分析をして、競合と似たような記事を作成することは一見順位が上がるかもしれません。しかしそれでは自社サイトの独自性も生まれませんし、それは本質的なSEO対策ではありません。ユーザーの求める内容は何なのか、独自性のあるコンテンツを作成するにはどうしたらいいのかをよく考える必要があります。

その上、この記事では自社コンテンツを作成する際に必須となる「競合分析の概要」や「具体的なステップ」、そして「おすすめの分析ツール」について、詳しく解説していきます。

競合のコンテンツを分析するステップを具体的に紹介していますので、是非参考にしてみてください。

SEO対策における競合分析とは?

まずは競合分析というワードが何を示すのかという、原点からお伝えします。ワードそのものを理解したうえで、具体的な対策法を学びましょう。

競合分析とは?

競合分析とは、自社の競合となる施策を調査し自社の施策に活用することです。

扱うジャンルや、ターゲット、サイトの構造や記事内容など、競合メディアを構成するものを比較・分析していきます。

SEOにおける競合分析では、競合が提供するコンテンツを分析することが特に重要です。

例えばSEOのキーワードに対する競合分析では、「該当のキーワードに対して、どれくらいの数の競合サイトがあり、それぞれのサイトのパワーはどれくらいで、参入の難易度がどれくらい難しいのか」を分析することです。端的に言えば「参入を考えているキーワードで上位表示されるための難易度の調査」です。

新しいコンテンツを作成して、特定のキーワードを狙う場合、既に存在している競合から、ユーザーを奪わなければいけないため、競合分析が必須です。当然ながら強力な企業サイトなどが多く参入しているキーワードは、参入の難易度が高くなり、それだけ工数も多くかけて取り組む必要があります。事前に競合の難易度を測ることで、制作するコンテンツの内容や方針、そしてかける工数などが変わってきます。

競合分析をする際のポイント

競合分析をする際のポイントは、「競合の難易度と検索ボリュームのバランスを考える」こと。

競合があまり強力でなく、参入障壁が低かったとしても、検索ボリュームが少なければ集客効果は薄いです。逆に検索ボリュームがとても大きくても、競合が強力すぎて上位に上がってくることができなければ、ユーザーの目に触れることも少なくなります。競合の数やパワーと検索ボリュームの両面から、狙うキーワードを決めるようにしましょう。

運営しているサイトのドメインパワーや被リンク数、平均順位などは常に確認しておき、評価が上がっていくにつれて、検索ボリュームの大きいワードにも積極的に挑戦すると良いでしょう。検索ボリュームの大きいワードは上位表示の難易度も高いですが、上位表示されれば多くのユーザーを集客することができます。

SEO対策における競合分析の具体的な3つのステップ

実際に競合分析を行う際に、どのようなステップを踏んでいくものなのでしょうか。下記の3つのステップに沿って競合分析を行っていくのがおすすめです。

キーワードをピックアップ

まずは狙うキーワードの候補を、いくつかピックアップします。ターゲットとなるユーザーや届けたいコンテンツをもとに作成するコンテンツを考え、キーワードを複数挙げていきます。例えば「マーケティングツールを利用してもらいたい」→「SEO対策に悩んでいる方を集客したい」→「SEO対策 取り組み方」といった流れで、ゴールから逆算してキーワードを挙げていきます。

キーワード選定に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください

SEOキーワードを選定する方法とおすすめのツール4選

キーワードのボリュームや難易度を調査

ツールを使って、ピックアップしたキーワードのボリュームや上位表示の難易度を分析します。キーワードの検索ボリュームと、上位表示のための難易度の両方を考慮したうえで、実際にコンテンツを作るキーワードを抜粋します。具体的には検索ボリュームが月間で1,000以上であれば、需要は高いワードといえるでしょう。10,000以上のボリュームとなれば、ビッグワードとなり上位表示できれば、とても多くのユーザーの集客を期待できます。自分の運営するサイトの現時点でのパワーを考慮したうえで、キーワードを選定することが大切です。

競合サイトのコンテンツを調査

狙うキーワードで上位表示されているサイトが、どのようなコンテンツを作っているかを分析します。主に下記の3点を中心に分析しましょう。

  • コンテンツの文字数
  • 上位コンテンツの共通点
  • 各コンテンツに不足しているもの

コンテンツの文字数は直接的に、検索順位には影響を及ぼさないと言われています。しかしユーザーが必要な情報を提供するためには、どれくらいのボリュームが必要なのかという目安の1つになります。冗長になってしまうことは避けなければいけませんが、必要な情報は網羅しなければいけません。また作成するコンテンツの文字数を先に決めることで、作成にかかる工数の推定にも効果的です。

また上位コンテンツは、検索エンジンから高く評価されているため、それらの共通点を分析することも重要です。特に「どのような見出しタグが使われているか」、「文字数のボリュームはどれくらいか」、「共通で利用されているワードは無いか」といった点はすぐに取り入れやすいので確認しておきましょう。共通している部分は可能な限り網羅して、コンテンツを作成することが大切です。

そして競合サイトの順位をこれから抜いていくためにも、既存のコンテンツに足りない部分を補うことも求められます。既存のコンテンツと同じような内容は求められおらず、新たに作成する必要のないコンテンツになってしまうでしょう。既に上位表示されているコンテンツに足りていない部分を分析し、さらに価値の高い発信ができるように心がけてください。

競合分析を既存コンテンツに活かすには?

ここまで新規でコンテンツを作る際の、競合分析についてお伝えしました。

一方、既存のコンテンツの検索順位を上げるためにも、競合分析はとても重要です。

リライトで伸ばしやすいコンテンツを絞り込む

これまで制作したコンテンツや記事の中から、まずはリライトで順位を上げられる可能性が高いものから、優先的に修正していきます。

既存の記事の検索順位をリサーチし、思うように検索順位が伸びていないものをピックアップしましょう。検索表示1ページ目に表示されない11~20位の記事を優先しましょう。

そして競合分析ツールを活用し、キーワードの難易度や競合サイトのパワーを分析したうえで、伸ばせる見込みが高いものから手を加えていきましょう。

上位表示されているページと比較して弱点を分析

上位表示されているページと自分のページを比較し、足りない部分をリストアップしていきます。

前提、記事の専門性を高めるためにも、専門家が専門的な知識を基に執筆した独自コンテンツを作成することが望ましいです。

ドメインパワーなどにそこまで大きな差がなく、順位に差がついているという事は、コンテンツの中身の評価が低い可能性が高いです。不足している内容を補うことはもちろん、さらに付加価値を付けたページとなるように、リライトに取り組みましょう。

順位のチェックとリライトは継続的に行う

検索順位は日々変動するもので、一度高い順位を取っても、そこから落ちてしまうことは珍しい事ではありません。そのため各コンテンツの検索順位は定期的にチェックを行い、順位が下がってしまったものについては、リライトを行うようにしましょう。

Google検索エンジンのアルゴリズムの変更により、上位表示されるページの傾向は変わっていきます。そのため一度リライトをして順位が上がっても、また下がってしまう場合もあります。上位表示されているページの傾向も定期的にチェックし、現時点で評価されるために必要な要素と、自分のコンテンツで不足している部分を常に調査しなければいけません。サイトの運営を続ける限りは、順位のチェックとリライトは半永久的に続けていかなければいけないということです。

SEO対策における競合分析に有効なツール3選

競合分析の際にはツールを使って、キーワードの検索ボリュームや競合のパワーを分析することが大切です。下記の3つのツールが特におすすめであるため、詳しく解説していきます。

鉄板ツールの「Googleキーワードプランナー」

https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

競合分析するうえで最も有名なツールは、「Googleキーワードプランナー」。Googleが提供しているツールであるため、信頼性がとても高いです。各キーワードの検索ボリュームに加えて、上位表示するための難易度もリサーチすることができます。また広告を入港した際の単価も確認できるため、キーワードのビジネスとの相関のリサーチにもつながるでしょう。

関連語を数多くリサーチできる「Ahrefs」

https://ahrefs.com/ja

AhrefsもGoogleキーワードプランナーと同様に、キーワードのボリュームや難易度をリサーチできるツールです。Ahrefsは世界最高水準のSEO分析ツールと称され、企業を中心としたデジタルマーケティングの担当者が利用しています。Ahrefs内の「キーワードエクスプローラー」というツールで、競合分析ができます。

1つのワードに対して、何千という数の関連語や共起語をリストアップしてくれます。キーワード単体では上位表示ができなくても、関連語や共起語を含めることで、難易度を下げることができます。ボリュームが大きく難易度が低い関連語や共起語を、上手く活用するようにしましょう。

世界的にも有名な「Moz Rank Checker」

https://moz.com/

Moz Rank Checkerは米国企業が運営する、世界的にも有名で信頼性の高い分析ツール。Keyword Explorerでは各キーワードの検索ボリュームや難易度だけでなく、「キーワード攻略の優先度」が表示されます。ボリュームや難易度などを総合的に評価して、該当のキーワードが狙うべきものなのかを、数値で表してくれるものです。どのキーワードを狙うか迷うことが多い方は、ぜひ活用してみてください。

競合サイトのランクを分析するおすすめツール3選

ここまではキーワードの観点から、競合分析をするツールをお伝えしました。これからご紹介するツールは、「競合サイトがどれくらい強力なのか」を分析するツールです。上位表示されているページやサイトの強さをより深く分析し、狙うキーワードを決定していきましょう。

競合サイトを丸裸にできる「SimilarWeb」

SimilarWebはイスラエルの企業が開発した分析ツールで、競合サイトのアクセス数や流入ワードなど、様々なデータを分析することが可能。例えばこれから参入するか迷っているキーワードで、上位表示されているサイトをSimilarWebで分析します。すると各サイトの総アクセス数を確認できるため、どれくらいの規模のサイトなのかがわかります。自分が運営するサイトと比較し、まだ力が足りないようであれば、よりニッチなワードから攻めていくなど戦略を立てられるでしょう。

無料版と有料版があり、無料版では機能には制限があるものの、分析できるデータは少なくありません。まずは無料版を使用し、必要に応じて有料版にアップグレードすると良いでしょう。

競合サイトの力を可視化できる「パワーランクチェックツール」

競合サイトの持つパワーを、「ドメインパワー」という指標で可視化できるツール。以前は「Googleページランク」という指標があり、各サイトのパワーを簡単に確認することができました。しかし2016年4月に、Googleページランクをユーザーが確認することができなくなり、競合サイトの分析のハードルが高くなりました。

「パワーランクチェックツール」はGoogleページランクに類似しており、パワーランクという指標でドメインを100点満点で評価します。自分のドメインと、上位表示されている競合サイトのドメインパワーを比較した際に、パワーに差があるほど、上位表示の難易度が高くなります。

総合的なドメインパワーに加えて、ドメインエイジや被リンクの数や質など、様々な観点から分析が可能です。ライバルサイトと比較して自分の運営するサイトに足りない部分を明確にし、補強する取り組みにも効果的です。

「Moz Rank Checker」は競合分析にも有効

Moz Rank Checkerはキーワード分析だけでなく、競合サイトのパワーを分析する際にも有効なツールです。「link explorer」というツールでは、競合サイトのパワーを「Page Authority」や「Domain Authority」で確認できます。また各サイトのバックリンクも調査できるため、より深く競合の調査が可能です。狙うキーワードで上位表示されているサイトと、自分で運営するサイトとの比較を行い、参入への判断材料とすると良いでしょう。

SEO対策における競合分析の解説まとめ

ここまでお伝えした通り、自分の運営するサイトの持つパワーを理解したうえで、上位表示が見込めるキーワードを狙ってコンテンツを作成していくことがとても大切です。

キーワード分析ツールや、競合サイトの分析ツールを活用していきましょう。また順位は常に変動するものであり、定期的な順位のチェックや競合調査、リライトもとても重要な作業になります。サイトの運営を続ける限り、継続的に取り組みましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

malna株式会社のSEO対策代行

とはいえ、

「自社ブログを運営したいけど、初心者だから心配…」
「競合が強そうだし、一から自分で作成するのは難しそうだな…」

とお悩みの方もいらっしゃるはず。

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
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