2023.07.27

SEO

SEOのリライト方法!検索順位を効果的に高める手法解説

「SEO対策を始めたけど、記事の検索順位が思ったより上がらない」

この場合、記事のリライトを行う必要があります。しかし、具体的なリライトのやり方が分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、リライトする記事の選び方や具体的なリライト方法までわかりやすく解説しています。

10分ほどで読めますので、ぜひ皆様のSEO対策に役立ててください!

SEOリライトとは?

リライトは、既存のウェブコンテンツを改良し、検索エンジン最適化(SEO)を強化するテクニックです。リライトは「書き直す」という意味がありますが、SEOにおいては、記事の加筆修正だけでなく、サイト内部の改善など、検索順位をあげるための方法全般を意味します。

リライトはなぜ必要なのか?

2つの観点から、SEOでリライトが求められる理由を解説します。

Googleアルゴリズムの変化

SEOでは、Googleなどの検索アルゴリズムに則って記事を執筆する必要があります。しかし、Googleアルゴリズムは絶えず変化しているため、一時期アルゴリズムにマッチしていても、アルゴリズムの改変により、検索順位が下がることがあります。

定期的にアルゴリズムの改変に対応していく必要があります。

検索意図や検索評価の変化

ユーザーは常に新しいコンテンツを求めています。

当時はユーザーの検索意図にマッチしたコンテンツだったとしても、時間が立つにつれ、ユーザーの検索ニーズとコンテンツのマッチ度が下がることがあります。

新しい記事を作るだけでなく、既存の記事を「メンテナンス」していく必要があります。

リライトすべき記事の選定方法

検索順位が低い記事

検索の際に、記事が上位の順位になっているか確認しましょう。意図していたよりも低い順位だった場合、リライトの対象にしましょう。

例えば、1ページ目に入るかどうか(検索順位8~12位の記事)が1つの基準になりえます。

それは、CTRというSEOの指標と関連があります。CTR(Click Through Rate)とはクリック率のことで、検索を行った際、記事の表示回数(インプレッション)に対して、検索ユーザーがクリックした割合を意味します。

例えば、100回表示された中でクリックされたのが1回の場合、CTR=1%になります。もちろん、高いほど多く読まれていることを意味するので、CTRの高さはSEOにおいて重要なパラメーターになります。

CTRに関する以下のデータを見てみましょう。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%

    

※引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

検索順位が1位と10位との間に、10倍以上のCTRの違いがあることが分かります。また10位から6位に上がるだけでも、約2倍インプレッションが増加することになります。

1ページ目に入るかどうかの検索順位の記事をリライトすることで、大きくクリック率を高めることができるのです。

検索順位を定期的に計測し、順位が下がってきている記事があれば、リライトを実施しCTRを改善しましょう。

検索順位は高いがCTR(クリック率)が低い記事

検索ボリュームが大きく、順位も比較的大きいものの、CTRが低い場合があります。このような場合は、ある程度Googleに記事が評価されているものの、ユーザーの興味を引くタイトルを付けられていない可能性があります。

Googleが発表している検索順位とCTRのバブルチャートについて見ていきましょう。

出典:Search Console のバブルチャートによるウェブサイトのパフォーマンスの最適化

バブルチャートとは、データの関連性とパターンを視覚的に把握するツールであり、SEOのリライトでも、どの記事を優先的にリライトすればいいか?を把握する上で、有用なツールになります。

上記のバブルチャートでは、横軸にCTR(クリック率)、縦軸に検索順位が設定されています。また、バブルのサイズは検索ボリュームを表しており、多くのユーザーに検索されるKWほどバブルのサイズが大きくなります。

これらを踏まえた上で、図をみてみましょう。

これらの記事は4つの象限に分けることができます。

検索順位とCTR(クリック率)の両方が高い

すでに良いパフォーマンスを発揮しているため、リライトの必要はありません。

検索順位が低くCTR(クリック率)が高い

ユーザーとの関連性が高いKWであると考えられます。ウェブサイトの平均的な検索順位より低くても、高いクリック率が得られます。本文のリライトを行い、検索KWを記事に含めましょう。

検索順位とクリック率の両方が低い

象限1, 4に比べリライトの優先度は低いです。全面的にリライトを行い、内容を大幅にみなおすか、記事削除またはno indexにしましょう。

掲載順位が高くクリック率が低い

象限2と同じくらい優先度が高いです。上位表示されているため、ユーザーの目に触れる機会は多く、トラフィックを増やすポテンシャルを秘めています。タイトル・ディスクリプションの見直しを行うことで、ユーザーの関心を引く施策を行いましょう。

リライトの実施

リライトする記事が選定できたら、実際にリライトを行っていきます。しかし、具体的にどのようにリライトを行えばいいのでしょうか?本セクションではリライトを行う際に、修正が必要な点を7つ解説します。

具体的には、

①対策キーワードをタイトルや見出しに含める
②内容をまとめたディスクプションの設定
③競合が含んでいるキーワード・コンテンツを追加
④文字数を十分にする
⑤オリジナルコンテンツの追加
⑥内部リンクの設定

になります。

対策キーワードをタイトルや見出しに含める

適切なキーワードをタイトルや見出しに含めているか確認しましょう。例えば、「SEO リライト」という検索KWで記事執筆を行ったのに関わらず、タイトルや見出しに「SEO」や「リライト」が入っていない場合、設定した検索KWとの関連が薄い記事と判断されます。ユーザーの検索意図を反映したキーワードを選択することが肝心です。

内容をまとめたディスクプションの設定

ディスクリプションは、ページの概要や要約を記したHTML形式のテキストでメタタグの一つで、検索結果のタイトルの下部分に出てくるテキストのことを指します。

ユーザーの関心を刺激し、記事に興味を持たせる効果があります。ディスクリプションを設定していない場合は、設定するようにしましょう。また、PCでは120字前後、モバイルでは50字前後が、見切れない文字数と言われているため、長すぎる場合はリライトを行いましょう。

 ディスクリプション例

競合が含んでいるキーワード・コンテンツを追加

競合のウェブサイトを分析し、彼らがどのようなキーワードやコンテンツを含んでいるかを把握することも重要なリライト手法です。もし自分の記事が競合と比較して不足している場合は、追記することで網羅性が高く評価されやすくなります。ただし、競合のコピーではなく、ユーザーのニーズを満たす独自の価値を提供することが必要です。

文字数を十分にする

SEOリライトの際には、文字数にも注意が必要です。十分な文字数は検索エンジンにより詳細なコンテンツを提供し、より豊富な情報をユーザーに提供するため、良い評価を受けやすくなります。基本的には、競合記事よりも文字数が少ない場合は、必要な項目を追加し、文字数を増やしましょう。

しかし、必要のない情報を追記して文字数を冗長に増やすと読者が飽きてしまうため、どの情報を追加すべきかを分析を行いましょう。

オリジナルコンテンツの追加

オリジナルのコンテンツとは、体験・経験・調査結果など独自性のあるコンテンツを指します。世の中には多くのコンテンツで溢れていますが、上位表示できる記事は限られています。そこでコンテンツの差別化を行うために、独自性がある記事をより高く評価します。SEOで上位を狙うために、オリジナルのコンテンツを用意することも重要です。、

内部リンクの設定

内部リンクとは、自サイト内のページを繋ぐリンクを意味します。

例えば、「全国のおすすめカフェ10選」という記事内で、東京のカフェを紹介した際に、「東京のおすすめカフェ10選」などの記事を紹介します。

そうすることで、記事同士の関連が分かりやすくなり、Google側に高く評価してもらいやすくなります。

また、興味をもったユーザーが、内部リンクの記事を読むことで、トラフィックも増やすことができます。

まずは、自サイト内の記事を整理し、どの記事にどのリンクを入れるのかを計画しましょう。

まとめ

今回の記事では、SEOにおけるリライトの方法を解説しました。

記事を書いて、一時期上位表示されたとしても、時間が経つにつれ、順位がさがってしまうことは往々にしてあることです。

ただやみくもに修正を行っても、効果的に順位をあげることはできません。

今回紹介した、記事選定、リライトの実施手法を行うことで、ぜひ効果的なSEO対策に役立ててください。

また、SEOのスキルを最短で身につけたい方は、以下の記事で紹介されているスクール・講座も参考にしてください。

【最新版】SEO対策が学べるスクールや講座5選を徹底解説

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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