2022.09.16

Facebook

Facebook広告(Meta広告)の料金の仕組みは?課金方法や支払い方法を解説

Web広告を打つなら一度は試してみたいFacebook広告(Meta広告)。
ただ、広告料金はどうやって決まるのか?どの課金方式を選べば良いのか?等、細かい仕組みがはじめは分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそういった方向けにFacebook広告の料金の仕組み、課金方式、支払い方法などを解説していきます。

▶Facebook広告の仕組みについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

Facebook広告の仕組みは?運用に必要な知識を徹底解説!

Facebook広告(Meta広告)の料金の仕組み

まず大前提として、Facebook広告の料金をいくら支払うのかということは
「広告主側でコントロールすることが可能」です。

厳密に言えば最低出稿金額は100円となっていますが、100円以上であれば自由にこちらで予算を決めて良いのです。
雑誌や新聞などの広告枠は「1ページ◯十万円」などと定価が決まっているため、それに比べると少々不思議な感じがしますよね。

このように予算を自由に設定できるのは、Facebook広告を含む「運用型広告」全体の特徴でもあります。

運用型広告とは

Web広告のタイプは大きく分けて純広告と運用型広告があります。

  • 純広告:掲載枠、掲載期間、表示回数、金額などの条件を予め媒体側と合意し、予約購入する。
  • 運用型広告:システムを介して広告枠をリアルタイム(即時)に売買する。基本的にオークション(入札)によって取引が成立する。

広告枠を持つWebページは、誰かにアクセスされる度に広告表示の機会を得ます。Facebookは世界で毎日16億人がアクセスするほど巨大なメディアで、それだけ広告表示の機会もあるということです。
そしてWeb広告は、新聞・雑誌・看板などオフラインの広告とは違って、1回表示されるごとに異なる広告を見せるということが技術的に可能です。

そうなったとき、同じページの同じ枠に一定期間ずっと同じ広告を掲載する純広告のやり方よりも、「欲しい時に、欲しい分だけ」広告枠を買えるようにする方が、需要と供給のバランスが調整されて、媒体側と広告主側の双方にとって良いと言えます。その売買を1回1回手作業でやるにはどれだけ人手があっても足りないため、リアルタイムに取引ができるシステムが構築されたのが運用型広告ということです。企業の株取引と似たようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

予算設定の方法

予算の設定は、「キャンペーン単位」あるいは「広告セット単位」で行うことができます。

キャンペーンと広告セットの違いがわからない方のために、以下の図とともにおさらいします。

  • キャンペーン

広告の目的を設定します。「1つの案件=1キャンペーン」と考えると良いでしょう。

  • 広告セット

ターゲット、掲載期間などを設定します。1つのキャンペーンに1つの広告セットでも構いませんが、同じ案件でも異なるターゲットに同時に配信して最適化をしていきたい場合などは複数の広告セットを作成します。

  • 広告

クリエイティブを設定します。

例えば、Aキャンペーンの予算を30万円と設定していた場合、30万円に達した時点でそのキャンペーンの広告配信は停止、すなわちそのキャンペーンに紐づく広告セットや広告の配信がすべて停止します。

もし広告セットが複数あって、どちらが効果的かA/Bテストをしたいような場合は、広告セット予算を設定せずに「キャンペーン予算の最適化」を選択することを推奨します。そうすることによって、一つのキャンペーンで定められた予算を超えない範囲で、よりパフォーマンスの高い広告セットに自動で配信を寄せることができます。特に初心者向けの方法です。

一方で、複数ある広告セットで明らかに優先度が決まっている(例:基本的に社会人をターゲットとしたいが、少しだけ大学生にもリーチしたい)など、自分なりの戦略がある場合は広告セットごとの予算を設定すると良いでしょう。より広告主側の裁量が大きくなる設定ですので、中級者以上の方向けといえます。

Facebook広告(Meta広告)の課金方式

次は、「予算を自分で自由に決められるのは分かったけど、どのタイミングで料金は発生するの?」という疑問にお答えします。

Facebook広告の課金方式(管理画面では「課金対象」と表記)は主に以下の2種類があります。

  • クリック課金(CPC課金)

この方式では広告がクリックされるごとに料金が発生します。逆に言えば、広告が表示されただけでクリックされなかった場合には料金が発生しません。

俗にCPC課金とも言います。CPCとはCost Per Clickの略称です。

  • インプレッション課金(CPM課金)

この方式では広告が表示(インプレッション)されるごとに料金が発生します。

俗にCPM課金とも言います。CPMとはCost Per Millの略称です。Millはフランス語で1,000を指し、つまりCPM=1,000インプレッションあたりの金額となります。Web広告の1回のインプレッション単価は0.1円など非常に安価なことが多いため、分かりやすくするために1,000インプレッションあたりの金額で表すことが通例となっています。

通常、インプレッション課金は予算の中でインプレッション数が最大化されるように配信され、クリック課金はクリック数が最大化されるように配信されます。

どちらを選択するべきなのか?ということについて一概には言えませんが、最初の目安としては、ブランディング・認知拡大を目的としている場合はインプレッション課金、商品の・サービスの購入などコンバージョンを目的としている場合はクリック課金を選択して費用対効果を見てみると良いでしょう。

ただしFacebook広告では、はじめに設定する「広告の目的」によってはインプレッション課金しか選択できない場合もあります。以下を参考にしてください。

広告の目的課金方式(課金対象)
・ブランドの認知度アップ・リーチ・リード獲得・メッセージ・コンバージョンインプレッションのみ
・トラフィック・エンゲージメントインプレッション、クリックから選択
・アプリのインストールインプレッション、クリック、アプリインストール(※)から選択※アプリがインストールされると課金
・動画の再生数アップインプレッション、Thruplay(※)から選択※動画が15秒以上(15秒以下の動画は最後まで)視聴されると課金

課金対象は広告セットの「最適化と配信」から設定を変更することができます。

広告オークションについて

1回のクリックや表示ごとにいくら課金されるの?と疑問に思う方が多いと思いますが、課金される金額はその都度オークション方式で決まるため、変動します。

オークションといっても、人が手を動かしていちいち競売を実施しているわけではありません。以下の3つの判断基準でオークションの勝敗は決まります。

  • 入札価格

いくらで入札するかの価格です。通常は「入札戦略」をいくつかの種類から選択することによって、その入札戦略に沿って戦略システムが自動で入札価格を決めてくれます。同じ機会に広告を表示したい競合が多いほど、入札価格は吊り上がります。

広告主が手動で上限の入札価格を決めておくこともできますが、あまり推奨されていません。

  • 推定アクション率

広告を見た人がクリック、エンゲージメント、コンバージョンなどのアクションを起こす確率です。過去の配信実績に基づいて判断されます。

  • 広告品質

広告がユーザーにとってどの程度有益な情報かを示す指標です。広告とランディングページの関連性、広告を見た人のフィードバック、Facebook側で低品質と定義されている広告(​​情報の隠ぺい、扇情的な表現、エンゲージメントベイトなど)などの要素から決まります。

上記の要素が具体的にどのような評価をされているかは、広告主側でも正確に知ることはできません。配信結果が芳しくなかった場合はあくまで推測のもと運用改善をしていくということにはなりますが、これら3つの要素にヒントがあるということは忘れないようにしましょう。

Facebook広告料金の支払い方法

日本の場合、Facebook広告の料金の支払いに利用できる方法は以下の通りです。

  • 次のクレジットカードまたは国際ブランド付きデビットカード:
    American Express、JCB、MasterCard、ビザ
  • PayPal

例外的に一部の広告主は請求書払いを選択することもできますが、月10,000ドル程度の出稿を毎月繰り返しているなど、ハードルは高めになっています。基本的には上記2つの支払い方法のどちらかになると認識しておいた方が良いでしょう。

まとめ

Facebook広告の料金の仕組み、課金方式、支払い方法などをご紹介しました。少しイメージが沸いたでしょうか?

最初はなかなか理解するのが難しく、正しくお金を使うことが出来るのか不安に思われている方もいるかもしれません。ですがこの記事で書いてある基本を押さえれていれば、心配することはありません。大切な予算の中でパフォーマンスを最大化できることを祈っています。

malna株式会社のFacebook広告運用

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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