2022.11.08

Instagram

Instagram企業アカウントの作り方とポイントを解説!

2019年時点で国内の月間アクティブユーザーが3,300万人を超えているInstagram,ユーザー数は年々増えつつあります。
参照:Meta Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破

Instagramが流行した当初は、写真を投稿するSNSとして若者を中心に利用されていました。

しかし、近年は写真だけではなく最大90秒の短編動画をシェアできる「リール」などの追加やビジネスアカウントの作成による分析機能の拡充などによって、企業のInstagramの運用も増えつつあります。

そこで、今回は以下の点について解説します。

  • Instagramの企業アカウントの作成方法
  • 企業アカウントを作成する際の注意点
  • 企業アカウントを成功させる方法

Instagramの企業(ビジネス)アカウントとは

Instagramのアカウントには大きく分けて「個人アカウント」と「プロアカウント」の2つが存在しています。

プロアカウントはその中でも「クリエイターアカウント」と「ビジネス(企業)アカウント」の2つに分類され、企業としてInstagramを運用する際は企業アカウントを用いることをおすすめします。

一般アカウントから企業アカウントへの移行は完全に無料で行える上に、さまざまな機能が追加されます。

企業アカウントで追加される機能の例は以下の通りです。

  • 分析機能(インサイト)を見れる
  • アカウントのカテゴリが設定できる
  • 企業の詳細(住所や電話番号など)をアカウントに表示できる
  • Instagramショップを開設できる
  • 広告を利用できる

Instagramの企業アカウントの作成方法

続いて、Instagramの企業アカウントを作成する手順について説明します。

特に難しいことはないため、基本的なステップを抑えておきましょう。

Step1 Instagramアカウントの作成

企業アカウントを作成する場合は、個人アカウントと同様にまずはInstagramのアカウントを作成する必要があります。

スマホ、PC、タブレットのどれでもInstagramのアカウントの作成は行えるため、お手持ちの端末で作成しましょう。

アプリはこちらからダウンロード可能です。

iOS(iPhone)
Android

アカウント作成の際に必要な項目は大きく分けて以下の3つです。

  • 電話番号もしくはメールアドレスを入力
  • 名前とパスワードを入力
  • ユーザーネームの設定

ここでの注意点としては、Instagramは1つのアカウントにつき1つの電話番号やメールアドレスが必要であるため、以前にアカウント作成に用いたことのある電話番号やメールアドレスは使えないことに気をつけましょう。

また、名前やユーザーネームなどは企業のサービスや商品名、またはそれを連想させるものが好ましいですが、設定後も変更が可能であるため、まずはそこまで悩まずに設定すれば大丈夫です。

Step2 企業アカウントへの移行

アカウントを作成した際は、自動的に個人アカウントとして作成されます。

そのため、企業アカウントへ移行しなければなりません。

企業アカウントへの移行はInstagramの「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」で簡単に行えます。

企業アカウントを作成する際は、企業のカテゴリを設定することによってユーザーに対してどのような企業なのかを連想させることが可能です。

Step3 プロフィールの設定

企業アカウントへの移行後は、プロフィールを設定しましょう。

プロフィールは以下の項目を記載しておくことをおすすめします。

  • プロフィール写真
  • ウェブサイト(ショップなどユーザーに遷移してもらいたいものがある場合)
  • 自己紹介(150文字以内)

プロフィール写真に関しては企業アカウントとして運用していくのであれば企業ロゴを採用することで信頼性が担保されます。

堅苦しい印象を与えたくない場合は企業ロゴなどを採用せずに運用していく方法もありますので、アカウントの運用方針によって柔軟に設定していきましょう。

Instagramを用いて悪質なコンテンツなどを販売している業者も多くなってきている中で、プロフィールを適切に設定することは非常に重要です。

特に企業に知名度などがない場合は、ユーザーにとって信頼感を与えられるようなプロフィールを目指しましょう。

Step4 他SNSとの連携

Instagramの企業アカウントでは、他のSNS(TwitterやFacebook)などを企業として活用している場合、相互に連携が取れます。

特に特別な理由がない場合に関しては積極的に連携を行い、他SNSからの流入をできるだけ増やせるようにしましょう。

Step5 コメントコントロールなどの細かい設定

最後に、細かい設定を事前に行なっておくことをおすすめします。

まず、不適切なコメントなどを事前に防止するため、「設定」→「プライバシー設定」→「コメント」へ進み、コメントに対する制限を行うようにしましょう。

手動で言葉を入れることによってコメントを制限もできるため、事前に不適切なコメントを制限しつつも手動で後から調整も可能です。

また、セキュリティの観点から「二段階認証」を設定しておきましょう。

著名人のSNS乗っ取り事件などは現在でもまだまだなくなってはいません。

「二段階認証」を設定することによってセキュリティ面が強化されますので、企業アカウントを運用する際は設定することをおすすめします。

企業アカウントを作成する際の注意点

企業としてInstagramを運用するには、企業アカウントの作成がおすすめだという話をしてきました。

しかし、実際に企業アカウントを作成する際の注意点も存在しているため、事前に注意点を抑えていきましょう。

企業アカウントの作成に関する注意点は以下の4つです。

  1. ターゲット層に合っていない可能性
  2. 非公開にできない
  3. 事前に炎上リスクに考慮する
  4. 外部リンクを投稿に貼れない
  5. Instagramの利用規則に従う

もう少し具体的に解説していきます

ターゲット層に合っていない可能性

そもそも、「Instagramのアカウントを運用すべきかどうか」といった視点は企業アカウントを作成する前にまず考えるべきです。

Instagramは比較的年齢層が若いユーザーが多い上に、視覚的に訴えるタイプのSNSであるため、企業のターゲット層によってはInstagram上に見込み客が少ない可能性も十分に考えられます。

画像を編集する作業やハッシュタグ選定など、Instagramを運用していくのにはそれなりの時間が必要です。

時間をかけてまで行う必要があるのか、他のSNSの方が見込み客を獲得できないかを考えた上でInstagramの運用を考えてみましょう。

非公開にできない

企業アカウントに移行することによって、「非公開設定」ができなくなります。

アカウントは常に誰からでも閲覧できるような設定になっているため、Instagramアカウントの開設当初で試験的に使いたい場合は、企業アカウントに移行せずに個人アカウントで行うことをおすすめします。

外部リンクを投稿に貼れない

Instagramでは投稿のキャプションに外部のURLを貼り付けられません。

外部リンクを貼り付けるには、プロフィールもしくはストーリーズにて行う必要があります。

投稿自体から外部への誘導を稼ぐのが難しいため、投稿をしたのちにストーリーズにて誘導するか、もしくは「ハイライト」に事前に保存した上で誘導をするようにしましょう。

2018年からInstagram内にてショッピング機能が追加されたため、アパレルや雑貨などの商品の販売を目的として投稿を作成する場合は、画像に「商品の価格」や「商品名」などのタグを付けられるようになりました。

商品のタグをクリックすることによって自然な形で外部のサイトへ誘導できるため、今後ますます利用が拡大することが予想されます。

自社がECサイトを運営している場合などはぜひ活用してみましょう。

事前に炎上リスクを考慮する

企業アカウントは非公開にできないため、事前に炎上に対してリスクヘッジを行なっていく必要があります。

複数人で企業アカウントを運用していく場合は、ある程度のマニュアルを設定することによって、運用者の認識のズレが起きにくく、炎上に対してのリスクも抑えられます。

最終的に投稿をする前には複数人でチェック(クロスチェック)を行なった上で投稿をするようにしましょう。

また、ユーザー心理は普段のコメントやいいね数、保存数などによってある程度分析できる面もあるため、投稿に対してユーザーの反応が悪かった場合は、そこからも炎上を抑えるヒントが見つかるかもしれません。

Instagramの利用規則に従う

Instagramに限らずSNSを利用する場合は事前に利用規約に目を通しておくことをおすすめします。

利用規約に反した場合、最悪の場合は企業アカウントの利用停止になる可能性もあります。

利用規約に適した範囲内で投稿内容を考え、透明性の高いアカウント運営を心がけましょう。

企業アカウントの成功事例3選

続いて、実際に企業がInstagramのアカウントを運用し成功させた事例を3つご紹介します。

成功事例を参考に、自社のInstagramの運用にも応用してみてはいかがでしょうか。

  1. ダイソー(写真×文字入れ)
  2. アフタヌーンティー(体験の魅力増加)
  3. あつまれどうぶつの森(統一感)

ダイソー(写真×文字入れ)

ダイソー公式アカウント

1つ目の成功事例は、100円均一ショップのダイソーです。

ダイソーのInstagramは2022年11月現在でフォロワー数179万を誇り、日本トップクラスとなっています。

ダイソーが成功した要因としてはカラフルな写真に文字入れを適度に行うことで、視覚的に商品の特徴や魅力が伝わりやすくなっている点が挙げられるかと思います。

Instagramはどれだけ写真を魅力的に見せるのかが勝負ですので、ダイソーの文字入れや写真の加工方法などは参考になるところが多いです。

アフタヌーンティー(体験の魅力増加)

アフタヌーンティー公式アカウント

2つ目の成功事例は、飲食店「アフタヌーンティー」です。

アフタヌーンティーはヨーロッパのおしゃれな紅茶やお菓子などを提供しており、商品そのものよりも「体験」に価値を生み出した飲食店です。

そのため、Instagramにおいても「体験」をより魅力的に見せるようなおしゃれなお菓子の写真などが多く掲載されています。

自社の提供価値を理解し、提供価値をより増加させるようなInstagramを運用することで顧客をより満足させることに繋がっていると言えるでしょう。

あつまれどうぶつの森(統一感)

あつまれ どうぶつの森公式アカウント

3つ目の成功事例は、任天堂のゲーム「あつまれどうぶつの森」です。

このアカウントは、ゲーム内仕様の「部屋の模様替え」に着目したアカウントとなっており、さまざまな部屋の種類を紹介しています。

あえてゲーム内の一場面に絞り統一感を出すことによって、結果的に多くのフォロワーが獲得できる要因となりました。

企業のアカウント運用においても、ターゲットを絞り統一感を出すことで、結果的に多くのフォロワーが獲得できる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

企業アカウントを成功させる方法

最後に、実際に企業アカウントを成功させるポイントについて解説していきます。

企業アカウントを成功させるには、Instagramのアルゴリズムの理解とそれに合った施策が重要になります。
アルゴリズムに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2022年版】最新のInstagramアルゴリズム解説

アルゴリズムを理解したうえで、企業アカウントを成功させる重要なポイントは以下の4点が挙げられます。

  1. 運用目的やターゲットを考える
  2. 投稿後は必ずインサイトを確認する
  3. 適切なハッシュタグを設定する
  4. 競合を分析する

それぞれのポイントについて深掘りしていきます。

運用目的やターゲットを考える

実際に企業アカウントを運用していく前に、自社がInstagramを運用する目的やターゲット層を再確認しておきましょう。

目的やターゲットが明確ではない場合、投稿自体に統一感が出ず、フォロワーを獲得していくのも難しくなります。

また、投稿ごとの目的を決めるのもおすすめです。

投稿のKPIをいいねや保存数にしておすすめ表示狙ったり、フォロワーを獲得できるような投稿にしたりなど、投稿ごとの目的を意識するようにしてみましょう。

投稿後は必ずインサイトを確認する

投稿後はインサイト(分析機能)を必ず確認するようにしましょう。

SNSを運用していく上で最も重要なことは、実際に投稿した上でユーザーの反応を分析し改善を繰り返していくことだと思います。

そのため、インサイトについては投稿した数時間後、1日後、1週間後など細かく区切って分析することもおすすめです。

適切なハッシュタグを設定する

InstagramのユーザーはInstagram内で何かを探す場合、ハッシュタグを用いて探す場合が多いです。

そのため、投稿には必ずハッシュタグを付ける必要があります。

ハッシュタグ選定のコツは色々ありますが、企業アカウント作成直後はそこまで投稿数の多くないハッシュタグを付けることをおすすめします。

ハッシュタグを用いている投稿が多ければ多いほど「トップ」と呼ばれるいわゆる人気な投稿の一覧に乗ることは難しいです。

しかし、あまりにもハッシュタグが使われていない場合、そもそもそのハッシュタグの需要がないことを意味しているため、マイナーすぎてもいけません。

フォロワーが一定数獲得できるまではマイナーなものを織り交ぜながらメジャーなものも一部付けて行う方針で運用してみてはいかがでしょうか。

競合を分析する

企業アカウントを作成したら、参考になる競合アカウントを見つけるようにしましょう。

Instagramの成功の秘訣はInstagramの中にあると言っても過言ではありません。

当たり前のことではありますが、フォロワーを多く獲得できている競合には、フォロワーが獲得できている理由があります。

普段何気なくみているアカウントでも、細かく分析することで、なぜ成功しているのかについて分かるようになっていきます。

競合のアカウントを複数見つけた上で、投稿を分析してユーザー心理を把握し、自社の投稿に応用するようにしましょう。

Instagram企業アカウントまとめ

今回はInstagramの企業アカウントの作成方法や注意点、運用のポイントなどを解説しました。

結論、Instagramを企業として運用していくのであれば企業アカウントを作成して運用することをおすすめします。

Instagramは若者に限らず多くの人に利用されているため、ビジネス利用の価値は大いにあると思います。

企業としてもInstagramを有効活用し、知名度アップ、売上アップに繋がるような企業アカウントへ成長させていきましょう。

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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