2022.11.15
SEOライティングの基本徹底解説!上位表示を狙うには?
「オウンドメディアや企業ブログを運営してるけどアクセスが増えない…」
「記事は基本的に自社専用のライターに依頼しているけど、対策できているのか実はよくわかってない」という方は多いのではないでしょうか?
この記事では、SEOライティングに関する基礎知識から執筆時のポイントについて解説していきます。SEOを意識したライティングは初めてという方も必見です。ぜひ最後までご覧ください。
SEOライティングとは?
なぜSEOライティングは重要?
SEOライティングとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されることを狙った文章を書くことです。
検索エンジンで特定のキーワードを検索した時に、検索1ページ目に表示されるページは基本的に10件です。
seoClarity(SEOクラリティ)が行った「検索結果ページにおけるクリック率」の調査によれば検索結果に表示されるページ順位とクリック率は以下のようになっています。
つまり、作成したコンテンツが上位表示されなければ、そもそもユーザーにクリックされませんし、そうなれば自社コンテンツをユーザーの目に届けることが難しくなります。
だからこそ、上位表示を意識したコンテンツ作成が重要になってきます。
SEOライティングでは
- ユーザーに評価される文章
- 検索エンジンに評価される文章
の2つを同時にカバーしたコンテンツを作成する必要があります。
前提としてユーザーにとって意味のある文章があり、その上で検索エンジンから正しく評価されるライティングが重要です。検索エンジンにのみ親切な文章を作成しても、ユーザーにとってわかりづらいコンテンツの場合は、途中で離脱してしまう可能性が高くなります。
SEOライティングでユーザーに評価される文章とは
では、ユーザーに評価される文章とは何でしょうか?明確な定義があるわけではありませんが、一般的に以下の点を意識することが重要です。
1:キーワードに対してコンテンツが充実しているか
2:構成は適切か
3:EATが意識されているか
キーワードに対してコンテンツが充実しているか
ユーザーの求める情報が提供ができているか
当たり前ですが、ユーザーは知りたい情報があって検索エンジンを利用しています。
もし訪問したページが、「自分が知りたかった情報の50%しかカバーできていなかった」場合、ユーザーの満足度は大きく下がってしまいます。
特定のキーワードに対して、ユーザーが求める情報をなるべくカバーすることが重要です。
例えば「Facebook 広告 種類」と検索するユーザーの知りたいことは何でしょうか?
「広告の種類だけ記載すれば良いんじゃない?」と思った方は注意です。
以上のようにユーザーの求める情報は複数あると推測できます。
ただし、あくまでユーザーは「広告の種類」について詳しく知りたいため、広告に関する項目をメインに説明する必要があります。
情報の取捨選択をしよう!
「じゃあなるべくたくさんの情報を載せよう!」と思った方は注意です。
ユーザーにとって要らない情報が多い場合、途中で離脱してしまう可能性が高まります。
例えば上記の「Facebook 広告 種類」で検索するユーザーは既にFacebookの基本的な情報について知っている可能性が高いです。
つまり、Facebookに関する基本的な情報は必要最低限で良いことがわかります。
実際には上位表示されている記事を比較分析して構成を決定します。ユーザーにとって本当に必要な情報は何か?と常に考えて攻勢を組み立てる事が重要です。
▶SEOの競合分析に関する情報は以下の記事で詳しく説明していますので是非参考にしてみてください。
構成は適切か
コンテンツが豊富でも、読み手にとって「結局何が言いたいの?」となってしまう文章はユーザーに評価される文章とは言えません。
キーワードが決定したら一度構成を組み立ててください。見出しを見ただけで大まかな流れがチェックできる構成が望ましいです。
まずは上位表示されている記事を参考に作成してみましょう。大まかな流れを作成した後に、競合と差別化できるコンテンツは何かを考えてみてください。
例えば以下の構成を比較してみましょう。
SEOライティングというキーワードで初心者向けの記事を作成しようとしています。
どちらがユーザーにとって読みやすい文章でしょうか?
左の例
初心者向けの記事なのにSEOライティングに関する説明がありません。用語を知らないユーザーにとっては不適切です。また、SEOライティングに関係する項目である見出し5・6と見出し3が離れてしまっています。補足説明を間に入れている点も不適切です。流れを途中で遮ってしまっています。見出し2のポイントは見出し5・6の配下に置くべきです。
右の例
最初にSEOライティングについてそもそも知らないユーザーに説明をし、重要な2点について説明を入れています。また、SEOライティングで検索するユーザーは「コンテンツを改善したい」などの悩みを抱えているユーザーが多いので、意識するべきポイントもしっかり記述し検索意図に答えています。
EATが意識されているか
ETAとは
専門性:Expertise
権威性:Authoriativeness
信頼性:Trustworthiness
の3つの頭文字を取った略称です。
検索エンジンはE-A-Tの水準が高い記事を高く評価します。
記事の品質に直接かかわる内容ですので、1つずつチェックしていきましょう。
専門性:Expertise
専門性とは提供するサイトのコンテンツが特定のカテゴリーに特化し、専門的な内容を提供していることを示します。
専門性が高い記事が検索エンジンから高い評価を受ける理由として、専門的であるほどユーザーの疑問に答えられるため、とされています。
対策
- 特定領域に特化したコンテンツを作成する(複数ジャンルを混ぜない)
- 専門的な知識のあるライターが記事作成を行う
- 体験談などの実際の情報を記載する
権威性:Authoriativeness
権威性とは、webページのコンテンツ運営者が信頼できるかを示すものです。
基本的には、他のサイトで引用されている(外部リンク)数が多いほど検索エンジンからの評価が高まります。他サイトが引用するほど有益な情報を発信していると見做されるからです。
対策
- ライター情報を公開する
- 画像を挿入する
- 専門性を高める
信頼性:Trustworthiness
信頼性とはユーザーがwebサイトの運営者・コンテンツが信用できるかを示すものです。
例えば、資格のない学生が書いた美容商品レビューと、皮膚科医が解説したレビューでは、皮膚科医が書いたレビューの方が信頼性があります。
対策
- コンテンツ内の情報の根拠を記載する
- ライターや運営者の情報を公開する
- 専門性の高いサイトの情報を引用する(政府、病院の公式サイトなど)
例えば以下の化粧品に関する解説記事を比較してみましょう。
EATが高い文章はどちらでしょうか?
もちろん右側がEATの高いコンテンツとなります。
美容皮膚科医という資格をもった専門家が執筆していることに加えて、美容情報に特化した媒体で公開することで、コンテンツのEATを高めています。
ライター情報を公開することで、読み手に「資格のある医師が執筆している」という信頼性を与えています。
右の例では、いくら人気のインスタグラマーと言えど、言い換えれば資格のない一般人ともいえるため、情報の正確性を保証できているわけではないと言えます。
SEOライティングで検索エンジンに評価される文章とは
検索エンジンに評価される文章とは、クローラーにとって理解しやすい文章の事を指します。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは検索キーワードに関連性の高い良質なサイトを上位表示します。
一般的にクローラーがwebサイトを巡回し、サイトの情報を収集します。収集した情報を基に、検索キーワードと関連性が高いと判断したサイトを検索結果に表示します。
基本的に検索エンジンのクローラーは
タイトル
↓
見出し
↓
本文
の順でコンテンツ情報を読み取ります。
クローラーにwebサイトのコンテンツを正しく理解してもらうために以下のポイントを抑えて対策しましょう。
- タイトル・見出しにキーワードを入れる
- 見出しタグ(hタグ)を使用する
- 共起語をカバーする
- 代名詞はなるべく使用しない
- URLはキーワードを含める
- 画像情報を記載する
▶SEOのクローラーに関する情報は以下の記事で詳しく説明していますので是非参考にしてみてください。
タイトル・見出しにキーワードを入れる
クローラーに「この記事は○×に関する記事」と理解してもらうには、キーワードをタイトルと見出しに含める事が重要です。
タイトルには狙っているキーワードを必ず入れましょう。
この際、キーワードはなるべくタイトルの前方に配置してください。
検索エンジンの結果表示には28文字までしか表示されません。長いタイトルは途中で省略されてしまうので、なるべく28文字以内を目指してください。
媒体によって表示数が異なるので、狙っているターゲットがどの媒体を多く用いるか考慮してください。
また、タイトルだけではなく見出しにも狙っているキーワードを入れましょう。
▶見出しに関してはこちらでも詳しく解説されているので、参考にしてみて下さい。
見出しタグ(hタグ)を使用する
hタグは文章構造をクローラーに伝達するために必ず使用しましょう。
一般的に
h1=大見出し(タイトル)
h2=中身だし
h3=小見出し
という構造になっています。
基本的にh1は1つ、コンテンツの見出しはh2で記載します。
例)
<h1>【2024年最新版】Instagram広告の種類と費用を徹底解説<h1>
<h2>Instagram広告の種類は?<h2>
<h3>動画広告<h3>
<h3>カルーセル広告<h3>
……
見出しタグ以外にも、箇条書きや段落を示すタグがあります。
コンテンツを作成するうえで基本的なタグの知識はおさえておきましょう。
【覚えておきたいHTMLタグ】
見出し | <h1>~<h4> |
段落 | <p> |
箇条書き | <ol><ul> |
画像 | <img> |
表 | <table> |
引用 | <blockquote> |
リンク | <a> |
共起語をカバーする
共起語とは、狙っている特定のキーワードと共に使われやすい言葉を指します。
共起語を使用することで、検索エンジンは「キーワードと関連のある情報を多数提供しているコンテンツ」と認識します。
例えば「Instagram広告」というキーワードの共起語が以下のものが挙げられます。
- 広告/解説/サービス/活用/事例/出稿/課金/メリット…
無料で共起語が検索できる共起語検索サイトやツールもあるので活用してみてください。
代名詞はなるべく使用しない
検索エンジンは「これ」「あの」といった代名詞が何を指すのか理解できません。
読み手側が前後の文章を読むことで理解できても、検索エンジンには同じ意味を示す単語として認識されないため、なるべく代名詞は減らして作成しましょう。
例)
〇 :SEO対策には内部対策と外部対策が重要です。内部対策には○○や××が挙げられ、外部対策には△△や◇◇が挙げられます。内部対策と外部対策を適切に行うことで、上位表示を目指しましょう。
✕ :SEO対策には内部対策と外部対策が重要です。前者には○○や××が挙げられ、後者には△△や◇◇が挙げられます。これらを適切に行うことで、上位表示を目指しましょう。
URLはキーワードを含める
URLを作成する際に、「適当な数字で作ってる…」「使ってる入稿ツールから生成されるものをそのまま使ってる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
URLを生成する際は、狙っているキーワードを含めたものにしましょう。
他サイトから被リンクを獲得する際にキーワードが含まれているURLの方が、関連性の高いページとして評価されます。
例えば、キーワードを「TikTok 広告」とした記事の場合、
https://〇▽◇.co.jp/blog/tiktok_ads
などのように、キーワードを含めたURLを作成します。
小さなポイントかもしれませんが、被リンクの効果が高まるため必ず対策しましょう。
画像情報を記載する
クローラーは、画像情報を完璧に理解できるわけではありません。
そのため、クローラーに何の画像かを理解してもらうためには、画像の説明をHTML内に記載する必要があります。
alt属性とは、画像情報を説明するテキストのことです。
画像が表示されない際に代わりに表示されるものがこのalt属性になります。
記述例:<img src=”画像URL” alt=”画像を説明するテキスト”>
注意点として、画像の内容と関連性の薄いキーワードを記載するのはやめましょう。ガイドライン違反の対象となる可能性が高いです。
SEOライティングまとめ
今回はSEO ライティングの基礎知識から実際に気を付けるべきポイントについて解説しました。
ここまでの内容をまとめてみましょう。
1:上位表示を狙うにはSEOに考慮したライティングが必須
2:ユーザーと検索エンジン両方から評価されるコンテンツである必要がある
オウンドメディアが上位表示されればその分ユーザーの目に入る機会も増え、結果的に自社サービスへの流入数増加に繋がります。
一つ一つ対策を行っていくことで上位表示を目指しましょう!
現在私はインターン生としてブログをはじめとするオウンドメディアの運営を行っています。SEO対策は実際にやってみないとわからないことが多いです。知識として頭に入っていても、実際にKPIを置き、対策を行っていく過程で思考錯誤する必要があります。生半可な対策では競合記事に太刀打ちできません。
記事1つ作成するにも、レギュレーションの作成からライターとの連携、デザインの作成、運営…といった作業が多数あります。
ライターに執筆を依頼する際にも適切なレギュレーションを作成する前に依頼してしまい、「完成した記事が思ってたものと違う!」「修正コストが凄いかかる!」と苦戦した記憶があります。
安定した運営のためにも、SEOは基盤作りが非常に重要な分野だと気づかされました。
今回は、SEOライティングについて実体験を踏まえて解説させていただきました。少しでも助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
malna株式会社のSEO対策代行
とはいえ、
「自社ブログを運営したいけど、初心者だからどうやって対策すればいいかわからない…」
「一から作成するのは難しそうだな…」
とお悩みの方もいらっしゃるはず。
malna株式会社では、総合的なwebマーケティング支援を行っています。20代の若手社員を中心に世の中のトレンドをいち早く掴み、過去の多様な業種へのコンサルティング支援の経験を活かした幅広いサービスを展開しています。スピーディかつ本質的な成果にコミットし、貴社の利益に貢献いたします。
担当者との定期的なミーティングの設置や、日々の円滑なミュニケーションなどサポート体制が非常に充実している点が特徴です。
✔ SEO対策を始めたいが、やり方が分からない
✔ 自社のページを上位表示させたいが、自分たちでできるか不安だ
✔ SEO対策で、幅広いターゲットにアプローチしたい
こんなお悩みを持つ方は、是非一度話だけでも聞いてみませんか?
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