【完全解説】成果が出やすいWeb広告の選び方 | 最適な媒体や配信面とは？

はじめに

Web広告を始める際に最適な広告媒体を選択することは、成功への第一歩となります。デジタルマーケティングは日々進化しており、多種多様なプラットフォームやツールが登場しています。

この記事では、初心者でも理解しやすいように、Web広告の選び方を完全解説しております。目まぐるしく変わるWeb広告のトレンドの中で、皆さんの事業に最も合致する広告戦略を見つけ出し、競合他社を一歩リードするための一助となれば幸いです。

Web広告の選び方とは？

Web広告の選び方はズバリ、「誰に？」「何を届けるのか？ = どのような認知を持ってもらうのか？」という内容で選んでいきます。この「誰に？」という部分が、オーディエンスにあたり、「何を届けるのか？ = どのような認知を持ってもらうのか？」という部分が広告の内容にあたります。広告の媒体選びは基本的にはこのオーディエンスに依存します。

(一部、配信面が限られる場合もございます。(例 : YouTube広告は動画のみ) )

そして、「何を届けるのか？ = どのような認知を持ってもらうのか？」という部分は広告の配信面に依存するケースが多いです。それでは、それぞれどのような人に届ける場合はどの広告媒体を選ぶのか？どのような内容を届ける場合はどの配信面を選ぶべきなのかをお伝えします。

誰に広告を届けるのか？

それぞれ誰に届けるのか？という場面で分けると下記4パターンに分けることができます。

広く様々な人に届けたい

おすすめの広告媒体 : Google広告、YouTube広告、X（Twitter）広告、LINE広告、Meta広告

広く様々な人に広告を届けたい場合は、Google広告、YouTube広告、X（Twitter）広告、LINE広告、Meta広告などはおすすめです。

基本的には、ここに広告を配信しておけばハズレはないですし、この媒体の中でも配信する人をかなり制御することはできるので良い数値は出やすいと思います。一方で、多くの人がとりあえずという意味で広告を設定しているケースが多いので、広告改善には一定の知識と能力が必要になります。

なぜ、それぞれ上記の広告が広く様々な人に届けることができるのかということに関しては、それぞれが該当サービスに置いて多くのシェアを収めているからです。

【検索エンジン | 国内シェア】

Google : 77.20%
Yahoo! : 14.76%
Bing : 7.18%

引用：Search Engine Market Share | Statcounter Global Stats

【国内SNS媒体ユーザーランキング】

LINE : 9,600万以上 2023年9月
YouTube : 7,120万以上 2023年10月
X（Twitter） : 6,650万以上 2023年12月
Instagram : 6,600万以上 2023年11月
Facebook : 2,600万以上 2019年3月
TikTok : 950万以上 2019年2月

主婦・シニア層に届けたい

おすすめの広告媒体 : Yahoo!広告

主婦・シニア層に広告を届けるにはYahoo!広告がおすすめです。検索エンジンとしてのシェアでは、上のデータのようにYhaoo!は大幅にGoogleよりも少ない数値となっておりますが。下記のデータのように、Googleに比べ主婦・シニア層の利用が多い傾向にあります。

もちろんGoogle広告の中でオーディエンスを絞ることも可能ですが、利用傾向の高いYahoo!広告を利用するのも1つの手だと思います。

引用 : ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた | マナミナ

ビジネスマンに届けたい

おすすめの広告媒体 : Facebook系(Meta広告の一部)、LinkedIn広告、Microsoft広告

ビジネスマンに広告を届けるには、ビジネスマンしか利用しないようなツールなどに広告を載せることが必要になります。もちろん、GoogleやYahoo!も利用しますがWindowsのPCを利用しているビジネスマンにはMicrosoft広告が効果的です。また、ビジネスマンが利用するSNSとしては特にFacebookやLinkedInが挙げられますので、これらの広告もビジネスマンに立直する広告としては効果的であるといえます。

若者に届けたい

おすすめの広告媒体 : TikTok系広告、Instagram系広告(Meta広告の一部)、Twitter広告

LINEやYouTubeなどの幅広い年代が利用するSNSとは違い、他の年代に比べて10代/20代が多く使うSNSが存在します。それがまさにTikTok/Instagram/Twitterです。これらのSNSに広告を配信することで、若者に対して広告を配信していくことが可能です。

引用 : 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書＜概要＞

何を届けるのか？ = どのような認知を持ってもらうのか？

何を届けるのか？ = どのような認知を持ってもらうのか？という場面で分けると下記3パターンに分けることができます。

サービスをすぐに利用してほしい

おすすめの配信面 : リスティング広告

リスティング広告とは「ユーザーが検索したキーワード（検索語句）を元に、検索結果画面に掲載されるテキスト形式の広告」のことです。つまり、ユーザーが検索した言葉に対して広告を設定することができるので、かなりサービスに対して顕在的なユーザー(サービスを購入してくれる可能性の高いユーザー)を集めることができます。上記の形ですので、サービスをすぐに利用したいというユーザーを集めるには最適です。こちらの広告のデメリットとしては広告の配信がキーワードの検索数に依存してしまうということです。

まずは軽くサービスのことを知ってほしい

おすすめの配信面 : ディスプレイ広告(画像)+LP

Webサイトやアプリ上の広告枠に画像、テキスト形式で表示される広告のことです。上のリスティング広告と異なり、キーワードボリューム数などで左右されず配信することが可能です。また、この画像とセットでLP(ランディングページ。サービスを説明するWebサイトページのこと。)を使用することで、多くのユーザーに対して軽くサービスを知ってもらうことが可能です。

とりあえずサービスの名前だけでも知ってほしい

おすすめの配信面 : ディスプレイ広告(動画)

Webサイトやアプリ上の広告枠に動画形式で表示される広告のことです。TVCMなどと同じ類のものであり、サービスのことを理解してもらうという目的よりも、サービスや会社の認知を高めるために使用されるケースが多いです。なので、とりあえずサービスの名前だけでも知ってもらうために最適な広告配信面と言えます。

Web広告の選び方早見表

上記の内容を表にまとめました。

ぜひWeb広告選びにご活用ください。

	サービスをすぐに利用してほしい	まずは軽くサービスのことを知ってほしい	とりあえずサービスの名前だけでも知ってほしい
広く様々な人に届けたい	Google広告(リスティング)	Google広告(ディスプレイ)、X（Twitter）広告、LINE広告、Meta広告(画像広告)	YouTube広告、Meta広告(動画広告)
主婦・シニア層に届けたい	Yahoo!広告(リスティング)	Yahoo!広告(ディスプレイ)	–
ビジネスマンに届けたい	Microsoft広告	Facebook広告(画像広告)、LinkedIn広告	Facebook広告(動画広告)
若者に届けたい	–	Instagram系広告(画像広告)、Twitter広告	Instagram系広告(動画広告)、、TikTok系広告