2022.10.27

SNSマーケティング

YouTube広告の種類を解説!活用するポイントは?

YouTubeで日ごろから動画を見る方は、広告動画を目にしたことがあるでしょう。

YouTubeは視聴するユーザーがとても多く、視聴者層も幅広いため、広告を出すにはもってこいのプラットフォームなんです。

この記事では「YouTube広告の種類」に加えて、「YouTube広告の特徴や強み」や「YouTube広告で成果をあげるポイント」について、詳しく解説していきます!

YouTube広告の出稿を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

YouTube広告の強み

YouTube広告が多くの企業やビジネスパーソンに利用されるのは、以下の4つの強みがあるからです。これらの強みを活かして、商品やサービス、ブランドなどの知名度向上につなげましょう。

幅広いユーザーに広告を表示できる

YouTubeの視聴者は年齢・性別・居住地問わず、とても人数が多いです。

2020年のYouTubeAdsの発表によると、18~64歳の月間ユーザー数は6,500万人を超えました。幅広いユーザーが利用しているため、広告を出稿できるジャンルも広いです。ニッチな商品やサービスであっても、求めているユーザーがYouTubeにいることでしょう。

世の中には広告を出稿できるプラットフォームは数多くあるものの、そのサービスを利用しているユーザー層には、偏りがあるケースもとても多いです。幅広いユーザーにアプローチできるYouTube広告は、ビジネスチャンスを拡大する大きな力になるでしょう。
参照:https://youtu.be/wKkCA3hwyWM(Youtube Advertisers公式)

ターゲティングの精度が高い

YouTube広告は「年齢」「性別」「嗜好」「居住地」「言語」など、様々な条件を絞ってターゲティングすることが可能です。幅広い層のユーザーが利用するYouTubeだからこそ、ターゲティングを絞り、効率的な広告配信をすることが大切です。広告費を削減することができますし、高い広告効果を得られるでしょう。

例えば「20代の男性で、投資に関心があるユーザー」という粒度にまで、絞り込んで配信が可能です。年齢ごと、性別ごと、居住地ごとなどに分けて、それぞれ広告の内容を変えることで、より効果的な配信をすることもできます。ターゲティングができるという強みを活かして、様々な戦略に取り組みましょう。

効果測定を細かくできる

YouTubeでは「再生数」「視聴時間」「視聴完了率」「クリック率」「広告視聴単価」など、様々な指標で効果測定をできます。配信状況をリアルタイムで確認することもできるため、入札単価の調整や、戦略の変更を臨機応変に行うことが可能です。

また事前に重要な項目の目標値を設定しておき、その数値に到達しない場合は、原因の分析と改善を行い、広告効果を上げることができます。

リマーケティングが可能

YouTube広告では、動画やチャンネルの視聴実績に基づき、ターゲティングされたリマーケティング広告を配信することができます。例えば動画を視聴したことがあるユーザー、広告動画を視聴したユーザー、アクションを起こしたユーザーなどと分類して、ターゲットに合ったリマーケティングが可能です。

例えば広告をじっくり見たユーザーは、そのサービスや内容に関心が高いことが考えられます。その場では決断には至らなかったとしても、リマーケティングを行うことで、通常の広告配信よりも効率的にコンバージョンにつながる可能性が高いです。戦略的にリマーケティングの条件を考え、効率的に成果を伸ばしていきましょう。

低予算から出稿することができる

YouTube広告には様々な種類があり、どこに出稿するかによって、広告費が大きく変わります。そのためしっかりと戦略を立てれば、低予算でも出稿して成果をあげることができます。例えばマストヘッド広告などは1日で数百万円の広告費が発生することもありますが、Trueviewインストリーム広告であれば1回の再生やクリックに対して2~25円ほどという相場です。

また費用が発生するタイミングも広告によって異なるため、予算の見通しを立てやすいです。これくらいのアクションが発生すれば、どれくらいのコンバージョン数につながるかなど、予測をしながら広告費を調整できます。

YouTube広告を利用する目的

YouTubeに動画広告を出稿する目的は、主に2つ。目的によって、広告を出稿する戦略が変わってきます。

商品やサービスの利用促進

商品やサービスの購入や利用を促進するために、YouTube広告を出稿するのが、最もオーソドックスな目的です。動画の中で商品やサービスのメリットを訴求し、視聴者に魅力を感じてもらわなければいけません。

余分な部分は可能な限りカットして、訴求したい部分を端的に伝えることが大切です。上手く視覚や聴覚を刺激するなど、五感に訴えかけることで、コンバージョン率の向上につながるでしょう。

知名度やブランド力の向上

商品やサービスの訴求だけでなく、企業や商品の知名度、そしてブランド力の向上のためにもYouTube広告は利用されます。例えば企業がどのような業務に取り組んでいるのか、多くの方に知ってもらうことで、長期的な利益の向上を狙う戦略が良く見られます。

良くテレビCM等で見かける、「感動的で良い内容だったな」と感じるような、サービスや商品の訴求があまり含まれていない映像が良い例です。そのCM単体では直接的なコンバージョンには結びつかないものの、そこで認知をしてもらうことで、「あの会社の商品やサービスなら利用してみよう」というフックになることがあります。また就職希望者の増加や、ブランドイメージの向上など、様々な効果が含まれます。

YouTubeの動画広告の種類

YouTubeの動画広告には様々な種類があり、代表的なものは以下の7つです。1つ1つ掘り下げて見ていきましょう。

スキップ可能なTrueViewインストリーム広告

広告動画が再生されたら、5秒後にスキップが可能な広告です。スキップされると広告費用が発生しないため、コストを抑えやすいのが特徴。効率的に広告の配信ができるため、初心者の方には特におすすめです。視聴者の立場から見ても、簡単にスキップをすることができるため、不快に感じにくいというメリットもあります。

スキップ不可のTrueViewインストリーム広告

最大15秒の間、スキップができない動画広告です。入札方式がインプレッション単価であるため、どちらかというと知名度やブランド力の向上の目的でよく使われます。ブランドイメージの向上にも使われる広告ですが、長い時間スキップができない広告は、視聴者の心証を悪くしてしまうリスクもあります。配信数や配信の内容には、十分に注意をしましょう。

インフィード動画広告

サムネイルをクリックすると、動画が流れるタイプの広告。クリック課金型で、動画に強く関心がある方のみに動画が配信されるため、効率の良い配信ができるのが特徴です。例えばスキップができない動画広告となると、全く関心がないユーザーに配信されても、費用が発生することになりますが、そういったリスクを大きく軽減できます。

一方ファーストインプレッションで関心を持たなかったユーザーには、広告が配信されないというデメリットもあります。知名度やブランド力の向上、および新規開拓という目的であると、向いていない種類といえるでしょう。

TrueViewアクション広告

ユーザーの「アクション」を促す、つまりコンバージョンの獲得に特化した広告です。広告動画の再生中に、画面の下に「詳細はこちら」などの行動を促すボタンを設置することができます。購買意欲の高いユーザーの獲得効率がとても高く、成果に結びつきやすいという点が最大のメリットです。成果と直結する広告であるため、成果分析にもとても取り組みやすいです。

バンパー広告

6秒ほどのとても短い動画広告が、バンパー広告です。一瞬で視聴者の印象に残すことが目的であるため、知名度やブランド力の向上にとても効果的です。短い動画の中でいかにメッセージを伝えるかという点が、成功のポイントになります。他の広告主がどのような広告を出稿しているかを見て、分析すると良いでしょう。

一方、6秒ほどの動画でありながら、直接的なコンバージョンには結び付きにくいため、成果の判断が難しいというデメリットがあります。何か目標とする指標は事前に決定しておき、広告の成果を間接的にでも、判断するようにしましょう。

アウトストリーム広告

ウェブサイトやSNS、そしてアプリなどで広告として表示される広告動画のこと。YouTubeの外部のユーザーへ配信できるため、さらにアプローチできるユーザーの幅を広げることができます。どういったジャンルのサイトやアプリに表示するか指定ができるため、マッチしたユーザーに動画が配信されます。広告でプロモーションを行う商品やサービス、ブランドなどと相性の良いプラットフォームに配信をしましょう。

マストヘッド広告

YouTubeのホームフィードに出稿する広告。トップページに大きな広告が表示され、最も目立つ場所といえるでしょう。1日1社限定で、配信開始日の3週間前から予約をしておく必要があります。最も目立つ場所であるため、1日の広告費が数百万円に達するケースも珍しくなく、企業向けの広告になっています。一気に知名度を上げたいとき、プロモーションを加速させたいときに活用するのが一般的です。

露出度がとても高い分だけ、広告費用を大きく消費するというリスクもありますので、広告の制作期間は長く設けて、広告効果を最大限に伸ばすことを意識しましょう。

YouTubeの静止画広告の種類

YouTubeでは動画広告だけでなく、静止画広告もあります。以下の2つの種類に分かれています。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は静止画の広告です。動画広告を制作するとなると、企画から実際に配信するまで、長い期間を要するケースが多いです。広告代理店や動画の制作会社に、依頼をすることも必要になるかもしれません。

しかし静止画の広告であれば、クリエイティブを1枚制作すれば配信が可能であり、制作にかかるコストは低くなり、期間も短くなります。緊急で広告を配信したい場合や、YouTubeに初めて広告を出稿するケースであれば、オーバーレイ広告から始めてみるのも良いでしょう。

ディスプレイ広告

動画視聴中、関連動画、おすすめ動画の上に表示されるのが、ディスプレイ広告。クリック課金型か、表示課金型の2種類から選べます。ディスプレイ広告はリンク先がランディングページやウェブサイトとなっており、コンバージョンに直接つながりやすい点が大きな特徴です。

しかしYouTubeから突然、ランディングページに飛ばされたユーザーは、不快感を感じる可能性もあります。バナーや広告文、そしてリンク先の内容には十分気を付けて、ユーザーが納得して遷移できるようにしましょう。

YouTube広告で成果を出すポイント

YouTube広告で成果を出すポイントは、大きく以下の3つ。より高い効果をあげるために、意識して取り組みましょう。

適切なKPIを設定する

広告効果を分析するうえで、KPIの設定は避けて通れません。

広告を出稿する目的を明確化し、ゴールから逆算してKPIを設定しましょう。例えば総利益を最大のKPIとして設定するのであれば、「コンバージョン数」「広告費用」「クリック率」など、様々な指標がKPIの候補として挙げられます。

何をKPIとして設定するかによって、広告の戦略や分析方法も大きく異なります。KPIを明確に設定することにより、ゴールに向けて適切に軌道修正することができます。

他社の広告を分析する

他社がどのような広告を出稿しているかを分析して、自社の広告にも活かしましょう。

ただ動画の内容を確認するだけでなく、広告の種類によってどのように動画を出しわけているかも、とても重要なポイントです。例えばバンパー広告とインフィード広告をどのように使い分けているかなど、他社から学べることはとても多いです。

同業他社はもちろんのこと、異業種の戦略も分析することで、新たな戦略の考案へとつながることもあるでしょう。

ABテストを繰り返す

当然ながらABテストを繰り返すことも、広告の成果を向上させるためにはとても重要です。

広告の種類やクリエイティブごとに成果を分析し、全体の広告効果が上がるように調整しましょう。動画の内容なのか、サムネイルなのか、タイトルなのか、それとも種類なのか、改善すべき点を明確にしていきます。

常に最良の配信を行いつつ、別の切り口から配信するBパターンもテストすることで、より効果的な手法を探し出せるでしょう。ABテストを継続的に繰り返すことで、成果を右肩上がりに伸ばすことを目指します。

YouTube広告まとめ

YouTube広告は幅広いユーザーの中から、的確にターゲティングして広告を配信することができます。

また様々な種類の広告が用意されており、目的に合わせて使い分けられます。

他社の広告の分析やABテストを繰り返し、広告効果を継続的に伸ばしていきましょう!

malna株式会社のYouTube広告運用

そうはいっても、広告を始めて出稿する方にとっては不安はつきものですよね。

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malna株式会社では、総合的なwebマーケティング支援を行っています。20代の若手社員を中心に世の中のトレンドをいち早く掴み、過去の多様な業種へのコンサルティング支援の経験を活かした幅広いサービスを展開しています。スピーディかつ本質的な成果にコミットし、貴社の利益に貢献いたします。

担当者との定期的なミーティングの設置や、日々の円滑なミュニケーションなどサポート体制が非常に充実している点が特徴です。

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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