2022.08.01

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リスティング広告のやり方とは?運用のポイントを徹底解説

「自社でもリスティング広告を配信したい」そう考える企業は多いのではないでしょうか?オウンドメディアの集客を増やすために、リスティング広告の配信を始める企業は非常に多いです。

そこで本記事ではリスティング広告の特徴や、配信の設定手順などを詳しく解説します。
この記事を読めば「どのようにリスティング広告を運用すればいいのか?」が分かるはずです。

リスティング広告とは

リスティング広告とは「検索連動型広告」や「PPC広告(Pay Per Click)」とも呼ばれている広告です。ユーザーが入力したキーワードに応じて、検索エンジンの検索結果に広告が表示されます。

リスティング広告の特徴

リスティング広告では、PCやスマートフォンで検索を行っているユーザーに広告を配信できます。アクションを起こしている「購入見込みの高いユーザー」に広告を配信できることが特徴です。

広告はテキストのみで構成されており、入稿できる文字数に制限があります。そのため、できるかぎり短い文章で「ユーザーにクリックをいかに促せるか」が重要です。

SEO(自然検索)とリスティング広告の違い

SEO(自然検索)では、検索エンジン独自のアルゴリズムによってサイトの掲載順位が決まります。しかし、評価基準となるアルゴリズムは明確には公開されていません。

そのためサイトを上位表示させることは難しく、多くの時間や労力がかかります。リスティング広告の場合は、配信をすぐにスタート可能で、設定する予算金額などで表示順位をコントロールしやすいです。

また、リスティング広告はSEOよりも上位に表示されます。上位に広告が表示されることで、ユーザーの目に留まりやすくなるため、高い集客効果が期待できるはずです。

スピード感や狙ったキーワードで集客したい場合には、リスティング広告がおすすめです。

リスティング広告を配信する4つのメリット

リスティング広告を配信することで得られるメリットを4点解説します。

低予算から広告をスタートできる

リスティング広告では、広告費の最低出稿金額が設定されていません。広告予算を自由に設定できるため、自社の予算に合わせた運用が可能です。

企業によっては、どの程度の収益が見込めるのか分からず、最初から予算を多く割くことが難しい場合もあるはずです。そんな場合でも、リスティング広告であれば少額の予算から配信をスタートできます。

購買意欲の高いユーザーに広告を配信できる

リスティング広告は、コンバージョンの見込みが高いユーザーに広告を配信できます。自らキーワードを検索して行動を起こしているアクティブなユーザーに配信するからです。

また数値を分析し、より自社の商品・サービスを求めているユーザーだけに配信を絞ることも可能です。絞り込める設定はキーワードだけでなく、ユーザーの性別や年齢層、住んでる地域などから調整できます。

例えば「東京限定のお店」や「女性専用のサービス」など、ターゲットが限定された商品・サービスを提供している企業に有効です。ターゲットユーザー以外の余計な広告費を抑えられるため、費用対効果を最大限に高められます。

即日で広告配信を始められる

リスティング広告の配信は、いつでもすぐに広告配信を始められます。専用の広告管理画面から、案内に沿って情報を入力するだけで設定が完了するからです。

掲載先の担当者との連絡などもなく、自社の好きなタイミングで配信を始められます。また、配信を停止したい場合も面倒な手続きが必要ないため、広告の配信テストや中断がスムーズに行えます。

リアルタイムの成果から改善ができる

広告管理画面では「表示回数」や「広告クリック率」など、リアルタイムな広告の数値状況を確認できます。そのため、広告運用における改善点の分析が行いやすいです。

直近の数値状況から広告や予算の調整ができるため、数値の変化に対して迅速な対応が求められます。

リスティング広告を配信するための手順

リスティング広告を配信するには、以下の手順でアカウント内の作成・設定を行います。

  1. アカウントを開設し、キャンペーンを作成する。
  2. 広告グループを作成し、配信条件を設定する。
  3. 広告を入稿する。
  4. 配信スタート

リスティング広告を配信するには、アカウント開設後にキャンペーン・広告グループを作成する必要があります。広告規模が大きくなるほど管理が複雑になるため、事前にアカウント内の構成を決めたうえで作成することをおすすめします。

Google広告・Yahoo!広告のアカウントは、それぞれの広告ページにある「開始ボタン」から開設できます。

Google広告の場合

(引用:Google広告

Yahoo!広告の場合

(引用:Yahoo!広告

リスティング広告の費用について

リスティング広告の費用が発生するタイミングと、最初の運用に必要な費用の目安について解説します。

クリック課金制のオークション形式

リスティング広告の広告費は「クリック課金制」で、ユーザーが広告をクリックした際に費用が発生します。広告を配信する側は、1クリックあたりに支払える「クリック単価」の設定が必要です。

広告の表示順位は、設定したクリック単価でのオークション形式で決まります。そのため、クリック単価を高く設定するほど、自社の広告が上位に表示されやすくなります。

リスティング広告に必要な費用の目安

前述しましたが、リスティング広告は少額から広告配信を始められます。最初の目安としては月10〜30万円程度の広告費で運用をスタートさせるのがおすすめです。

広告の収益性やCPA(コンバージョン単価)を参考にして徐々に費用を伸ばしていくと、費用対効果を合わせた堅実な運用ができるはずです。

リスティング広告を始める際の注意点

リスティング広告を始める際の注意点を3つ解説します。

手間や時間などの運用コストがかかる

リスティング広告の運用には膨大なコストが発生します。設定の手間や数値分析にかかる時間など、常に広告を管理しなければならないからです。

例えば、広告のクリック数は多いが費用対効果が合っていない場合、キーワードの除外設定やクリック単価の調整など、原因を分析して対処する必要があります。そのため、自社でリスティング広告を運用する際は、専任の広告担当を決めることが大切です。

競合が多いキーワードでは費用が高くなる

競合が多いキーワードほど、かかる広告費用は高くなってしまいます。リスティング広告の費用は、設定したクリック単価のオークション形式で決定されるからです。

そのため競合が多いキーワードでは、クリック単価が高騰しやすくなっています。クリック単価が高くなってしまうと、広告費が多くかかってしまうため、費用対効果を合わせることが困難になります。

クリック単価が高いキーワードに関しては、一時撤退して競合が少ないキーワードから攻略することも1つの戦略です。

知識がないと高い広告効果が見込めない

リスティング広告は運用ノウハウなどの知識がない場合、高い広告効果が見込めないことがあります。リアルタイムの成果が確認できる分、少しの数値の変化に対して迅速な分析・改善が求められるからです。

例えば急に数値状況が悪化した場合、広告運用の知識がなければ原因をつかめず、利益のマイナスを出し続けてしまう恐れがあります。そのため、リスティング広告を配信する際には、臨機応変に対応可能な広告運用の知識が必要です。

リスティング広告の効果を高める4つのポイント

リスティング広告の効果をより高めるためのポイントを4つ紹介します。

ロングテールキーワードで広告を配信する

「リスティング広告 運用方法」のような、2単語以上で構成されたキーワードのことをロングテールキーワードといいます。1単語で競合の多い「ビッグキーワード」と比べて表示回数は少なくなりますが、ユーザーのニーズを把握しやすいことが特徴です。

ニーズが明確なうえで広告文を作成できるため、コンバージョン率が高くなる傾向にあります。クリック単価も高騰しないため、費用対効果を合わせやすいキーワードです。

ロングテールキーワードを中心に広告を配信することで、収益性を安定させたまま運用しやすくなります。

広告の品質を高めてクリック単価を抑える

広告の表示順位を上げるためには、クリック単価のほかに「広告の品質」が重要になります。広告ごとに「品質スコア」というスコアで評価され、クリック単価と同様に表示順位に影響するからです。

広告の品質は「広告のクリック率」や「キーワードとの関連性」などの観点から評価されます。クリック単価と品質スコアでは、品質スコアの評価の方が優先的に表示順位に影響します。

例えば自社のクリック単価が競合よりも低い場合でも、品質スコアが競合よりも高ければ、自社の広告が競合より上位に表示される可能性があります。そのため、まずはクリック単価よりも品質スコアを高めることが、費用対効果を合わせるうえで重要です。

PDCAサイクルを回しつづける

改善のPDCAサイクルを常に回しつづけることで、リスティング広告の質を高められます。直近で計測した数値を分析しつづけることで、これまでに分析したデータが貯まっていくからです。

分析データが貯まることで、運用しているアカウントの数値傾向など、実施する改善施策の精度が高くなるはずです。競合も常にクリック単価などの設定を変更しているため、リスティング広告の効果を高めるためには、日々ブラッシュアップしていくことが大切です。

広告代理店に運用を依頼する

自社内に広告運用の知識・経験がある方がいない場合は、広告代理店に運用を依頼するやり方も一つの方法です。広告代理店に運用を依頼することで、高い成果を期待できるはずです。

なぜなら広告代理店は、さまざまな企業・ジャンルで運用経験を持つ、リスティング広告のプロだからです。しかし、広告代理店に依頼する場合には手数料を支払う必要があります。

平均的な相場は運用する広告費の20%程度です。自社内に広告運用の知識がある人がおらず、広告予算に余裕がある企業は、広告代理店を利用することをおすすめします。

まとめ

リスティング広告の特徴やメリット、配信手順などについて解説しました。リスティング広告は、指定したキーワードで検索を行っているユーザーに対して配信するため、購入見込みの高いユーザーにアプローチできるはずです。

SEOよりも上部に表示されることで、ユーザーの目に留まりやすいことが特徴です。また、即日から広告をスタートでき、リアルタイムな状況を見て調整・改善が行えます。

しかし、広告運用には手間や時間などのコストがかかり、運用についての知識がないと高い広告効果が見込めない恐れがあります。自社内での運用が難しい場合は、広告代理店への依頼を検討することがおすすめです。

malna株式会社の広告運用代行

malna株式会社では、総合的なwebマーケティング支援を行っています。20代の若手社員を中心に世の中のトレンドをいち早く掴み、過去の多様な業種へのコンサルティング支援の経験を活かした幅広いサービスを展開しています。スピーディかつ本質的な成果にコミットし、貴社の利益に貢献いたします。

担当者との定期的なミーティングの設置や、日々の円滑なミュニケーションなどサポート体制が非常に充実している点が特徴です。

✔ リスティング広告を始めたいが、やり方が分からない
✔ 自社コンテンツに関して広告運用を行いたいが、自分たちでできるか不安だ
✔ リスティング広告で、幅広いターゲットにアプローチしたい

こんなお悩みを持つ方は、是非一度話だけでも聞いてみませんか?

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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