2026.09.21
ChatGPT Ads Managerとは|日本から使えるセルフサーブ管理画面の始め方
ChatGPT広告に出稿したいと考えて調べ始めると、代理店に相談する話ばかりが出てきます。自社で直接申し込む方法にはなかなかたどり着けません。窓口の名前は見かけるのに、日本から使えるのか、何から手をつければよいのかが判然としない状態です。
目次
実際にはOpenAIの公式ヘルプを開くと、セルフサービスの対応国一覧に日本が載っており、アカウント開設から配信までの手順も公開されています。情報が見つけにくいだけで、手順そのものは整理された形で出ています。
本記事では、ChatGPT Ads Managerがどういう画面で、日本の広告主が何をどの順番で進めることになるのかを、OpenAIの公式発表と公式ヘルプの記載だけを根拠に整理します。記載内容は2026年9月16日に確認した時点のものです。
新しい広告面の窓口を任され、代理店に出すか自社で持つかを決めかねている広告運用担当の方に向けた内容です。
どの窓口で扱うかは、既存の媒体との役割分担が決まってはじめて選べます。malnaはその役割分担を書き出す段取りからお手伝いしています。
ChatGPT Ads Managerとは、OpenAIが提供するセルフサーブの広告管理画面です
ChatGPT Ads Managerとは、広告主が代理店を介さずに自分でChatGPT広告のアカウントを開設し、キャンペーンの作成から成果の確認までを行うための管理画面です。OpenAIが2026年5月5日の発表でベータ版として提供を開始したもので、利用の入口は ads.openai.com になります。
OpenAIは同じ発表のなかで、この画面の役割を、広告主としての登録、支払い情報の追加、予算と入札とペーシングの設定、広告のアップロード、キャンペーンの開始と管理、成果の確認、と説明しています。広告の配信判断そのものはOpenAI側の配信システムが持ちます。管理画面で操作できるのは入稿と設定と確認の範囲だと考えておくと、期待がずれません。
ベータ版として段階的に開放されています
Ads Managerは正式版ではなく、ベータ版として提供されています。OpenAIは発表のなかで、テストと改善を続けながら対象を広げていくと述べており、画面の名称も公式ヘルプ上は Ads Manager Beta と表記されています。
ベータ版であるということは、画面の構成や設定できる項目が今後変わりうるということです。社内向けの手順書を作る場合も、画面の並びをそのまま図解して固定するより、決めるべき項目の一覧という形で残しておくほうが、更新の手間が少なくて済みます。
代理店経由の窓口と並行して提供されています
Ads Managerは、代理店経由の窓口を置き換えるものではありません。OpenAIは同じ発表で、Dentsu、Omnicom、Publicis、WPPといった代理店グループとの協業を継続していることと、Adobe、Criteo、Kargo、Pacvue、StackAdaptといったテクノロジーパートナーを追加したことを併記しています。
つまり広告主から見ると、すでに付き合いのある代理店に相談する経路と、自社でアカウントを持つ経路の2つが並んでいる状態です。どちらを選ぶかは、社内に運用を担う人を置けるかどうかで変わってきます。
新しい媒体が増えるたびに、この窓口の選び方で足踏みする場面はよく見かけます。同じ論点を扱ってきた立場から、malnaへのお問い合わせでも整理のご相談を受けています。
参考:New ways to buy ChatGPT ads
関連記事:ChatGPT広告の代理店連携とは|電通など4社の協業と国内の注意点
日本はセルフサービスの対応国一覧に含まれています
日本は、OpenAIの公式ヘルプが公開しているAds Managerの対応国一覧で、セルフサービス利用可能として掲載されています。2026年9月16日に確認した時点の記載であり、日本を拠点とする広告主が自分でアカウントを開設して出稿する経路は用意されている状態です。
一覧にはオーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、日本、韓国、メキシコ、英国、米国、およびEU各国を含む国名が並んでいます。欧州の一部の新しい市場については、セルフサービスではなくOpenAIの営業チームや代理店、テクノロジーパートナーを経由する案内になっています。
一覧に載っていない国の扱いも明示されています
公式ヘルプは、国名が Coming Soon と記載されている場合、あるいは一覧に国名が無い場合について、セルフサービスはまだ使えないと説明しています。その場合でも ads.openai.com でアカウントの作成自体は可能で、提供が始まった時点で通知が届く仕組みです。
海外に関連法人がある企業では、どの国の法人で広告アカウントを作るかによって、使える経路が変わる可能性があります。日本法人で作るのか海外法人で作るのかは、申し込みの前に社内で決めておきたい論点です。
一覧は更新される前提で確認します
対応国の一覧は固定されたものではありません。公式ヘルプのページには更新の時刻が表示されており、確認した時点でも当日内に更新された記録が残っていました。提供範囲が動いている段階だと考えられます。
社内の稟議資料に国名の一覧をそのまま転記すると、決裁が下りる頃には内容が変わっていることがあります。残すべきは一覧そのものではなく、確認したページと確認日です。申し込みの直前にもう一度開く進め方にしておけば、差分だけを見れば済みます。
アカウント開設は5つの手順で進みます
Ads Manager Betaのアカウント開設は、公式ヘルプが5つの手順として整理しています。アカウントの作成、オンボーディングと確認、アカウント情報の入力、請求と支払いの設定、メンバーの招待、という並びです。公式ヘルプは、必要な手順がすべて完了するまでキャンペーンは配信されないと明記しています。
アカウントを作るのは各社で1人の所有者に限る、という前提も置かれています。先に複数人が別々にアカウントを作ってしまうと整理が必要になるため、誰が所有者になるかを決めてから着手する形が想定されています。
手順1 ads.openai.comでアカウントを作成します
最初の手順は、ads.openai.comにアクセスしてサインアップの流れに従うことです。OpenAIのアカウントが必要になりますが、持っていない場合はこのサインアップの途中で作成できると案内されています。
公式のクイックスタートでは、仕事用のメールアドレスに紐づいたOpenAIアカウントでのサインインを勧めています。個人のアカウントで作ってしまうと、担当者が変わったときに引き継ぎが煩雑になるため、この点は社内で先に決めておくほうが安全です。
手順2 オンボーディングとアカウントの確認を済ませます
2つ目は、事業者としての情報を登録し、アカウントの確認を受ける手順です。事業者名、ウェブサイト、ロゴ、業種といった情報と、アカウントの国、通貨、タイムゾーンなどを入力します。
公式ヘルプは、広告アカウントを作成することでOpenAIの規約に同意したことになると記載しています。通貨とタイムゾーンは請求やレポートの区切りに関わる項目なので、入力前に経理担当と確認しておくと後戻りが減ります。
手順3 アカウント情報を入力します
3つ目は、アカウントに関する残りの情報を埋める手順です。ロゴの登録もここに含まれ、クイックスタートでは設定画面からブランドのロゴを追加するよう案内されています。
ロゴは配信される広告の要素の1つとして扱われます。公式ヘルプが示す広告の構成要素には、広告主名、ファビコン、見出し、説明文、遷移先ページ、画像素材が挙げられており、どの素材を誰が用意するかは事前に整理しておきたいところです。
手順4 請求プロフィールと支払い方法を登録します
4つ目は、請求に関する設定です。事業者名、事業者の住所、請求書の送付先メールアドレスを入力して請求プロフィールを作り、続いてクレジットカードの情報と請求先住所を登録します。
公式ヘルプは、カードを登録する際に100ドルの一時的な与信枠の確保が行われる場合があると説明しています。この保留は自動的に解除されるものの、カードに最大3日間残ることがあるとされています。経理への事前共有が要る項目です。
手順5 メンバーを招待します
5つ目は、画面を使う担当者を招待する手順です。アカウントの所有者が作成を済ませたあとに、追加のメンバーを招待して権限を渡す流れになっています。
代理店や制作会社に一部の作業を任せる場合も、アカウント自体は自社で持ったまま権限を渡す形が取れます。誰にどこまで触らせるかは、配信が始まる前に決めておくほうが混乱しません。
参考:Ads Manager Beta Account Setup

キャンペーンは3つの階層で組み立てます
Ads Manager Betaのキャンペーンは、キャンペーン、広告グループ、広告という3つの階層で構成されます。上の階層で目的と予算と配信範囲を決め、その下で訴求のまとまりを作り、いちばん下に実際の広告素材を置く形です。
作成の方法は2通り用意されています。画面上の手順に沿って進めるガイド付きの作成と、キャンペーンのスキーマのテンプレートを埋めて一括で取り込む方法です。件数が多い場合は後者が想定されています。
キャンペーンで決めるのは目的と予算と配信範囲です
キャンペーンの階層で設定するのは、キャンペーン名、目的、目的がコンバージョン型の場合のコンバージョンイベント、予算、開始日と終了日、配信対象の国、配信面、含めるまたは除外するカスタムオーディエンスです。
公式ヘルプは、目的と予算の型は後から変更できない場合があると注意しています。たとえばキャンペーン総額の予算を日予算に変えた場合、そのキャンペーンを総額予算へ戻すことはできないとされています。設計を誤ったときは編集ではなく作り直す前提で考えておく必要があります。
広告グループではコンテキストヒントを設定します
広告グループは、テーマや訴求のまとまりごとに広告を束ねる階層です。設定する項目は広告グループ名とコンテキストヒントの2つで、ヒントは自社の商品やサービスが関連しそうな会話、話題、キーワードを説明するものとされています。
公式ヘルプは、このヒントについて完全一致のキーワードではなく、特定の会話での配信を保証するものでもないと明記しています。位置づけとしては、幅を持ったテーマの合図であって、キーワードの一致判定ではないという説明です。検索広告のキーワード入札と同じ感覚で設計すると噛み合わないため、社内で説明する際はこの違いを先に共有しておくほうが誤解が生じません。
書き方についても公式に指針が示されています。実際の利用者の困りごとを描けるだけ具体的でありながら、会話に出てくる言い回しの揺れを吸収できるだけの幅を持たせる、という考え方です。単語を並べるのではなく、状況や目的を説明する語句として書くよう案内されています。
ヒントに含めるとよいとされているのは、話題や会話のテーマ、利用者の必要としていること、自社が提供している商品やサービス、その商品が解決できる問題です。広告の見出しと説明文だけでは伝わらない情報を補う役割だと位置づけられています。
1つの広告グループにまとめる範囲についても注意があります。扱う商品や対象や用途が明確に異なる場合は、1つの広告グループにヒントを詰め込まず、広告グループを分けるよう明記されています。管理の都合でまとめると配信の精度が落ちる設計だと読めます。
参考:Create Ad Groups for ChatGPT
広告として用意するのは6つの要素です
広告の階層では、実際に表示される素材を登録します。公式ヘルプが挙げている広告の構成要素は、広告主名、ファビコン、見出し、説明文、遷移先ページ、画像素材の6つです。広告はChatGPTの回答の下に表示され、スポンサー表示によって回答本文と視覚的に分けられるとされています。
素材の作り方についても公式の指針があります。ChatGPT広告はキーワードに合わせて出す仕組みではないため、印象に残る一言や汎用的な行動喚起に頼るのではなく、何を提供しているのか、誰に向いているのか、どういう場面で役に立つのかを具体的に書くほうが関連性が高まる、という説明です。
本数の考え方も示されています。1つの商材に対して見出しと説明文の組み合わせを複数用意し、量と幅を確保するほうが、配信の機会を見つけやすくなるとされています。ただし各パターンは切り口を変えることが前提で、同じ内容を言い換えただけのものを並べる形は推奨されていません。
説明文は見出しの繰り返しにせず、便益や機能や利用場面を補う情報を足すよう案内されています。遷移先については、トップページを既定にするのではなく、商品ページやカテゴリーページなど内容が対応するページを指定することが推奨されています。
画像は、広告の内容を支える分かりやすい絵柄が望ましいとされ、抽象的すぎるものや情報量が多すぎるものは避けるよう書かれています。見出しと説明文と画像が同じことを指している状態が基準です。
配信先は国と配信面で絞り込みます
配信対象は、キャンペーンの階層で国を指定して絞り込みます。米国に限っては州、指定マーケットエリア、郵便番号までの指定に対応しており、対応している地域は画面の検索で確認する形です。地域の一覧はCSVでダウンロードできるとされています。
配信面は、iOSアプリ、Androidアプリ、Webの中から選べます。Webにはパソコンのブラウザとスマートフォンのブラウザの両方が含まれます。なお成果の画面では端末の区分がモバイルとデスクトップにまとめられ、スマートフォンのブラウザはモバイル側に数えられると注記されています。
参考:Create Campaigns for ChatGPT Ads
キャンペーンの階層をどう切るかは、既存の広告アカウントの区切り方とそろえておくと後の集計が楽になります。malnaは広告の設計から実行までを続けて見ているので、あとで集計に困らない切り方を決める段階から相談できます。
目的の選び方で課金方式と最適化が決まります
キャンペーンの目的は、課金方式と配信の最適化の両方を決める設定です。公式ヘルプは、現時点で選べる目的としてCPM、CPC、oCPCの3つを挙げています。目的は後から変更できないため、画面に入る前に決めておく項目になります。
3つの違いは次のとおりです。
| 目的 | 課金の単位 | 向くマーケティング目標 |
|---|---|---|
| CPM | 1,000インプレッションあたり | 到達と認知の量を広げる |
| CPC | 有効なクリックあたり | 流入と接触を増やす |
| oCPC | 有効なクリックあたり | クリック後の特定の行動を増やす |
oCPCはコンバージョンに最適化する型ですが、課金の単位はあくまでクリックです。コンバージョン1件あたりで課金される仕組みではない点は、公式ヘルプでも明示されています。成果報酬型だと誤解したまま社内に説明すると、後で訂正することになります。
入札は広告グループの階層で上限を決める形です。CPMの目的なら上限CPM、クリック系の目的なら上限CPCを設定します。CPCの目的については、1クリックあたり3ドルから5ドルの上限から始めることが公式に推奨されています。オークションは関連性で重み付けした第2価格方式だと説明されており、金額だけで表示の順番が決まるわけではありません。
なお、目的の呼び方は公式ヘルプのページによって揺れがあります。キャンペーン作成のページではCPM、CPC、oCPCと表記される一方、広告の基本を説明するページではReachとClicks、請求のページではViewsとClicksという呼び方が使われています。同じものを指していると読めますが、社内資料では課金方式の名前で統一しておくほうが混乱しません。
目的と予算の型は、配信を始めたあとで直しにくい設定です。malnaは配信の設計とその後の運用を切り離さずに扱っているため、最初の1本をどう組むかの段階からmalnaへのお問い合わせでご相談いただけます。
関連記事:ChatGPT広告の出稿方法まとめ|2つの窓口を代理店とセルフサーブで解説

成果の見方と計測の設定を先に決めます
Ads Manager Betaで確認できる指標と、その見方は公式ヘルプに整理されています。指標はキャンペーン、広告グループ、広告のいずれの階層でも同じものを追える構成で、表形式の一覧、グラフ、CSVの書き出しという3つの見方が用意されています。
何をどこまで数えられるかは、計測の設定をどこまで組むかで変わります。配信を始めてから整えるより、キャンペーンを作る前に決めておくほうが、やり直しの手間を避けられます。
レポートで追える指標は7つです
確認できる指標は、インプレッション、クリック、消化金額、クリック率、平均CPC、平均CPM、コンバージョンの7つです。公式ヘルプは、これらを使って配信量、反応、消化のペースを評価できると説明しています。
表の一覧が既定の見方で、グラフではインプレッションとクリックと消化金額を単独または組み合わせて期間の推移を見られます。CSVは期間の累計と日別の2種類を書き出せる作りです。社内報告の形式に合わせて、どちらを使うかを決めておくと運用が楽になります。
コンバージョンは設定と反映の時差を前提に見ます
コンバージョンの数は、計測を設定した場合にのみ表示されます。OpenAIは2026年5月の発表で、Conversions APIとピクセルによる計測の提供を開始したと述べており、購入、リード獲得、会員登録といったクリック後の行動を把握できるとしています。広告主に渡されるのは集計された成果で、個別の会話の内容は共有されないと明記されています。
管理画面には合計のコンバージョン数が表示され、列の分割を設定すれば個別のイベントごとに分けて見ることもできます。ここで注意が要るのは反映の時差です。公式ヘルプは、コンバージョンが画面に出るまで24時間から48時間を見込むよう案内しています。配信初日の数字だけで判断すると読み違えます。
計測を組まない場合はパラメータで切り分けます
計測の仕組みを組まない段階でも、遷移先ページのURLに固定のパラメータを付けて流入を追う方法が案内されています。UTMパラメータのような静的なパラメータは広告のクリック時に保持されるため、既存のアクセス解析の側でChatGPT広告からの流入を切り分けられる形です。
モバイルアプリを対象にする場合は、モバイル計測パートナーとの連携も用意されています。自社のどの成果をどの仕組みで数えるかを、キャンペーンの目的を決める段階と同時に決めておくのが順当な進め方です。
使い始める前に確認しておきたいこと
Ads Managerを開く前に整理しておくと、申し込みから配信までの往復が減る項目がいくつかあります。請求の主体、配信が始まらない場合の確認先、ベータ版であることの影響、そして公式に確認できていない点の4つです。
請求の主体と支払い手段を先に決めます
アカウントの国と通貨は登録時に入力する項目で、請求プロフィールには事業者名と住所、請求書の送付先が必要です。支払いはクレジットカードで、請求は配信後に発生する後払いの形が採られています。
社内の決裁ルールによっては、法人カードの用意や与信枠の確認に時間がかかります。カード登録時の一時的な与信枠の確保も含め、経理側の段取りを先に通しておくほうが、申し込みで止まらずに済みます。
配信が始まらないときの確認先は公式に示されています
公式ヘルプは、キャンペーンが配信されない場合に確認する点を挙げています。アカウントの確認と請求の設定が完了していること、キャンペーンと広告が有効になっていること、キャンペーンの日付が当日を含んでいること、広告の審査が完了していることの4点です。
この並びが示しているのは、設定を終えても審査が通るまでは配信されないという点になります。開始日を決め打ちで社内に共有する前に、審査に要する期間を見込んだ余裕を持たせておきましょう。
ベータ版であることを前提に社内の手順を作ります
Ads Managerはベータ版です。目的の呼び方が公式ヘルプ内でそろっていない点や、成果画面の端末区分について今後より詳細な集計を予定していると注記されている点からも、仕様が動いている段階だと読み取れます。
社内で共有する資料は、画面の並びを前提にした操作手順よりも、決めるべき項目と決め方を残す形のほうが長持ちします。画面が変わっても、判断の軸は残るためです。
公式に確認できていない点は未確認のまま扱います
管理画面が日本語で表示されるかどうか、日本語での問い合わせ窓口があるかどうかについては、公式ヘルプの記載を確認できませんでした。ベータ版がいつ正式提供に切り替わるかについても、公式の言及は見つかっていません。
これらは、実際にアカウントを作って画面を開けば確かめられる範囲です。社内に説明する段階では未確認と明示しておき、確認できた時点で更新する扱いにしておくと、後から説明を求められたときに困りません。
遷移先ページがOpenAIのクローラーからアクセスできるか確かめます
広告の遷移先に指定したページは、OpenAI側のクローラーが実際に読める状態になっている必要があります。公式ヘルプは、広告として登録されたページの安全性を確認するためにクローラーが訪問することと、そのページの内容を配信の関連性の判断にも使う場合があることを説明しています。
許可が必要なのはOAI-AdsBotで、OAI-SearchBotとあわせて許可することが推奨されています。ここで確認すべき層は3つあり、robots.txtの記述、Cloudflareなどの防御サービスや遮断の仕組み、そしてCAPTCHAやJavaScriptによる人間かどうかの判定です。いずれかで止まると、広告の審査そのものが進みません。
この確認は広告運用の担当者だけでは完結しません。サイトの運用側や情報システムの担当に依頼が必要になることが多く、社内の調整に時間がかかりやすい工程です。アカウントを作る前の段階で着手しておくと、審査で止まる期間を短くできます。
参考:Advertiser Guidance for Allowing OpenAI Web Crawlers
参考:Quickstart: Launch your first campaign

よくある質問
ChatGPT Ads Managerについて、検討の初期段階で挙がりやすい質問をまとめます。
ChatGPT Ads Managerは日本から使えますか
使えます。OpenAIの公式ヘルプが公開しているAds Managerの対応国一覧に、日本がセルフサービス利用可能として掲載されています。2026年9月16日に確認した時点の記載であり、提供範囲は更新されるため申し込み前に同じページを再確認してください。
代理店を通さずに自社だけで出稿できますか
できます。Ads Managerは広告主が自分でアカウントを開設し、キャンペーンの作成から成果の確認までを行うための画面として提供されています。代理店経由の窓口も並行して提供されているため、社内の運用体制に応じて選べます。
アカウント開設にはどのくらいの手順が必要ですか
公式ヘルプは5つの手順を示しています。アカウントの作成、オンボーディングとアカウントの確認、アカウント情報の入力、請求と支払いの設定、メンバーの招待です。すべて完了するまでキャンペーンは配信されないと明記されています。
キャンペーンの目的は後から変更できますか
変更できません。公式ヘルプは、目的が課金方式と最適化を決めるため、別の目的が必要な場合は既存のキャンペーンを編集するのではなく新しいキャンペーンを作るよう案内しています。予算の型についても、一部の変更は元に戻せないとされています。
管理画面は日本語で使えますか
公式ヘルプでは確認できませんでした。日本語表示の有無と日本語での問い合わせ窓口については未確認として扱い、実際にアカウントを作って画面を開いた時点で確かめる必要があります。
まとめ
ChatGPT Ads Managerは、広告主が自分でChatGPT広告を出稿するための管理画面で、2026年5月5日にベータ版として提供が始まりました。日本はセルフサービスの対応国一覧に含まれており、代理店を通さずに進める経路が用意されています。
進め方は、アカウント開設の5手順を済ませたうえで、キャンペーン、広告グループ、広告の3階層を組み立てる形です。目的の選択が課金方式と最適化を決め、後から変更できないため、作成前に決めておく必要があります。計測の設計も配信開始前に済ませておくほうが、やり直しが減ります。
ベータ版である以上、画面も対応国も動きます。この記事の内容は2026年9月16日に公式ヘルプを確認した時点のものとして扱い、申し込みの直前に同じページを開き直す運用にしてください。まず決めるべきは、アカウントを誰の名義で持ち、請求をどの法人で受けるかの1点です。ここが決まれば、残りの手順は順に片付きます。
社内の体制まで含めて進め方を固めたい場合は、malnaへのお問い合わせからご相談いただけます。
AIを使える人材が社内にいない場合
管理画面の作りと手順の並びは追えた。でも、実際に設定を組んで数字を読みながら直していく手が社内で空いていない。
新しい媒体は、立ち上げの期間だけ手が足りなくなることが多いのではないでしょうか。malnaでは、AI活用の実務経験を持つ人材をご紹介するAIタレント名鑑を運営しています。採用ではなく業務委託として、週1日から相談いただけます。
ここまでの手順を自社で回すか外に出すかは、いまの体制でどこまで手が届くかによって変わります。malnaはWebマーケティングの内製化支援も扱っているため、社内に残す範囲を決める段階から入れます。
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