2022.10.25
目的別でWeb集客方法を7つ紹介!集客のコツは始める前
国民の9割がインターネットを利用する時代となり、Web集客の重要性が年々高まっています。
Web集客はコストをかけずに効率的に集客したい方におすすめの方法です。
本記事は、Web集客の基本情報と具体的な集客方法7つを目的別で解説します。
また、Web集客を始める前にやっておくことを3つに分けて紹介しているので、これからWeb集客を始める方にとって役に立つ記事となっています。ぜひ最後までご覧ください。
Web集客とは?メリットは?
Web集客はインターネットを利用して、オンライン上のサービスから集客する方法です。主にGoogleやYahoo! JAPANといった検索エンジンとFacebookやInstagramなどのSNSから集客します。
総務省の「通信動向利用調査」によると、令和元年9月末のインターネット利用者の割合は89.8%と国民の9割近くがインターネットを利用しています。このことから、Web集客をうまく活用すればポスティングや看板広告などのアナログ集客よりも何倍もの集客効果が期待できます。
Web集客のメリットは、無料ですぐに始められ、費用対効果が高いことです。さらに、オンライン上で集客するので、得られたデータをもとに今後の対策を考えやすいのもWeb集客ならではのメリットといえるでしょう。
事業を開始したばかりで集客に費用をかけられない場合や、詳細なデータをもとに集客をしたいときにWeb集客は役立ちます。また、Web集客はターゲットを絞って広告を表示できるので、使い方次第では少ない費用で多くの顧客を獲得可能です。
Web集客を始める前にやっておくこと3つ
いきなりWebで集客を始めても、無駄に時間や費用をかけてしまいます。これから紹介するある3つのことをやっておくだけで、Web集客だけでなく商品・サービスのクオリティの向上にも役立ちます。ぜひ参考にしてください。
- ターゲットを明確にする
- 集客の導線を決める
- Webサイトを制作する
ターゲットを明確にする
Web集客を実際に始める前に、商品やサービスを誰に届けたいのかターゲットを明確にすることが重要です。ターゲットを決めずにWeb集客をしてしまうと、ターゲットに向けて訴求できるWeb集客の利点を活かせません。
SNSで集客する場合も同じく、ターゲットが絞れていないと、どのSNSを利用すれば効率的かわかりません。例えば、転職サービスを提供している企業が10代のユーザーが多いTikTokで広告を出しても集客は見込めません。転職サービスの場合、30代のユーザーが多いFacebookのほうが、集客効果は大きいでしょう。
また、ターゲットの年代や性別だけでなく年収、趣味、生活習慣など人物像が浮かび上がるまで細かく設定するのもおすすめです。ターゲットの条件を詳細にするほど、訴求しやすくなるだけでなく、購入や問い合わせにつながる可能性も上がります。
1つ注意して欲しいのは、競合とターゲットを被せないことです。競合とターゲットが被ってしまうと、同じお客さんを取り合ってしまうので、コストがかかるだけでなかなか商品・サービスの購入につながりません。競合との差別化も考えた上でターゲットを明確にしましょう。
集客の導線を決める
集客の導線とは、集客の入口から出口までの道筋です。最初はSNSで集客してホームページに誘導し、商品の魅力を伝えたあとに購入するというように、道筋を決めるといいでしょう。
導線がしっかり決まっていれば、ユーザーもスムーズに購入まで進んでくれます。ポイントは、いきなり商品・サービスの宣伝をするのではなく、徐々に商品・サービスの魅力を知ってもらうようにすることです。ユーザーがどんな道順で歩けば、興味をもって購入してもらえるかを考えましょう。
1回目の購入で終わるのではなく、2回目、3回目とリピートしてもらうためには、導線を決める前のターゲット選定が重要です。ターゲットが明確であれば、導線も作りやすくなります。
Webサイトを制作する(無料でOK)
Web集客の効果を最大限発揮するためにはWebサイトは必須です。SNSで集客が成功しても、商品名をGoogleで検索した際に公式サイトがなければ、不信感を持たれてしまいます。商品・サービスの信頼性や安全性をユーザーに感じてもらうためにもWebサイトは作っておきましょう。商品・サービスのブランディングにも役立ちます。
費用がかかるものだと思われがちですが、Webサイトは無料で作れます。Wixは無料でありながらクオリティの高いWebサイトが作成可能です。また、1つの商品・サービスを宣伝するページを作りたい場合は、ペライチがいいでしょう。ペライチは1枚の長いページLP(ランディングページ)を作成するのに適しています。
競合との差別化を目指すなら、オリジナリティあるWebサイトが作れるWordPressの導入がおすすめです。WordPressの場合、維持費や初期費用が多少かかりますが、そのぶんデザインや各種機能を自由にカスタマイズできます。
お金に余裕があればWebサイトを制作している企業に依頼してみるのもいいかもしれません。制作費用は10〜100万円と幅広いですが、20〜30万円代で充分魅力的なWebサイトを制作してくれます。
費用を抑えた長期的なWeb集客方法3選
Web集客には長期的な運用が向いているものと、短期的に運用した方がいいものと2つに分かれます。ここでは費用を抑えた長期的な運用に向いているWeb集客を3つ紹介します。
- SEO対策
- SNS(Twitter、Facebookなど)
- MEO対策
SEO対策
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンであるキーワードを検索したときに、自分のWebサイトが検索結果の上位に表示できるようにする対策のことです。特別な理由がなければ、Webサイトを運用するうえで必須の対策といえるでしょう。
効果を感じるまでに時間はかかりますが、上位表示が成功すればかなりの集客効果が期待できます。
SEO対策において「E-A-T」を意識してWebサイトを運用するのが基本です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
以上3つがWebサイトで反映されているかで検索順位が決まります。EATはユーザーを第一に考えたなかで生まれた概念です。ユーザーファーストでWebサイトを運用すれば自然と検索順位は上がります。
どのWeb集客方法でも共通しますが、まずはユーザーを第一に考えることが重要です。
▶SEO対策に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
中小企業こそSEO対策をすべき!メリットや対策方法を解説します
SNS(Twitter、Facebookなど)
TwitterやFacebookなどのSNSで自社のアカウントを運用するのもWeb集客方法の1つです。各SNSにはユーザーの年代に偏りがあるので、自分のターゲットに合ったSNSを運用するのがおすすめです。
Twitterは20代のユーザーが最も多く、男女による利用率の偏りはありません。Twitterの大きな特徴は、リツイート機能による拡散力の高さです。1度火がつけば、多くの人に認知してもらえます。
Facebookは30〜40代のビジネスマンが多く利用しています。実名で登録されていて、プロフィールも他のSNSよりも詳細なので、ターゲットを絞った集客をしやすいのが特徴です。
Instagramのユーザーは20〜40代と幅広い年代に利用され、女性の利用率が高いです。画像や写真がメインのSNSなので、世界観やビジュアルを重視した集客が効果的といえるでしょう。
TikTok
TikTokは10代のユーザーが最も多いSNSです。ほかのSNSと異なり、フォロワー数が少ないアカウントでも一定数のユーザーに認知してもらえます。認知度を上げるのが目的ならTikTokを活用するのがおすすめです。
YouTube
YouTubeは全世代に訴求できるSNSです。運用する難易度は高いですが、一度チャンネル登録してもらえれば、継続的に集客できます。うまくいけばファンを獲得できるだけでなく、ほかのSNSでも共有されるのが特徴です。
※各SNSの年代や男女比は、令和3年度に総務省で行われた研究結果を参考にしています。
SNSで集客する際に注意して欲しいのが、複数のSNSを同時に運用しないことです。いくつも手を出してしまうと、1つのSNSにかける時間が短くなり、集客効率も悪くなります。最初はなるべく運用するSNSを、1つに絞ることをおすすめします。
▶各SNSを用いたマーケティングや広告に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
MEO対策
Googleマップ上で自社の店舗や会社を見つけてもらいやすくする対策をMEO対策といいます。店舗運営している企業におすすめのWeb集客方法です。
例えば、「渋谷区 イタリア料理」とマップで検索すると、MEO対策している渋谷区にあるイタリア料理を扱う店舗が、マップ上で目的地候補の上位に表示されるという感じです。
MEO対策をしているとGoogle検索をしたときにリスティング広告やWebサイトより上にマップ情報が表示されます。企業によってはSEO対策よりも先にMEO対策をしたほうが集客効果が高い場合もあります。
MEO対策をするには、Googleビジネスプロフィールの登録が必要です。Googleビジネスプロフィールで、店舗名や住所、営業時間など店舗情報を設定することでGoogleマップに登録した情報が反映されます。無料で登録できるので、店舗経営される場合は早めに設定しておきましょう。
短期で成果を上げる集客方法2選
Web集客には広告を利用して、より多くの人に認知してもらう方法があります。費用はかかりますが、短期間に狙ったターゲットへ効率的に訴求できるのが特徴です。今回は短期で成果を上げる集客方法を2つ紹介します。
- リスティング広告
- SNS広告
リスティング広告(Google、Yahoo!)
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果の上に表示される広告のことです。時間のかかるSEO対策をしなくても自分のWebサイトを、検索上位に表示できるのはリスティング広告のメリットといえるでしょう。
どのキーワードで上位表示するか設定できるので、広告を出す側も、ユーザーに訴求しやすいのが特徴です。狙ったキーワードが、競合も同じキーワードを狙っていた場合、オークション形式で広告費を決めます。広告費を抑えるには、なるべく競合と被らないキーワードを狙って、広告を出しましょう。
リスティング広告だと、Webサイトを上位表示し続けるには広告費を払い続ける必要があり、維持費が発生してしまいます。リスティング広告は長期的な運用には向いていません。期間を指定して広告を出したり、SEO対策をしたり、将来的にリスティング広告を利用しなくてもWeb集客できるようにしましょう。
SNS広告
SNS広告は、FacebookやInstagram、YouTubeなどのSNSプラットフォームに配信する広告のことをいいます。テキストや画像以外に動画も広告として配信できるので、ユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。
SNSに登録している個人情報や、ユーザーの趣味趣向をもとに広告が表示されるので効率的に集客できます。さらに、出した広告がユーザーに気に入ってもらえれば、拡散してくれるのでうまく活用すれば低コストでより多くのユーザーに訴求可能です。
テキストよりも画像や動画を中心に広告として出すので、集客だけでなくブランディングとしてもSNS広告を利用できます。SNSによって、どの年代や属性が多いか変わってくるので、広告を出すSNSは慎重に決めましょう。
事業別Web集客方法2選
Web集客にはその事業でしかできない集客方法があります。事業別のWeb集客方法を知ることで、集客効果が上がるだけでなく、競合との差別化も可能です。ここでは、EC事業と飲食・美容業のWeb集客方法を紹介します。
EC事業ならGoogleショッピング
オンライン上で商品を販売するならGoogleショッピングの登録を検討してみるのもいいでしょう。Googleショッピングのメリットは、検索結果が大手ショッピングサイトのAmazonや楽天市場よりも上に表示されることです。
GoogleショッピングはGoogle Merchant Centerに登録すると無料で広告が出せます。しかし、無料版の場合Googleの検索結果画面には表示されず、Googleショッピングの専用ページでしか表示されません。Googleの検索結果で上位表示させたいなら、広告費が必要です。
ただECの場合、集客経路が複数あると在庫の管理がむずかしくなるので、集客の導線を決めてから、Googleショッピングの導入を考えましょう。
飲食・美容業はポータルサイトも利用しよう
飲食・美容業の場合、MEO対策のほかにポータルサイトに登録しておくのも大切です。特に事前に予約が必要な店舗はポータルサイトに登録しておくと、予約管理が非常に楽になります。また、予約がインターネットで完結するので、電話対応も減り、接客に時間をかけられるのもポータルサイトの魅力といえるでしょう。
飲食店では食べログ、美容関連の店舗だとホットペッパービューティーがポータルサイトの例として挙げられます。ほとんどのポータルサイトは無料で登録できますが、載せられる写真の枚数や、入力できる文字数に制限があります。ポータルサイトで自分の店舗を上位に表示させたい場合は、有料版に登録しましょう。
Web集客まとめ
目的別でWeb集客の方法を、7つ紹介しました。
どれも効果的な集客方法ですが、ターゲットや集客の導線を決めておかないと、結果が出るのに時間がかかってしまいます。
Web集客を始める前にまずは、ターゲットを明確にし、集客の導線を決めましょう。
自社のWebサイトがあれば、さらにWeb集客の幅は広がります。
どれだけ集客がうまくいっても、商品やサービスがユーザーの求めるクオリティでなければ購入につながりません。ユーザーファーストを意識すれば、商品・サービスのクオリティも上がり、集客もうまくいくでしょう。
ぜひ本記事を参考に自分にあったWeb集客方法を試してみてください。
malna株式会社のWebマーケティング支援
とはいえ、
「Web集客を始めたいけど、どうやって対策すればいいかわからない…」
「一から作成するのは難しそうだな…」
とお悩みの方もいらっしゃるはず。
malna株式会社では、総合的なwebマーケティング支援を行っています。20代の若手社員を中心に世の中のトレンドをいち早く掴み、過去の多様な業種へのコンサルティング支援の経験を活かした幅広いサービスを展開しています。スピーディかつ本質的な成果にコミットし、貴社の利益に貢献いたします。
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