2022.11.15

SNSマーケティング

伸びるTikTok動画とは?5つの要素から徹底分析

malnaブログ編集部です。今回は私が、関わっている事業の一つであるTikTokアカウントの運用についてお話させていただきます。

昨今TikTokを企業のマーケティングに活用する企業が増えてきました。しかし、ここ数年で急激に流行したアプリであるため、どのように動画を投稿すれば良いかを迷っている方や、投稿してもどのようにマーケティングに繋げればいいか悩んでいる方も多くいるでしょう。

また、この記事をご覧の方の中には、TikTokの再生回数が思ったように伸びず、苦労している方も多いと思います。TikTokの再生回数が伸びなければフォロワーも増えないため、その後のマーケティングに活かすことができなくなってしまいます。

本記事では「伸びる動画」をキーワードに、再生回数の多い動画に共通しているポイントについて解説していきます。

▶TikTokのビジネスアカウントの作成方法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください

【ビジネス向け】TikTokアカウント作成方法解説

伸びる動画を作る上で考えるべき要素とは?

TikTokにおいて公式では発表されていないものの、ユーザーの中では「どのアカウントも数百回の再生は保証されている」と言われています。

その上で、TikTokのホーム画面にある“おすすめ”にどれだけ掲載されるかがバズるかバズらないかの鍵を握ります。

そしておすすめに乗るためにはTikTokのアルゴリズムを理解することが重要となるのです。

そこで今回は、アルゴリズムを研究した私が、おすすめに掲載される「伸びる動画」を目指す上で重要なポイントについて5つに分けて紹介していきます。

重要となる5つの項目は、
視聴時間
視聴完了率
いいね数
コメント数
プロフィール表示回数

です。

なぜ5つの項目が重要視されるのか

一般的にTikTokにおいておすすめに掲載されるか否かはアルゴリズムによって決まると言われています。

そしてこのアルゴリズムを攻略するにはこれらの5つの指標を意識し、動画の評価を挙げることが重要となるからです。

これ以降はこの5つの評価項目について、詳しく解説していきます。

▶TikTokの基本的なマーケティングについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください

【最新版】TikTokでバズるマーケティング戦略を解説!

要素1:平均視聴時間

平均視聴時間とは

平均視聴時間とはユーザーがコンテンツ動画を視聴したときの平均時間のことです。

動画の視聴時間が長いと、それだけ人気な投稿とTikTokから判断され、ユーザーが楽しめる価値のあるコンテンツと言えるのです。

ユーザーは、面白くなかったり興味がなかったりすると動画を長く見てはくれません。

いかに魅力的なコンテンツを作って、視聴者の平均視聴時間を伸ばしていくかが重要となります。

たとえ視聴回数が多くても、この平均視聴時間が短いと価値のないコンテンツと判断されることがあります。

平均視聴時間を伸ばすための施策

〈ポイント①〉動画の尺を伸ばし、長尺のコンテンツを作成

コンテンツの長さを伸ばすことはユーザの視聴時間を伸ばす有効的な手段と言えます。

しかし、尺が伸びるほど視聴維持率や視聴完了率は落ちやすくなるというデメリットもあり、バランスが重要となる施策です。

〈ポイント②〉コンテンツの2秒目6秒目を意識する

一般的にTikTokユーザーは最初の2秒間でその動画の視聴を続けるかの判断をしていると言われています。また2秒間を通過した後の6秒目で次の判断である「最後までコンテンツを見るか否か」の判断をします。

つまり、2秒目と6秒目までにコンテンツの価値を伝えるような内容に仕上げる必要があるのです。

要素2:視聴完了率

視聴完了率とは

視聴完了時間とは動画を最後まで視聴してくれたユーザーの割合です。先ほど、説明した視聴時間が長いユーザの中でも、最後まで視聴したユーザの数の割合であるため、難易度の高い指標と言えます。

TikTokでは瞬時に動画が切り替わる仕様になっているため、数秒の視聴でも視聴回数としてカウントされます。

その中で、動画を最後まで見ているユーザーは、本当に良い動画だと判断したと言えるのです。

飽きずに動画を見る人が増えると、TikTokの利用者も増えるため、おすすめに表示されやすくなっています。

視聴完了率を高めるための施策

〈ポイント①〉起承転結のはっきりしたコンテンツ作成

ドラマや漫画、小説などのストーリーを構成する上で「起承転結」は決して欠かせません。これはTikTokコンテンツでも同じことが言えます。起承転結をしっかりと意識することで動画後半も視聴者が離れない「オチのある面白い動画になり」視聴完了者を増やすことができます。

〈ポイント②〉後半に興味を持たせるコンテンツ作成

先ほど説明した起承転結とも通ずる内容ですが、後半に興味を持たせるコンテンツの方が視聴完了率は高くなります。

前半の内容で、ユーザの視聴をキープしつつ後半に繋げることが大きなカギを握るでしょう。後半に興味が沸くようなコンテンツ作りを意識しましょう。

要素3:いいね数

いいね数とは

TikTokコンテンツの再生回数に対して、ハートマークのいいねが付いた割合です。いいね数の多いコンテンツはそれだけ多くのユーザーが「視聴してよかった」と惹きつけられていると言えます。

いいね数を増やすための施策

〈ポイント①〉ターゲットを意識したコンテンツ作成

いいね数を増やすためには、ユーザーに動画の価値を強く感じてもらう必要があります。言い換えると、ファンではない視聴者が多くいるより、熱狂的なファンが一定数いる方が多くのいいねを貰うことができます。

このいいね数がおすすめ表示において重要な役割を果たしているため、長期的に価値のある動画を作るうえでは決して欠かせません。

〈ポイント②〉流行・人気のジャンルの動画を投稿する

 自分が興味があるからといってほかの人も興味があるとは限りません。そのため、より多くの人が興味を持っているジャンルに投稿することがいいねを増やす近道になります。また音源も流行のモノを使うことによって、おすすめに表示される可能性は高まります。

要素4:コメント数

コメント数とは

再生回数に対してコメントが付いた割合であり、いいねをもらうよりもハードルは高いものとなっています。コメントを書きたいという気持ちにさせるには、ユーザーの心を掴むコンテンツでなければなりません。また、アカウントのファンはコメントを書いてくれやすいので、継続的によい動画を作る努力も必要です

コメント数を増やすための施策

〈ポイント①〉動画内にユーザの意見を募る内容を組み込む

「皆さんはどう思いますか?」や「意見をコメント欄にください」など動画内でコメントを求める内容を組み込むことで、コメント数を増やすことができます。

〈ポイント②〉「オチ」となる部分をコメント欄に記載する

「詳細はコメント欄で」という内容を耳にした人も少なくはないはずです。このように動画の最終的なオチをコメント欄に記述することでコメント数を増やすことができるでしょう。

要素5:プロフィール表示回数

プロフィール表示回数とは

プロフィール表示回数とは、動画の再生数の中でプロフィールを見たユーザーがプロフィールに遷移した回数です。コンテンツだけではなくプロフィールを閲覧したユーザーは、アカウント自体に興味を持っていると言えるでしょう。このユーザーが最もフォロワーの獲得に近い存在であり、この数値をおろそかにすることはできません。

プロフィール表示回数を増やすための施策

〈ポイント①〉アカウントにファンを付ける

コンテンツではなくアカウントにファンを付けることで、プロフィール表示回数を増やすことができます。

〈ポイント②〉動画をシリーズ化する

動画をシリーズ化することで1コンテンツではなく、続きや類似動画を求めてプロフィールに遷移する回数が増えると考えられます。

コラム:TikTokの「シャドウバン」について

実は私はTikTokのアカウント運用の中で「シャドウバン」という問題に苦しみました。

TikTokのシャドウバンとは、運営側が通知なしで利用者のアカウントに実行する利用制限のことを指します。

実際にシャドウバンが起こると、、、

  • 投稿がおすすめに載らなくなる
  • いいねやコメントがもらえなくなる
  • 動画の再生数が落ちる

このような制限がかけられます。

また、投稿がおすすめに載らなくなったり、動画に対する反応が全く無くなったりするなど利用者に取って痛手となる制限ばかりです。

TikTokでの動画投稿を楽しめなくなってしまうため気をつけましょう。

シャドウバンの対象となる原因については以下の理由が挙げられます。

  • フォロワー購入をした
  • TikTokの規約に違反した
  • ハッシュタグをつけすぎた
  • 動画を一気に投稿しすぎた
  • 複数のデバイスから同じアカウントにログインした

上位2つは適切ではないことが分かりますが、下位3つは知らない人も多い原因だと思います。

そのため、安全に利用しているのに急にシャドウバンをされることも、、

実際私は「複数ログイン」と「1日に大量投稿」の2つが該当し制限がかけられたのではないかと考えました。

しかし、安全に利用しているのに急にシャドウバンされた場合は、落ち着いてTikTok運営に問題を報告するようにして下さい。

TikTokでシャドウバンされた場合の対処法

  • 放置してシャドウバンが解除されるまで待つ

→解除されるまでの期間は、おおよそ2週間〜1か月程度だと言われています。

  • シャドウバンの原因となった動画を削除する
  • いいねが増える投稿をする

このように、TikTokが伸びなくなったときの原因は、コンテンツではなく「シャドウバン」にある可能性もあるため一度自身のアカウント運用を見つめなおしてください!

まとめ:適切な対策で伸びるTikTok動画を作ろう!

今回は「伸びる動画」をキーワードに、再生回数の多い動画に共通しているポイントについてやアルゴリズムを攻略するための5つの要素について解説しました。

この記事を見た後の動画作成は、伸びるためのアルゴリズムを意識して、ぜひ「伸びる動画」を目指してみてくださいね!

また、TikTokで伸びる動画を作成するためのポイントについては、こちらの記事でも詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてみてください。

TikTokの投稿がおすすめに表示されるには?失敗原因や対策方法を紹介

インターン生として

今回はTikTokの「伸びる動画」についての解説をしましたが、現在私は学生インターンとしてTikTokアカウントの運用を任されています。

malnaでの「長期インターン」は毎日が非常に充実しており、同期のインターン生、社員共に優秀な人ばかりで自分自身を磨き上げる最高の環境です。

「将来どうしたら自分が社会で活躍できるか」ということのイメージをしながら働くことが可能です。

また、malnaには「インターン生だから」という制限はなく、誰もが手を挙げればチャンスを貰え、評価される環境でもあります。

「成長したい!」「様々なことを経験したい」と考えている学生には、malnaの「長期インターン」は心から強くお勧めします!

malna株式会社のTikTok運用代行

とはいえ、TikTokを使い慣れていない方にとっては不慣れなことが多く、戸惑うことも多いのではないのでしょうか?

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著者情報

writermalnaブログ編集部webマーケター / データアナリスト
Facebook・InstagramをはじめとするSNS広告からSEO対策など、マーケティングに関する様々な情報を発信しています。

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