Lステップとは?LINE公式アカウントとの違いと主な機能を解説

「Lステップという名前はよく聞くが、LINE公式アカウントと何が違うのか分からない」

「Lステップを入れるべきか判断したいが、料金や機能を整理できていない」

こんなお悩みはありませんか。

LINE公式アカウントの機能を広げるツールは複数あり、どれを自社で使えばよいか判断しにくいですよね。

この記事では、Lステップとは何か、LINE公式アカウントとの違い、主な機能、料金、始め方をわかりやすく解説します。

マーケティング支援

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Lステップとは

Lステップ(エルステップ)は、LINE公式アカウントと連携して、配信や顧客管理の機能を足すマーケティングツールです。

連携すると、友だちの回答や行動を記録し、記録した内容に応じて友だちごとに配信を出し分けられるようになります。

  • 単独では使えない連携型のツール
  • 提供会社とLinyとの関係
  • Lステップは怪しいツールか

単独では使えない連携型のツール

Lステップは単独では使えず、LINE公式アカウントに連携して使います。

友だちは普段どおりLINE公式アカウントとやり取りし、運用する企業はLステップの管理画面から配信や分析を行います。

LINE公式アカウント1つにつき、Lステップのアカウントが1つ必要です。

公式サイトは、Lステップを個人や中小企業がすぐに始められるセルフ運用型のツールと位置づけています。

参考:Lステップ公式サイト

提供会社とLinyとの関係

Lステップの提供会社は、ソーシャルデータバンク株式会社です。

以前の提供会社だった株式会社Maneqlは、2026年7月1日にソーシャルデータバンク株式会社と合併しました。

同じグループのLINE向けツール「Liny(リニー)」は、現在はLステップの最上位プランとして提供されています。

Linyは、Lステップの全機能に、個別開発や専任のサポート、請求書払いなどの企業向けの機能を加えたプランです。

参考:合併のお知らせ|株式会社Maneql

参考:Linyとは?Lステップとの違い|Lステップ公式ブログ

Lステップは怪しいツールか

Lステップは、LINEヤフーが公開している外部ツール向けの接続方法を使って、LINE公式アカウントと連携します。

連携には、LINE公式アカウント側で発行するChannel IDとChannel Secretを登録します。

運営会社の会社概要と特定商取引法に基づく表記も、公式サイトで公開されています。

料金と解約の条件も、公式サイトの料金表に記載されています。

連携の方法と運営会社の情報が公開されているため、導入前に提供元と契約の条件を確かめられます。

参考:会社概要|Lステップ公式サイト

参考:初期設定の手順|Lステップ公式ブログ

LINE公式アカウントとLステップの違い

LINE公式アカウントは、LINEヤフーが提供する企業向けのアカウントで、無料のプランから始められます。

Lステップは、友だちの回答や行動の記録をもとに配信やメニューを出し分ける機能を、LINE公式アカウントに足すツールです。

機能 LINE公式アカウントだけ Lステップを足した場合
配信 一斉配信、条件を指定した絞り込み配信、ステップ配信 回答やタグで分岐するシナリオ配信
友だちの情報 トーク画面でのやり取りが中心 回答・クリック・予約を友だちごとに記録
リッチメニュー 共通のメニューを表示 友だちの条件でメニューを出し分け
自動応答 決めたキーワードにメッセージで返信 返信に加えて、特典の配布もできる
分析 配信ごとの数値を確認 友だちが登録した経路や、属性と行動を掛け合わせて分析
  • LINE公式アカウントだけで使える機能
  • 連携すると増える機能
  • Lステップを導入しなくても足りる場合

LINE公式アカウントだけで使える機能

LINE公式アカウントでは、メッセージの一斉配信、条件を指定した絞り込み配信、ステップ配信ができます。

友だちと1対1で会話するLINEチャット、応答メッセージ、あいさつメッセージ、リッチメニュー、クーポンも使えます。

LINEヤフーによると、料金プランによって使える機能に差はなく、プランで変わるのは無料で送れるメッセージの通数です。

参考:LINE公式アカウントの料金プラン|LINEヤフー for Business

連携すると増える機能

Lステップを足すと、友だちが答えた内容や押したボタンを、友だちごとの情報として記録できます。

記録した情報をもとに、送るメッセージや表示するリッチメニューを友だちごとに変えられます。

たとえば、アンケートで「初めて利用する」と答えた人には使い方の案内を、「利用経験がある」と答えた人には予約の案内を送れます。

友だちがどのQRコードやURLから登録したかを分けて数えられるため、広告や店頭の掲示ごとの登録数も比べられます。

あらかじめ決めたキーワードを友だちが送ると、自動で返信したうえで特典を届けられます。

参考:導入前のよくあるご質問|Lステップ公式

Lステップを導入しなくても足りる場合

すべての友だちに同じお知らせやクーポンを送る運用なら、LINE公式アカウントだけで足ります。

Lステップの導入を検討するのは、次のような運用をしたい場合です。

  • 友だちの興味や購入状況で、送る内容を変えたい
  • 申込・予約・アンケートの回答をLINE上で受けて、友だちの情報と一緒に管理したい
  • 広告や店頭の掲示ごとに、友だちの登録数や申込数を比べたい

まずはLINE公式アカウントで運用を始め、出し分けや記録が必要になった段階でLステップを足す方法もあります。

Lステップの主な機能

Lステップの機能は、使えるプランによって異なります。

上位のプランほど使える機能が増え、プロプラン以上ですべての機能を使えます。

  • シナリオ配信
  • セグメント配信とタグ管理
  • リッチメニューの出し分け
  • 回答フォームと予約管理
  • 流入経路分析とクロス分析

シナリオ配信

シナリオ配信は、友だち追加や回答を起点に、決めた順番と間隔でメッセージを自動で送る機能です。

配信のタイミングは、「時刻で指定」と「経過時間で指定」の2つの方法から選べます。

「時刻で指定」は、いつ登録した友だちにも、決まった時刻に送る方法です。

「経過時間で指定」は、「友だち追加の5時間後」のように、登録からの経過時間で送る方法です。

経過時間で指定すると、夜に登録した人へ深夜に届く場合があるため、夜間の登録が多いなら時刻で指定する方法が向いています。

途中で回答やクリックがあった友だちには、別のメッセージを送るよう分岐させられます。

参考:シナリオ配信の使い方|Lステップ公式ブログ

セグメント配信とタグ管理

セグメント配信は、条件に合う友だちだけを選んでメッセージを送る機能です。

条件には、友だちに付けたタグや、回答フォームの答え、登録した経路などを使えます。

タグは「資料請求済み」「来店済み」のように、友だちの状況を表す目印です。

送る必要のない友だちに配信しないため、無関係なお知らせによるブロックを避けやすくなります。

リッチメニューの出し分け

リッチメニューは、トーク画面の下に表示するボタンのメニューです。

Lステップでは、タグや回答の内容に応じて、友だちごとに違うリッチメニューを表示できます。

たとえば、会員登録前の友だちには登録の案内を、会員には予約や会員証のボタンを表示できます。

友だちごとにリッチメニューを出し分ける機能は、Lステップのスタンダードプラン以上で使えます。

回答フォームと予約管理

回答フォームは、アンケートや申込書をLINE上で作り、回答を友だちの情報として記録する機能です。

予約管理は、イベントや来店の予約をLINE上で受け付け、予約した友だちに前日などのリマインダーを送れる機能です。

回答フォームとイベント・カレンダーの予約管理は、フリープランから使えます。

流入経路分析とクロス分析

流入経路分析は、友だちがどのQRコードやURLから登録したかを経路ごとに集計する機能です。

クロス分析は、属性と行動を掛け合わせて集計する機能で、たとえば登録した経路ごとの申込数を比べられます。

流入経路分析とクロス分析は、プロプラン以上で使えます。

参考:Lステップの料金プランと機能|Lステップ公式ブログ

Lステップの料金プラン

Lステップの料金は、月に送れるメッセージの通数で4つのプランに分かれています。

Lステップの料金とは別に、LINE公式アカウントの料金もかかります。

  • 4つのプランの月額と送れる通数
  • LINE公式アカウントの料金も別にかかる

4つのプランの月額と送れる通数

Lステップの公式サイトに掲載されている料金は次のとおりです。

金額は税込で、2026年10月19日時点の料金です。

プラン 月額(税込) 月に送れる通数
フリープラン 0円 200通まで
スタートプラン 5,000円 5,000通まで
スタンダードプラン 21,780円 30,000通まで
プロプラン 32,780円 50,000通まで

初期費用はかからず、新規登録の場合は初月の料金も0円です。

有料プランは、課金が始まってから3回分の料金を払った後に解約できます。

月に50,001通以上を送る場合のために、大量送信用のプランもあります。

フリープランで作れるシナリオは1つまでです。

参考:料金プラン|Lステップ公式サイト

参考:Lステップのフリープラン|Lステップ公式ブログ

LINE公式アカウントの料金も別にかかる

LINE公式アカウントの料金は、次の3つのプランです。

金額は税別で、2026年10月19日時点の料金です。

プラン 月額(税別) 無料で送れる通数
コミュニケーションプラン 0円 200通
ライトプラン 5,000円 5,000通
スタンダードプラン 15,000円 30,000通

スタンダードプランだけは、無料の通数を超えた分を追加で送れます。

追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定され、月20万通までは1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円(税別)です。

Lステップで送れる通数は、LINE公式アカウントで送れる通数までに限られます。

たとえばLステップのスタンダードプランで月3万通を送る場合は、LINE公式アカウントも3万通を送れるスタンダードプランにする必要があります。

参考:LINE公式アカウントの料金プラン|LINEヤフー for Business

参考:追加メッセージ料金の改定について|LINEヤフー for Business

マーケティング支援

エルメ・Linyとの比較

Lステップとよく比べられるツールに、L Message(エルメ)とLinyがあります。

表の料金は、2026年10月19日時点の各公式サイトの金額です。

ツール 料金(月額・税込) 無料プランで送れる通数
Lステップ 0円〜32,780円(大量送信用のプランは別) 月200通
L Message(エルメ) 0円〜33,000円 月1,000通

Linyは、Lステップと同じソーシャルデータバンク株式会社が、Lステップの最上位プランとして提供しており、料金は問い合わせで確認できます。

月50,001通以上はLステップの大量送信用のプランで送れ、定期的に10万通以上を送る場合や個別開発が必要な場合は、公式サイトがLinyを勧めています。

参考:L Message(エルメ)公式サイト

導入から配信開始までの手順

Lステップを使い始めるまでの手順は次のとおりです。

  1. LINE公式アカウントを開設する
  2. Lステップの公式サイトからプランを選んで申し込む
  3. LINE公式アカウントのChannel IDとChannel Secretを、Lステップに登録する
  4. LINE公式アカウントの応答設定を変更する
  5. LINEログインチャネルを開設して、Lステップに登録する
  6. 電話番号認証を行い、連携できたかを動作確認する
  7. テスト送信で表示を確認してから、配信を始める

手順3〜6は、公式の初期設定ガイドに図入りで説明されています。

テスト送信も、送った通数に数えられます。

テスト送信の設定方法は「Lステップのテスト送信の設定方法」で解説しています。

参考:初期設定の手順|Lステップ公式ブログ

参考:テスト送信のやり方|Lステップ公式ブログ

Lステップ運用の注意点

Lステップは設定できる項目が多いため、誤配信を防ぐ設定と、困ったときの相談先を運用前に確認しておくと安心です。

  • 誤配信を防ぐ:管理画面の「アカウント設定」→「管理画面設定」で「確認ダイアログを出す」にチェックを入れると、送信前に確認画面が出ます
  • 送信の操作を確かめる:個別トークの画面右下で「Shift+Enter」を送信と改行のどちらに使うかを選べるため、改行のつもりで送信しないよう設定を確かめます
  • 配信の効果を比べる:乱数の機能を使うと、友だちを無作為に分けて2つの配信の反応を比べるA/Bテストができます
  • 困ったときの窓口:管理画面右下のチャットから、平日10:00〜17:00(最終受付16:45)に有人で相談できます

公式サイトには、契約前の無料個別相談、契約者向けの無料の活用セミナー、無料の初期設定サポートもあります。

シナリオやタグの設計に社内で時間を取れない場合は、構築や運用を外部に依頼する方法もあります。

依頼先の選び方は「Lステップ運用代行の依頼内容と費用」で、LINE公式アカウント全体の運用の依頼は「LINE運用代行の依頼内容と費用」で解説しています。

参考:誤配信を防ぐ設定|Lステップ公式ブログ

参考:乱数機能の使い方|Lステップ公式ブログ

まとめ:Lステップとは何かを知り、自社のLINE運用に合うかを判断しよう

Lステップは、LINE公式アカウントと連携して、友だちごとの配信の出し分けや記録を可能にするツールです。

提供会社は2026年7月からソーシャルデータバンク株式会社で、Linyは最上位プランとして提供されています。

全員に同じ内容を送る運用ならLINE公式アカウントだけで足り、出し分けや予約・回答の管理が必要ならLステップが役に立ちます。

料金はLステップの月額に加えて、LINE公式アカウントの料金がかかります。

まずは送りたい内容と月の配信通数を書き出し、必要な機能が使えるプランを確かめてから、フリープランで管理画面の操作を試しましょう。

LINE公式アカウントの運用やLステップの導入について相談したい場合は、malnaのお問い合わせからご連絡ください。

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執筆者情報

神田 将大

writer 神田 将大 consultant
Webマーケティング全般を担当。広告運用(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)、SNS運用(X、Instagram、LINEなど)、Google Analyticsを活用した成果分析、LPO、KPI/予算の策定など、戦略立案から施策実行まで幅広く対応。
2024年よりmalna株式会社に参画。教育系企業や人材系企業を中心に、集客施策や広告運用を通じて成果向上に貢献。
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