2025.04.05
採用に悩んでいたので、日曜にChatGPTで採用計画を立ててみた

はじめに
「今のお客様からさらにご要望をいただいていますが、現状だと人手が足りず、ご支援出来ないです」
1年くらい、こんな会話が続いていました。事業として成長し続けることは経営者として嬉しいことなのですが、採用だけはいつも後手に回ってしまう。
日曜日。誰もいないオフィスで採用計画について頭を悩ませていました。当社、malnaは幸いなことに成長を続けていますが、お恥ずかしながら、採用に関してはかなり“場当たり的”な面があり、「今、この業務に人が足りないから採用する」という短期的な視点で動いてしまっていました。
もちろん、休日に「採用計画について相談したい」と社員に連絡するわけにもいかず、一人で考えあぐねていたとき、「ChatGPTに相談してみよう」とひらめきました。最初はぼーっと、「採用計画を立ててほしい」とだけ頼んでみましたが、返ってきた回答は一般的すぎて使えず…。そこからどう工夫したのか、そして意外な成果が得られたので、そのプロセスを共有したいと思います。特に記事にするつもりはなかったのですが、このやり取りも意外と価値がありそうだと思い、採用計画づくりの過程をシェアします。プロンプトなど、社外に見せるのにふさわしくない表現もあるかもしれませんが、ご容赦ください。
ChatGPTとの対話を通して、悩んでいた「今、人手が足りない」という短期的課題から、「3年後のビジョン実現に必要な組織構造」という長期的視点へと発想を転換できました。人材要件の定義から採用ブランディングまで体系的に検討した内容を、この記事では順を追って共有します。
目次
ChatGPTへの最初の相談内容
まず、プロの採用コンサルタントという設定でChatGPTに会社の現状を伝えました。以下が最初のプロンプトです。
最初は「採用計画を立ててほしい」とだけ伝えたのですが、返ってきた回答は一般的すぎて全く使えませんでした。そこで「プロの採用コンサルタント」という役割を設定し、自社の情報をできるだけ詳しく伝えることにしたんです。これが意外なほど効果的で、マジ「コンサルタントに相談している感覚」になりました。
プロンプト例
# 命令
あなたはプロの採用コンサルタントです。特に中小ITベンチャー企業の支援を強みとしていて、業界に深い理解があります。且つ、分からない情報はわかったふりをせず、依頼者に対して言葉の定義や欲しい情報を確認・依頼できる力が高いです。必要に応じてweb検索してください。# 条件・前提
* 相談者(私)はmalna株式会社代表の高橋です。
* malna株式会社は企業向けのマーケティングコンサルティング支援と生成AIの導入支援を行っています。HPのURL https://malna.co.jp/
* 2018年5月創業で、私が大学生のときに創業
* 2025年2月現在で、役員・社員は6名、学生インターンは20名、業務委託が20名ほどのチームです
* 社員の平均年齢は27歳
* 社員のプロフィールについてはスクリーンショットで添付します。
* 学生インターンは19~22歳で都内の有名大学所属の方が多いです。
* 業務委託の方はクリエイターからマーケティング支援の方、採用、広報など様々
* 会社としては拡大していきたい(前年比売上・利益で2倍ペース)
* 困っていることとしては、現状の支援に不足している人員を採用するといった場当たり的な採用活動をしてしまっており、malnaとして社外にどう認知されたいのか
* 未来から逆算した時に今のフェーズでどういう人員を採用すべきなのかという思考で考えられていない。(理想の組織像・事業から逆算して考えられていない)
* 組織としてかくあるべきという像が決まって言語化できれば、採用だけでなく社外広報としてもどういうメッセージングをすればいいのかが決められる。現状は、採用も広報も接続できていない感じがある、HPのクリエイティブや採用サイトの写真など)# 入力文
正社員の採用計画の立案をコンサルティングしてください。 最終的に意図に沿ったアプトプットが出せたらいいので、壁打ちのような何回かのやり取りを通して、ブラッシュアップをしていく形で結構です。 何から考えていいのか、どの順序ですすめていくべきかも分からないので道筋を立てて導いてくれると嬉しいです。
プロンプトは一見雑に見えるかもしれませんが、生成AIから効果的な回答を引き出すための重要な要素を盛り込んでいます。
以下の5つのポイントは、皆さんが自社の課題に応用する際にも参考になるかもしれません。
- 専門家ペルソナの設定
「プロの採用コンサルタント」という役割と「中小ITベンチャー企業の支援を強み」という専門性を明確に指定。これにより回答の質と専門性が高まります。 - 具体的な情報提供
会社の基本情報(創業年、規模、構成)、現状の課題(採用の場当たり性)、目指す状態(組織像の言語化)を詳細に伝えることで、的確なアドバイスを引き出せます。 - 対話の余地を残す
「何回かのやり取りを通して」という表現で、一方通行ではなく、双方向の対話を通じて解決策を練り上げる姿勢を示しています。 - プロセス志向の明示
「道筋を立てて導いてほしい」と伝えることで、単発の回答ではなく、体系的なステップバイステップのプロセスを求めています。 - 専門知識の確認要求
「分からない情報はわかったふりをせず確認する」という指示により、AIの回答に根拠のない推測が混じるリスクを減らしています。
(このようなプロンプト設計は「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれ、AIを活用するうえで重要なスキルです。短時間で質の高い回答を得るためには、「何を知りたいのか」「どんな前提があるのか」「どんな形式で答えてほしいのか」を明確に伝えることが鍵です。)
皆さんもぜひ自社の課題に合わせてカスタマイズしてみてください。
詳細な計画策定のために深ぼり
ChatGPTからの質問:
Q1. 3〜5年後のmalnaの売上・利益規模や展開サービスのイメージはあるか
Q2. 現段階で埋めたい具体的なポジションや緊急度の高い業務は何か
Q3. 既存の社員やインターンの方々に共通する価値観・カルチャーは何か
Q4. 「若手中心の組織」のまま拡大していくのか、より多様なミドル・ベテラン層も取り込みたいのか
こういった質問を通じて、自分自身も考えを整理できた側面があります。特に「組織の将来像」「現状で必要なポジション」「カルチャー」「組織構成の方向性」といった採用戦略の核となる部分について改めて考える機会になりました。
私からの回答:
Q1. 3〜5年後のmalnaの売上・利益規模や展開サービスのイメージ
売上は、2024年4月期が◯億利益が◯◯◯◯万の着地だけど、3年後の2028年3月末日時点で、最低でも売上◯◯億利益◯億円にはしておきたい 展開サービスは、現状の「マーケティング支援事業」と「AIの導入支援事業」を引き続き拡大していく方針です。特にAIの導入支援は最近始めたばかりのサービスです。
Q2. 現段階で埋めたい具体的なポジションや緊急度の高い業務
現段階では「マーケティング支援を行うコンサルタント兼マーケター」が埋めたいです。裏側でのオペレーションやマーケティング業務はチームとして水準高く、やれるようになってきているけど、お客さんの前に立って・コンサルティングからディレクションまで出来る人が必要です。
Q3. 既存の社員やインターンの方々に共通する価値観・カルチャー
オンとオフを切り替えるのが上手で情報処理能力が高い人が多いです。 価値観としては、下記のバリュー5つを大事にして実践しています。
- 至誠を尽くす
- スピードで驚かせる
- 本質にこだわる
- オーナーシップを獲る
- “常識”を超え続ける
Q4. 「若手中心の組織」のまま拡大していくのか、より多様なミドル・ベテラン層も取り込みたいのか
「歳をとるのが楽しみな社会をつくる」という企業理念なのですが、当事者意識高く未来を良くしていく仲間がよいというのと、マネジメントがやりやすいという観点で同年代を中心に採用活動をしてきましたが、将来的には多様な層も取り込めるなら取り込みたいと考えています。
目標に向けた具体的な採用計画の提案
ChatGPTからの提案: こういったやり取りを通じて、ChatGPTからは「3年後に売上◯◯億」という目標達成に向けた具体的な採用計画を提案されました。
例えば、「1人のコンサルタントが年間◯,◯◯◯万円の売上を担当できると仮定すると、◯◯億円を達成するには約◯◯人のコンサル人員が必要」という試算や、段階的な採用計画が示されました。
年商◯◯億・利益◯億の実現イメージ
現状:
2024年4月期◯億(利益◯,◯◯◯万) → 3年後(2028年3月末)◯◯億(利益◯億)
3年で売上◯.◯倍、利益◯◯倍というインパクトの大きな成長計画
サービス展開:
(1) マーケティング支援事業
(2) AI導入支援事業
今後はこの2つを大きく伸ばしていく方針
目標達成に必要な“フロント人員”規模のざっくり試算
たとえば以下のように「1人あたりが担う年間売上」を仮定して、必要な“クライアントに直接コンサルする人材”を試算します。
前提例:
1名のコンサルタントが年間◯,◯◯◯~◯,◯◯◯万円程度を売上貢献 仮に1人◯,◯◯◯万円の売上を担当できるとすると、◯◯億円を作るには“約◯◯人”のコンサル人員が必要
採用の優先順位・段階的計画としては、次のとおりです。
1年目(~2025年春頃まで)
採用人数(例):
マーケティングコンサル職2~3名を正社員で採用
役割:
- プレイヤー兼PM:複数クライアント担当+チーム(インターン/業務委託)のディレクション
- “データ分析”や“提案資料の質向上”を担う補佐役:必要に応じて業務委託/インターンで充当
目的:
既存顧客の深耕+新規案件の増加ペースに合わせ、人手不足を解消し、売上拡大をドライブ
2年目~3年目(2026~2027年)
採用人数(例):
追加で正社員コンサルタント5~10名レベル
ポイント:
- チームリーダー層の育成/採用:1年目に入社したメンバーの中からリーダー候補を育成orリーダー経験者を中途で採用
- AI導入支援チームとの連携強化:AI支援案件が増えるほど、フロントとテクニカルの橋渡し役が増やせるかが鍵
狙い:
年間売上◯億→◯◯億→◯◯億と伸ばすフェーズで、継続的なコンサル人員増強を図る。
自社に最適な生成AIを導入するなら、malna株式会社へ
ChatGPTの具体的な活用例を紹介しましたが、「ほかにどのようなことができるのか」「自社で実際に活用できるのか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?
malna株式会社では、生成AIの専門家が、貴社の実現したい内容を基に、最適なAI導入のご提案とご支援を行っております。
- 社内でも生産性が30%アップした実例をもとに、AI活用のノウハウを提供
- テクノロジー/マーケティング視点を持った専門家が直接支援
- AIの導入/定着まで一気通貫でご支援
まずは無料相談にて、社内導入の流れや貴社の現在のお悩み等、お気軽にご相談ください。
計画策定が劇的に効率化された理由
私の感想: 日曜の夕方、約2.5時間の作業でここまで具体的な採用計画ができあがったとき、正直驚きました。
これが従来の方法だったら?採用コンサルタントとの複数回の打ち合わせ、社内での情報収集、資料のやり取り…少なくとも2-3週間はかかっていたでしょう。時間的にも金銭的にも(コンサル費用って普通30-50万円くらいですよね)大幅な削減になりました。
ただ、使いこなすコツもあります。AIには「与えられた情報からしか答えられない」という特性があるので、情報の正確さと網羅性には気を配る必要があります。特に業界特有のトレンドは自分で補完したり、提案内容を自社の実情に合わせて調整する目は必要です。
最適な採用チャネルと育成の仕組み
さらなるやり取り: さらに詳細を詰めるために、案件単価と成長戦略の関係、採用チャネルの最適化、育成スピードの最適化について追加のやり取りを行いました。
当社の案件単価(平均◯◯万円/月)や採用チャネル(Green、Openworkスカウト、エージェント、リファラル)の現状、育成環境(OJTで6ヶ月~1年かけて戦力化)などの情報をもとに、よりリアルな提案を得ました。
ChatGPTからの提案: 特に印象的だったのは、採用ブランディングのポイントとして以下のような訴求が効果的だというアドバイスでした。
採用ブランディング・メッセージの方向性
- 「若手が主体的にチャレンジできる、急成長中の環境」 3年後に◯◯億円という大きな目標に挑むダイナミズムを全面に打ち出す
- 「AI×マーケティングの先進事例に携われる」 今後需要が高まる領域で、若手から最先端に触れられる機会をアピール
- 「バリュー5つを体現し、世の中にインパクトを与えたいメンバーが集う」 至誠/スピード/本質追求/オーナーシップ/常識を超える――これらの言葉を使った実際のエピソードをHPやSNSでも発信していく
経験者・未経験者の採用ペルソナ設計
ChatGPTに依頼した内容: 採用戦略をさらに具体化するために、「経験者」と「未経験者」の2パターンでのペルソナ設定を依頼したところ、以下のような具体的な人物像を描くことができました。
経験者ペルソナ:『成長意欲の高いマーケティングスペシャリスト』鈴木さん(28歳)
- 年収期待値:500〜800万円
- 経歴:広告代理店やマーケティングコンサル企業での実務経験3年
- スキルセット:
- クライアント3社以上の並行管理経験あり
- Google/Meta広告の運用実績(月間予算100万円以上)
- データ分析ツールを用いた効果測定と改善提案の経験
- クライアントとの定例会議でのプレゼン経験多数
- 志向性:
- 「もっと経営に近い立場でマーケティング戦略に携わりたい」
- 「チームをリードする機会を得たい」
- 「企業の成長フェーズに立ち会いたい」
- 転職理由:現職では裁量が限られ、キャリアの天井を感じている
未経験者ペルソナ:『挑戦志向の新領域チャレンジャー』田中さん(25歳)
- 年収期待値:360〜600万円
- 経歴:営業職2年、顧客折衝とニーズ把握に自信あり
- スキルセット:
- 基本的なPC操作・データ集計スキル
- コミュニケーション能力が高く、新規開拓営業で成果
- 短期間での業務習得実績(前職で最速で商品知識を習得)
- 志向性:
- 「営業だけでなく、提案の中身も作れるようになりたい」
- 「最新のAI技術やマーケティングを学び、市場価値を高めたい」
- 「理念に共感できる環境で、長期的に成長したい」
- 転職理由:マーケティングへの興味が高まり、実践を通じたスキルアップを希望
私の感想:このペルソナを設定したことで、採用活動における訴求ポイントをより具体的に考えられるようになりました。例えば「この人、完全に田中さんペルソナだ!」というように、チーム内での採用判断の共通言語としても活用できています。
ChatGPTからのさらなる提案:また「数ある企業の中でどう差別化して選ばれるか」という点についても、事業面での特徴(マーケ×AIの両輪)、成長機会の訴求(実践を通じた成長)、理念・使命の強調(社会課題解決)などのアプローチが提案されました。
マーケティング×AIの融合
- 従来のマーケティング支援に加え、AI導入支援を掛け合わせることで新しい価値を提供
- 「AIの力で常識を超え、クライアントの成長を加速させる企業」として明確に打ち出す
- 未経験者にも「これから需要が高まるAIの領域にいち早く携われる」という魅力を感じさせる
急成長フェーズのダイナミズム
- 3年後に売上◯◯億を目指すなど、具体的な数字で“勢い”を示す
- 成功事例や導入実績を対外的に発信しつつ、「これからさらに伸びるステージだ」というワクワク感を演出
報酬だけでない、理念とカルチャーの重要性
私の考え:議論を進める中で、単に「報酬で釣る」のではなく、会社の理念や使命、働く環境を前面に出すことの重要性が明確になりました。金銭的なインセンティブのみで魅力づけすると競合優位性も低く、組織としても成長しないのではないかと思ったのです。
ChatGPTから整理された内容:上記を踏まえて、採用・広報戦略の全体像を整理すると次のとおりです。
malnaが目指す組織増・企業ビジョン
- ビジョン: 「歳をとるのが楽しみな社会をつくる」
- ミッション: 「少子高齢化がもたらすさまざまな課題を、企業の成長支援や事業の創出を通じて持続的に解決する」
目指す組織像
- 急成長中の企業として、創業メンバー並みの立場で早期に事業や組織の中核を担える環境
- 「Learning by Doing」を基本とし、座学に頼らず実践を通じた学びと即戦力化を実現
- 優秀な仲間が集い、互いに切磋琢磨できるフラットでコミュニケーションコストの低い環境
私の感想: ChatGPTからは「理念・使命の強調」「実践を通じた成長環境(Learning by Doing)の訴求」「キャリアアップのアップサイド」といった具体的なポイントが提案されました。当社のビジョン「歳をとるのが楽しみな社会をつくる」やバリュー(至誠、スピード、本質、オーナーシップ、常識超え)に共感する人材の獲得が長期的な組織づくりには重要だと改めて気づかされました。
https://speakerdeck.com/malna/malna-recruiting-pitch
自社に最適な生成AIを導入するなら、malna株式会社へ
今回は、ChatGPTの活用の具体例を紹介しましたが、現在、生成AIサービスは多数存在しており、それぞれの特徴に合わせた活用をすることが、AIを使いこなすうえで大切になってきます。
malna株式会社では、生成AIの専門家が、貴社の実現したい内容を基に、最適なAI導入のご支援を行っております。
- 社内でも生産性が30%アップした実例をもとに、ai活用のノウハウを提供
- テクノロジー/マーケティング視点を持った専門家が直接支援
- AIの導入/定着まで一気通貫でご支援
まずは無料相談にて、社内導入の流れや貴社の現在のお悩み等、お気軽にご相談ください。
未経験からの成功事例を踏まえた戦略の検証
私が提供した情報:より具体的なアドバイスを得るために、実際の成功事例として神田のインタビュー記事をコピーし、ChatGPTに入力し、「このような人材が未経験からの戦力化の成功例だとすると、なにか踏まえて改善できそうなものはありますか?」と質問しました。
https://note.com/malna_recruit/n/nc6353b669416
(コピーして貼り付けした神田のインタビューnote)
ChatGPTからの提案:ChatGPTからは以下のような提案がありました。
「Learning by Doing」の強調
- 「最初から業務に取り組み、実践を通じて短期間で成長できる環境」として発信
- 神田のように、現場のフィードバックを受けながら即戦力へと成長できる事例を具体的に紹介
リアルな現場環境の魅力
- 高速な業務スピードと即時フィードバックをポジティブなチャレンジとして捉えるメッセージ
- 「速さに驚くかもしれないが、その分自分の成長が実感できる」という点をアピール
社員・インタビューの活用
- 神田の成功事例をはじめ、他の実例も「社員スポットライト」として定期的に発信
- 動画やブログ記事、SNS投稿など、各種媒体でリアルな成長ストーリーを展開
私の感想: これを踏まえたChatGPTの提案では、「座学中心ではなく、実際の業務に取り組みながら成長できる環境」という訴求ポイントが強調されました。神田の成功を支えた要因と一致しており、今後取り組んでいきたい採用ブランディングの方向性として個人的に一気にアウトプットへの納得感や手触り感が上がりました。
まとめ
今回、週末の数時間をChatGPTとの対話に使って採用計画を立ててみましたが、その効果は正直、想像以上でした。
あえて言語化するとすれば、具体的には以下のような成果が得られました。
① 曖昧だった採用基準を具体的に言語化できた
「どんな人材に来てほしいのか」「どんな人が活躍できるのか」を、経験者・未経験者それぞれについて明確にできました。
② 短期的ニーズと長期的ビジョンを考慮した採用計画が立てられた
目先の人材不足を解消しつつも、3年後の売上◯◯億という目標に向けた段階的な人員計画の視点を持てました。
③ 採用ターゲットを経験者・未経験者の2パターンで明確化できた
それぞれのターゲットに対して、年収レンジや求めるスキル・志向性を整理できました。
④ 採用メッセージと企業広報の一貫性を持たせられた
「歳をとるのが楽しみな社会をつくる」という理念や5つのバリューと連動した訴求ポイントを整理できました。
「マーケティングが停滞する原因は?施策改善の前に見直すべき組織の7つの落とし穴」でも述べたように、「当たり前」の徹底が大切です。採用においても「どんな人材を求めているのか」という基本をしっかり整理することが、結果的には大きな差を生むと感じました。
もちろん、今後のAIの成長によって、より自然な文章生成が可能になるでしょうから、その進化に期待したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当社では、このような成長環境で一緒に挑戦してくれる仲間を随時募集しています。
自社だけでなくクライアントへの価値貢献を通じて、社会を未来を一緒により良くしていきたい、そんな想いのある方はぜひ私とカジュアルに面談のお時間をいただけますと幸いです。お待ちしています。