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2022.11.29
Twitter APIのメリットから活用方法を徹底解説
はじめまして。malnブログ編集部です。今回は、私が担当しているTwitter運用に関するお話をさせていただきます。
最近では、企業が自社メディアの一つとしてTwitterアカウントを運用するのが当たり前になってきました。Twitterを運用する上で、重要なKPIになるのがフォロワー数です。本記事では、そんなKPIの分析に役立つTwitterAPIについて解説していきます。
API連携と聞いて、「初めて聞いたな…」「私には難しそう…」身構えてしまう人もいるかもしれませんが、実はAPIは数値記録やキャンペーンの成果記録、広告の最適化など、様々な点でマーケティングに役立つ便利な機能です。
登録もさほど難しくありません。一つずつ図付きで説明していますので、こちらの記事を参考に登録してみてはいかがですか?
▶Twitterマーケティングや運用に関する情報は以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください!
Twitterマーケティングで必要な知識を徹底解説!
Twitter運用のコツとは?企業向けに注意点も解説
Twitter APIとは
TwitterAPIとは、Twitterが提供するデータに広範囲でアクセスできるプラットフォームです。
公式Twitter APIサイト:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-api
代表的な使用例として、Botが挙げられます。Twitterで〇〇Botというアカウントを見たことがある方も多いのではないでしょうか?そのような、指定したツイートを自動で投稿する仕組みはTwitterAPIを使用して作成されています。
今回はAPIの機能の中でも、アカウント情報の取得機能を利用して、フォロワー数を記録していきます。
TwitterAPIの登録手順
アカウント登録
まず、Twitterアカウントを用意します。APIの登録をするには、アカウントに電話番号とメールアドレスの両方を登録する必要があるので、事前に設定から登録しておきましょう。
ここからは、TwitterAPIの登録を行います。
先程のアカウントにログインした状態でDeveloper Portalにアクセスします。
国、目的、政府機関や政府の関連団体が情報を二次利用することへの可否を選択します。
規約&ポリシーに同意し、送信します。登録メールアドレスに認証のメールが届くので、確認し登録完了です。ここからAPIキーの取得を行います。
2.キーの取得
まず、アプリの名前を決めます。こちらは、TwitterのIDと同様にユニークである必要がありますが、あとから変更が可能です。Get keysをクリックすると、キーが生成されます。
API Key, API Key Secret, Bearer Tokenの3種類が表示されるので、必ずメモをしておきましょう。今回は、Bearer Tokenを使用してフォロワー数の取得を実施します。
活用事例(Googleスプレッドシートを用いたフォロワー数の取得)
TwitterAPIを取得することで様々なデータ管理が可能になります。今回は、Google App Script(以下GAS)を使用してGoogleスプレッドシートにフォロワー数の記録を行います。
Googleスプレッドシートの登録
GoogleスプレッドシートでGASを利用してデータを記録するためには、サービスアカウントの認証を行う必要があります。公式の解説ページはこちら
まず、Google Cloudのサービスアカウント登録ページにアクセスします。
Googleアカウントにログインしていない場合は、ログインが求められます。
次に左上のプロジェクトの選択をクリックし、右上の”新しいプロジェクト”から新規作成します。
適当なプロジェクト名を入力し、作成をクリックします。
左上のタブで、作成したプロジェクトが選択されていることを確認し、サービスアカウントの作成を行います。アカウント名、説明などを入力し、作成して続行をクリックします。
次にプロジェクトへのアクセス権を設定するため、”ロールを選択”をクリックします。
フィルタに”アドオン”と入力し、”Google Workspace アドオン デベロッパー”を選択します。
”続行”→”完了”をクリックして終了です。
すると、このような画面に移りますので、メールアドレスをクリックします。このアドレスは後ほど使用するのでメモしておきましょう。
”キー”→”鍵を追加”→”新しい鍵を作成”の順にクリックします。
JSONタイプを選択して鍵を作成します。自動でファイルのダウンロードが開始するので、完了したら安全な場所に保管しておきます。
次に、左上のナビゲーションメニューから”APIサービス”→”有効なAPIとサービス”をクリックします。
”+APIとサービスの有効化”をクリックします。
“Google Sheets API”と検索し、クリックします。
”有効にする”を選択します。
次の画面でステータスが”有効”になっていることを確認したら完了です!
最後に、シートとの連携を行います。
先程メモしたメールアドレスを使用します。メモできていない場合は、Google Cloudのサービスアカウント登録ページにアクセスし、作成したプロジェクトをクリックして確認します。
次に、フォロワー数を記録するためのスプレッドシートを新規作成し、右上の”共有”をクリックします。
ユーザーに、先程メモしたメールアドレスを入力し、編集者として共有します。これで、Googleサービスアカウントとシートの連携は完了です。ここからは、フォロワー数を記録するためのシートを作成していきます。
シートの準備
まず初めに、データを記録するシートの準備を行います。使用するシートに適当な名前を付けましょう。今回は、”followers_count”というシートを作成しました。
次に1列目に見出しを用意します。以下画像と同様に記載をお願いします。
各列の概要はこちらです。
date:日付
time:時刻
followers_count:フォロワー数
following_count:フォロー数
tweet_count:ツイート数
listed_count:追加されたリストの数
Google App Scriptの記述例
次に、データの取得を行うためのコードを記述します。今回はGoogle App Scriptを使用します。
シートの拡張機能→App Scriptをクリックします。
このような画面に移るので、コード.gsの部分にコードを記述していきます。
コード例
function getFollowersCount(){
var url = "https://api.twitter.com/2/users/by/username/ここにユーザ名を入力?user.fields=public_metrics";
var options = {
"method": "get",
"headers": {
"authorization": "Bearer ここにBearer Tokenを入力"
},
};
var response = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options));
let today = new Date();
let time = new Date();
today = Utilities.formatDate(today,"JST", "yyyy-MM-dd");
time = Utilities.formatDate(time,"JST", "HH:mm:ss");
var addArray = Object.values(response["data"]["public_metrics"]);
addArray.unshift(today,time);
//スプレッドシートにデータを追加
const sheet_id = 'シートIDを入力(※1参照)'
const sheet_name = 'シートの名前を入力(今回はfollowers_count)'
const sheet = SpreadsheetApp.openById(sheet_id).getSheetByName(sheet_name);
sheet.appendRow(addArray);
Logger.log(response);
Logger.log(response["data"]["public_metrics"]["followers_count"]);
}
※1
シートIDとは、Googleスプレッドシートを識別するIDのことです。
使用するシートのURLの中の d/と/editで囲まれた部分の文字列です。
それでは実行してみましょう。
”実行”をクリックして、シートの2行目にデータが追加されていれば成功です!
d.定期自動実行の設定
フォロワー数の推移を記録するために、先程の関数を自動実行するように設定してみましょう。
GASのサイドバーから、トリガーをクリックします。
右下の”トリガーを追加”を選択し、トリガーを作成します。先程作成した関数を選択し、イベントのソースを時間主導型にします。今回は、1日1回実行したいため、日付ベースのタイマーに設定します。さらに、実行の時刻を選択して保存します。これで完了です!
スプレッドシートにデータが記録されているか確認しましょう!
さらに、スプレッドシート上でグラフを作成すると推移を可視化することが出来るので分析にも役立ちます!ぜひやってみてください。
最後に
私は現在malnaの長期インターン生としてSNSの運用に関わっています。
社員とインターン生の間に壁は全く無く、学生でも会社の一員として責任感をもって仕事に取り組んでいます。加えて、自主性を尊重してもらえる環境なので、声を上げれば興味のあることに挑戦することができます。
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