2025.04.05
カスタムGPT(GPTs)とは?活用事例・設定方法を解説!

生成AIの活用が広がる中、ChatGPTを業務に導入する企業も増えています。しかし、業務への活用の幅が広がる一方で、ChatGPTをうまく使いこなせず、かえって作業の手間が増えたり、期待した成果が得られなかったりするケースもあるようです。
例えば、社内向けのマニュアルや提案資料を作成する際、「〇〇のルールに従って」「このトーンで」といった指示を毎回入力しなければならず、作業のたびに手間をかけてしまうというケースがあります。業務でChatGPTを活用するほど、このような入力作業が増え、時間のロスにつながります。
他にも、成果物のクオリティが安定しないというケースがあります。標準のChatGPTでは、過去のやり取りを学習しないため、都度ゼロから指示を出さなければなりません。マーケティング資料などを作成する際、担当者ごとに表現が異なってしまうと、細かな言葉遣いや専門知識の統一が難しくなり、成果物のクオリティが安定しないという問題が発生します。
こうした負担を軽減し、業務の精度や効率を向上させる手段の一つが、カスタムGPT(GPTs)です。
※以下、GPTsとします。
本記事では、その導入によるメリットや活用のポイントについて詳しく解説していきます。
業務効率が大幅に上がるはずですので、ぜひ参考にしてください。
目次
GPTsとは
まずは、GPTsとは何なのかを詳しく解説します。
概要を把握されているという方は、導入するメリットまで飛んでいただいても構いません。
GPTsの概要
GPTsとは、特定の用途や目的に応じてカスタマイズされた、オリジナルのChatGPTのことです。プログラミングの知識がなくても、日本語で指示を出すだけで簡単に作成できるのが最大の特徴です。例えば、業務効率化を目的としたGPTsや、語学学習を支援するGPTsなど、さまざまな用途に適したバージョンを作成できます。
従来のチャットボット開発には専門知識が必要でしたが、GPTsではプログラムを組む必要がなく、日本語で会話をするように設定を行うことができます。そのため、ビジネスシーンから個人の趣味まで、幅広い場面での活用が可能です。
ただし、GPTsの作成には有料プランであるChatGPT PlusもしくはChatGPT Proへの加入が必要です。ChatGPT Plusは月額20ドル(約3,000円)で提供されており、このプランに加入することで、GPTsの作成・編集機能を利用できます。
GPTsの公開と利用
GPTsは、公開することも、他社が公開したものを利用することもでき、企業や個人が専門知識を共有できる新しいビジネスプラットフォームとなっています。自社の業務ノウハウを組み込んだGPTsをGPT Storeで公開すれば、業界内での存在感を高めることができます。
例えば、マーケティング会社が「広告文添削GPT」を公開し、広告コピーの最適化ノウハウを提供することで、専門性をアピールしながら潜在顧客とのタッチポイントを作れます。プレスリリースの校正、契約書のレビュー、営業メールの改善など、企業の専門性を具体的なサービスとして形にすることができます。
一方で、業務に必要な専門GPTsを探して活用することも可能です。財務分析、リーガルチェック、セールスコピー作成、データ分析など、様々な専門分野のGPTsが既にストアで公開されています。例えば、中小企業のマーケティング担当者が「SEO最適化GPT」を利用してウェブコンテンツを改善したり、人事担当者が「面接質問生成GPT」を活用して採用プロセスを強化したりできます。
導入するメリット
GPTsを導入することで、様々なメリットがあります。
ここでは特に、企業固有の専門知識を組み込んだ業務効率化と、 ブランドの世界観に合わせたコミュニケーション一貫性の実現という点について解説します。
企業固有の専門知識を組み込んだ業務効率化
GPTsの最大の強みは、自社独自のデータや専門知識を組み込めることにあります。通常のChatGPTは一般的な知識しか持ちませんが、GPTsなら企業特有の情報を学習させることができます。
例えば、社内の報告書や提案書のフォーマットやスタイルガイドをGPTsに学習させることで、文書作成の効率化と品質向上を同時に実現できます。新入社員が作成した文書をGPTsで添削すると、社内特有の言い回しや構成に合わせた具体的な修正提案が得られます。これにより上司の添削負担が軽減され、文書作成スキルの早期習得も促進されます。
ブランドの世界観に合わせたコミュニケーション一貫性の実現
例えば、企業のXアカウント運用において、ブランドの口調やコンセプトに合わせたGPTsを作成することで、投稿内容の最適化が可能になります。担当者が作成した素案をGPTsに送るだけで、自動的にアカウントのブランディングに沿った口調や表現に変換してくれます。これにより、どの担当者が下書きしても、一貫したブランドの世界観を維持したXポストが作成できるようになり、複数人での運用でもブランドイメージの統一性を保つことができます。
GPTsは、一般のChatGPTでは実現できない企業独自の知識や表現スタイルを活用できる点において、単なる効率化ツールを超えたビジネス価値を提供します。
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GPTsの概要について解説いたしましたが、 「実際に自社で活用できるのか?」「ほかにどのような機能があるのか?」とお考えの方も多いのではないでしょうか?
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設定手順
次に、GPTsの設定手順について説明します。
約10分で完成させるのも可能なほど、簡単に生成することが可能です。
以下の手順に従って、自分に最適なGPTsを設定していきましょう。
GPT Plusへ登録
前述したように、GPTsの作成には、有料プランであるChatGPT Plusへの登録が必要です。ChatGPT Plusは月額20ドル(約3,000円)で提供されています。
登録手順は以下の通りです。
- OpenAIの公式サイトへアクセスする
- ChatGPTにログインする(アカウントがない場合は新規作成)
- 「アップグレード」ボタンをクリックし、ChatGPT Plusのプランを選択
- 支払い情報を入力し、登録を完了させる
登録が完了すれば、カスタムGPTsを作成できるようになります。
プロンプトの準備
GPTsを作成する前に、どのような用途で使用するのかを明確にし、適切なプロンプト(指示文)を準備します。プロンプトの内容はGPTsの動作に大きく影響するため、できるだけ詳細に記述することが重要です。アイコンや名前などの情報を登録する前に、まずはプロンプトを詳細に決めておきましょう。
例えば、マーケティング向けのGPTを作成する場合は、「企業のブランドガイドラインに沿った文章を作成する」「簡潔でわかりやすい表現を優先する」などの指示を含めると、意図した回答を生成しやすくなります。
上手なプロンプトが思いつかないという方は、ぜび記事の後半弊社の活用事例をご確認ください。弊社が実際に使用しているプロンプトについてご紹介しています。コピペして使うのもOKですので、ぜひご活用ください。
新規で作成
左側のメニューにある「GPTを探す」をクリックし、右上の「+作成する」を選択します。
その後、「構成」をクリックし、各項目に情報を入力していきます。
各情報については下記のように設定します。
アイコン
◯で囲まれた+をクリックすると、独自のアイコンを設定できます。アイコンは視覚的な識別に役立つため、用途に合ったデザインを選びましょう。デフォルトのアイコンを使用することも可能ですが、オリジナルのアイコンを設定することで、より使いやすいGPTsになります。
名前
GPTsに名前をつけることで、用途に応じた識別がしやすくなります。例えば、「マーケティングサポートGPT」「法務アシスタントGPT」など、役割を明確にする名称を設定すると、使用時にわかりやすくなります。
プロンプト(指示)
準備したプロンプトを貼り付けましょう。
その他
その他の項目については、以下の通りです。
会話のきっかけ
この項目は、GPTsとの会話をスムーズに始めるための「初期プロンプト」に相当します。ユーザーがGPTを利用する際、最初にどのような言葉でやり取りを開始するかを決めることができます。例えば、カスタマーサポート用のGPTであれば、「お手伝いできることがあれば、お気軽にお知らせください。」のように設定することで、自然なやり取りを促すことが可能です。
知識(ファイルアップロード)
この項目では、GPTに特定の知識を持たせるために、PDFやテキストファイルなどをアップロードすることができます。アップロードしたファイルの内容はGPTの回答に反映されるため、企業の内部資料やマニュアル、製品仕様書などを登録することで、より正確な情報を提供できるようになります。たとえば、法務関連のGPTを作成する場合、会社の法務規定や契約書のテンプレートをアップロードすれば、より専門的で正確な回答が可能になります。
機能
GPTsには、いくつかの追加機能を有効化するオプションがあります。
- ウェブ検索
このオプションを有効にすると、GPTがリアルタイムでインターネット検索を行い、最新の情報を取得することができます。通常のGPTはトレーニングデータが一定時点までの情報に制限されていますが、ウェブ検索を有効にすることで、最新のニュースや市場動向などを把握しながら回答することが可能になります。 - キャンバス
この機能の詳細は明示されていませんが、OpenAIの今後のアップデートで実装される可能性がある機能です。キャンバス機能は、視覚的な情報を表示するインターフェースや、チャートやダイアグラムを描画するツールとして利用される可能性があります。 - DALLE 画像生成
このオプションを有効にすると、GPTが画像を生成するDALL・E(ダリ)機能を利用できます。ユーザーがテキストでリクエストを入力すると、それに基づいた画像を自動生成することが可能です。例えば、「未来的な都市の風景を描いて」と入力すると、その内容に沿った画像が作成されます。マーケティング資料やデザインのアイデア出しなどに活用できます。 - コードインタープリターとデータ分析
このオプションは、GPTがコードを実行したり、データ分析を行うための機能を有効化するものです。例えば、Pythonのコードを使った計算や、CSVファイルの解析などが可能になります。この機能はデータサイエンティストやエンジニア向けの強力なツールとなり、複雑なデータ処理を自動化することができます。
アクション(新しいアクションを作成する)
この項目では、GPTに対して特定のアクションをカスタマイズすることができます。例えば、特定のAPIと連携させて情報を取得したり、GPTの動作を特定のシステムに統合するためのカスタムアクションを設定できます。これにより、GPTsをより高度にカスタマイズし、業務に適した形で運用することが可能になります。
修正方法
作成したGPTsは、必要に応じて後から修正することも可能です。設定したプロンプトや登録情報を見直し、意図した動作と異なる場合は、適宜修正を行いましょう。修正は以下の手順で行えます。
- 作成したGPtsを選択→「∨」→「GPT を編集する」をクリックします。
- プロンプトや情報を変更し、保存
- 変更後の動作をテストし、意図通りの応答になっているか確認
特に、業務で使用するGPTsは、試行錯誤を重ねながら最適化することが重要です。一度設定した後も定期的に見直し、必要に応じてアップデートを行うことで、より精度の高いGPTsを作成できます。
弊社の活用事例
次に、弊社での活用事例をご紹介します。
弊社では様々な業務にGPTsを活用していますが、ここでは頻繁に活用している「メールマガジンの修正」と「Xアカウントの投稿作成」について解説します。ぜひご参考にしてください。
メールマガジンの修正
弊社では、メールマガジンの修正作業にGPTsをフル活用しています。弊社では従来、メールマガジンの内容チェックには複数の担当者が関与し、誤字脱字やリンク設定の確認などに多くの時間が費やされていました。しかし、GPTsを導入したことで、これらのチェック作業が大幅に効率化されました。
特に、GPTsには 「最終チェック者」として厳しく添削を行う よう指示を与えており、誤字脱字の指摘はもちろん、文体の統一や不要な表現の削除、CTA(コール・トゥ・アクション)の最適化など、細部にわたるチェックが可能になっています。例えば、以下のような具体的なチェック項目を設定し、ミスの発生を防いでいます。
- 配信先リストや除外リストに誤りがないか
- 件名や配信時間が正しく設定されているか
- 文字リンクや画像リンクが正しく埋め込まれているか
- 誤字脱字、文法ミスの修正
- 文体の統一、読みやすさの向上
- 読者の関心を引く表現への改善
これにより、メールマガジンの精度が向上し、配信後の誤りの指摘が大幅に減少しました。また、最終チェックにかかる時間も短縮され、担当者の負担を軽減することができています。
例えば、メールマガジンをこのGPTsに打ち込むと、このような結果が出力されるようになっています。
Xアカウントの投稿作成
弊社では、X(旧Twitter)の投稿作成にもGPTsを活用しています。以前は、担当者ごとに投稿のトーンが異なり、フォロワーに与える印象が統一されない という課題がありました。また、短い文章で効果的に伝えることが難しく、投稿の作成に時間がかかる ことも問題でした。
そこでGPTsを導入し、「ブランドトーンを統一した投稿を作成する」という指示を与えることで、企業のスタイルに沿った投稿を自動で生成 できるようになりました。これにより、どの担当者が投稿を作成しても、一貫性のあるメッセージを発信できるようになり、フォロワーの認識を統一することができました。
例えば弊社では、生成AIに関するXアカウントを運用していますが、GPTsはこのように活用しています。
プロンプトを生成する際のポイント
GPTsを作成する際、最も重要なのはプロンプト(指示文)の設計です。
優れたプロンプトがあれば、GPTsは正確かつ一貫して期待通りの結果を出力します。
文章添削のプロンプト例を参考に、効果的なプロンプト作成のポイントを解説します。
- 明確な役割設定をする
プロンプトの冒頭で、GPTsが担う役割を明確に定義しましょう。
「マーケティングの専門家」「法務アドバイザー」「SEOコンサルタント」など、具体的な役割を与えることで、GPTの回答の方向性と専門性が高まります。 - 制約条件を具体的に示す
GPTが「してはいけないこと」を明示することで、望ましくない回答を防止できます。
例えば、ビジネス文書作成GPTsなら「専門用語の乱用を避ける」「500字以内にまとめる」などの制約を設けると効果的です。 - 実行手順を段階的に指示する
タスクを細分化し、順番に実行すべき手順を明示することで、GPTsは系統的に作業を進められます。
例えば「1.クライアントの業界を分析 2.主要な課題を特定 3.解決策を3つ提案」というように段階的に指示すると効果的です。 - 出力形式を具体的に指定する
出力の形式を明確に指定することで、結果の一貫性と使いやすさが向上します。
「箇条書きで回答」「表形式で整理」「見出しを付けて構造化」など、具体的な形式指定が重要です。 - 入力プレースホルダーを活用する
ユーザーが入力すべき箇所を明示的にプレースホルダーで示すことで、プロンプトの使いやすさが向上します。
このテクニックは特に複数の入力が必要な場合に効果的です。 - 具体的なエラーケースを想定する
例えば「機種依存文字の有無」「差別語や不快語」など、起こりうる問題を事前に想定し、チェックポイントに含めることで、品質問題を未然に防止できます。
弊社で使用しているプロンプト
ここでは、弊社で活用している文章添削のプロンプトについてご紹介します。
ぜひ、ご活用ください。
プロンプト例
# 命令文
あなたは優秀な編集者です。
#制約条件に従って次の#文章を添削してください。# 制約条件
* #手順に基づいて文章を添削すること
* 文章の順番に変更を加えないこと
* 架空の表現や慣用句、ことわざを使用しないこと
* ハルシネーションしないこと
* 文章を省略しないこと
* #出力形式に従うこと# 手順
修正1:誤字脱字、タイプミスがあった場合は全て指摘してください。
修正2:漢字表記や同音異義語の間違いがあった場合は全て指摘してください。
修正3:漢字の送り仮名の間違いがあった場合は全て指摘してください。
修正4:漢字の閉じ開きは記事内で統一されているかを確認し、ずれがあった場合は全て指摘してください。
修正5:助詞や「てにをは」の誤りがあった場合は全て指摘してください。
修正6:言葉の表記にばらつきがあった場合は全て指摘してしてください。
修正7:数字の表記にばらつきがあった場合は全て指摘してしてください。
修正8:英数字の半角・全角は統一されていることを確認してください。ずれがあった場合は全て指摘してください。
修正9:約物の半角・全角が統一されていることを確認してください。ずれがあった場合は全て指摘してください。
修正10:機種依存文字の有無について確認してください。問題がある場合は全て指摘してください。
修正11:文体が統一されているかを確認し統一されていなかった場合は全て指摘してください。
修正12:同じ文末表現を繰り返している場合は全て指摘してください。
修正13:伝聞表現ばかりになっていないか確認し、該当した場合は全て指摘してください。
修正14:二重否定表現があった場合は全て指摘してください。
修正15:慣用句やことわざの表現に誤りがあると考えられる場合は全て指摘してください。
修正16:文脈に合わない単語が使われている場合は誤りを全て指摘してください。
修正17:主語と述語の組み合わせが間違っている場合は全て指摘してください。
修正18:句読点の打ち方に不自然な点がある場合は全て指摘してください。
修正19:改行・段落分けは適切かどうか確認をしてください。
修正20:一文の長さは適切かどうか確認してください。極端に短すぎる文章や長すぎる文章は全て指摘してください。
修正21:尊敬語や謙譲語、丁寧語は正しく表記されているかどうか確認し、直接的な間違いや間違いやすい表現について全て指摘してください。
修正22:冗長な表現がないことを確認してください。冗長になっている場合は、全て指摘してください。
修正23:差別語や不快語はないことを確認し、もしあった場合は全て指摘してください。# 出力形式
* 修正後の文章
* 修正した箇所と修正番号、その理由# 文章:{文章を入力}
その他の活用事例
GPTsは、メールマガジンの修正やSNS投稿の作成だけでなく、顧客対応やスプレッドシート(スプシ)との連携 など、さまざまな業務で活用することができます。ここでは、具体的な活用事例を紹介します。
顧客対応
GPTsを活用すれば、カスタマーサポートの負担を大幅に軽減することができます。特に、よくある質問(FAQ)の自動対応 に適しており、サポート担当者が対応する前に、AIが適切な回答を提示することで、問い合わせ対応の効率を向上させることが可能です。
例えば、ECサイトでは、「配送状況を知りたい」「返品方法を教えてほしい」 といった繰り返し発生する質問が多くあります。GPTsを活用して、これらの質問に対する自動回答を設定しておけば、ユーザーはすぐに必要な情報を得ることができ、サポート担当者が個別対応する必要があるケースを減らせます。
また、過去の問い合わせ履歴を学習させることで、対応の精度を向上 させることも可能です。例えば、特定の商品に関する問い合わせが増えている場合、その商品に関するFAQを強化することで、より迅速に適切な回答を提供できます。結果として、顧客満足度の向上とサポート工数の削減が同時に実現 できます。
スプレッドシートとの連携
GPTsは、Googleスプレッドシート(スプシ)と連携することで、データ入力、整理、分析、タスク管理の自動化 などを効率化できます。特に、大量のデータを扱う業務では、GPTsを活用することで、作業の精度を向上させながら時間を短縮できます。
GPTsとスプシの活用事例
- データ要約とレポート作成
売上データや顧客データをスプシに蓄積し、GPTsに「このデータの売上傾向を要約して」と指示すれば、重要なポイントを抽出し、レポートを作成できます。また、異常値の検出や予測分析も可能で、データの可視化と意思決定の迅速化 に貢献します。 - タスク管理の自動化
スプシをタスク管理ツールとして活用する場合、GPTsが未完了のタスクをリストアップ したり、締切の近いタスクを強調表示したりすることで、抜け漏れのない管理を実現できます。これにより、チームの業務効率が向上 します。 - メール作成の自動化
スプシに蓄積した顧客データをもとに、GPTsが個別最適化されたフォローアップメールを自動生成 できます。たとえば、「このリストの顧客ごとに適したフォローアップメールを作成して」と指示すると、過去のやり取りを反映した内容のメールが作成され、パーソナライズされたコミュニケーション が可能になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
GPTsは、業務効率化やクオリティ向上に貢献するカスタマイズ可能なChatGPTです。事前にルールやトーンを設定することで、作業の手間を削減し、成果物の統一性を確保できます。GPTsを適切に活用し、業務の自動化と生産性向上を目指しましょう。
生成AIの導入・運用はプロに任せよう
生成AIは業務効率化やコンテンツ品質の向上に役立つ強力なツールですが、最適な設定や運用をゼロから始めるのは難しいです。
「業務に活用したいが設定が難しい」「導入したものの最大限活用できていない」「今後本格的に運用したい」とお考えの企業担当者の方は、ぜひmalnaにお問い合わせください。
貴社に最適な活用方法をご提案し、スムーズな導入・運用をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
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