2026.08.14

LINEヤフー広告の種類と料金|LINEヤフー広告になった4種類と予算の決め方

出稿先の候補としてYahoo!広告を調べ始めると、検索広告とディスプレイ広告という大枠までは早い段階でつかめます。ところが、どのメニューを選べばいくらかかるのかという段になると、途端に情報がばらけます。課金方式の説明は媒体資料の言い回しをなぞったものが多く、予算の話になると相場だけが独り歩きしがちです。

目次

しかも2026年4月1日、サービス名そのものが変わりました。「Yahoo!広告」で検索して上位に出てくる解説記事の多くは、この変更前に書かれたまま更新されていません。名称も、メニューの並びも、管理画面の姿も、実際とずれた説明を読んでいる可能性があります。

本記事では、LINEヤフーの公式情報を2026年8月13日時点で確認し、名称変更後の広告メニュー4種類、課金方式と費用が決まる仕組み、予算の目安と支払い方法までを整理します。

これから初めて出稿する方、旧Yahoo!広告の知識を最新の状態に更新したい広告担当者の方に向けた内容です。

媒体選定でつまずく原因の多くは、媒体そのものの善し悪しではなく、自社の商材と配信面の相性を確かめないまま予算を組んでしまうことにあります。malnaは伴走型のWebマーケティング支援として、媒体選定から配信設計、社内での運用体制づくりまでを一緒に進めています。媒体の選び方で迷っている段階でも、malnaへのご相談は受け付けています。

Yahoo!広告とは?2026年4月にLINEヤフー広告へ名称が変わりました

Yahoo!広告とは、Yahoo! JAPANやLINEの各サービスに広告を配信できる、LINEヤフー株式会社の広告サービスです。2026年4月1日のプラットフォーム統合にともない、サービス名は「LINEヤフー広告」へ変更されました。検索した人の顕在的なニーズに応える検索広告と、幅広い接点で認知を広げるディスプレイ広告の2系統を軸に構成されています。

名称が変わったといっても、広告主が使う機能が丸ごと入れ替わったわけではありません。何が変わり、何が変わらなかったのかを最初に押さえておくと、この後のメニュー選びで迷わずに済みます。

Yahoo!広告とLINEヤフー広告の対応関係

旧称と現行名称は次の表のとおり対応しています。統合の対象になったのはディスプレイ広告の系統で、検索広告は名称だけが変わりました。自社がどの行に該当するかを先に確認すると、この後に必要な作業の有無がはっきりします。

2026年3月以前の名称 2026年4月1日以降の名称 広告主側の移行作業
Yahoo!広告 検索広告 LINEヤフー広告 検索広告 不要
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型・予約型) LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 不要
LINE広告(Talk Head View含む) LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 必要
Yahoo!広告 ネットワークパートナー、LINE広告ネットワーク LINEヤフー広告ネットワーク サービス内容と契約条件に変更なし

旧Yahoo!広告の利用者にとっては、名称変更だけで済んだ格好です。公式の案内でも検索広告について「移行は不要です。名称変更後も、引き続き継続してご利用いただけます」と明記されています。すでに動いているキャンペーンを組み直す必要はありません。

統合で変わったこと

統合で実質的に変わったのは、ディスプレイ広告の配信基盤がひとつになった点です。これまでLINE広告とYahoo!広告ディスプレイ広告に分かれていた配信データが一元化され、機械学習モデルの学習効率とターゲティング精度の向上が見込まれています。

実務でいえば、LINEのトークリストとYahoo! JAPANのトップページを、別々の管理画面で別々の予算を組んで動かす必要がなくなりました。ひとつのキャンペーンで両方の掲載面をまたいで配信できるようになったことが、統合の実利にあたります。レポートを2つの管理画面から集めて手作業で突き合わせる、という月次の負担も減ります。

移行作業が必要なのはLINE広告の利用者です

移行対応が求められるのは、統合前からLINE広告を使っていた広告主です。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要で、管理画面の移行ツールを使う方法と、手動で作り直す方法が案内されています。

LINE広告そのものは2026年10月下旬頃に配信を停止し、その後段階的に提供を終了する予定です。終了までの具体的な日付は決まり次第あらためて案内されるとされているため、LINE広告を継続中の場合は移行スケジュールを早めに押さえておくのが安全です。配信停止のタイミングで施策が止まると、繁忙期の機会損失に直結します。

この記事での表記の扱い

呼び方が混在しやすいテーマのため、この記事では現行の公式名称であるLINEヤフー広告を基本にします。検索で使われる旧称に触れる必要がある箇所では旧Yahoo!広告と補い、Yahoo! JAPANやLINEはサービス名として使い分けます。

なお、旧称の時代に広く使われていたYSA(Yahoo!検索広告)とYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)という略称も、現行の公式名称ではありません。社内の資料やレポートの見出しに残っている場合は、この機会に表記を揃えておくと引き継ぎの手間が減ります。媒体名がずれたままだと、代理店との認識合わせで余計なやり取りが発生します。

参考:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて

LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)の種類は大きく4つ

LINEヤフー広告の種類は、検索広告、ディスプレイ広告(運用型)、ディスプレイ広告(予約型)、LINEヤフー広告ネットワークの4つに整理できます。目的が獲得寄りなら検索広告と運用型ディスプレイ広告、認知の量を確保したいなら予約型ディスプレイ広告というのが基本の選び分けです。

まず4種類の輪郭を並べて比べます。細かい仕様は後の章で扱うため、ここでは目的と課金の考え方、そして申し込み方法の違いをつかんでください。自社アカウントだけで完結するメニューと、代理店を通さないと出せないメニューが混在しています。

種類 主な目的 代表的な掲載面 課金の考え方 申し込み方法
検索広告 顕在層の獲得 Yahoo! JAPANの検索結果 クリック課金 オンラインで自社申し込み可
ディスプレイ広告(運用型) 認知から獲得まで LINEトークリスト、Yahoo! JAPANトップページほか クリック課金ほか複数 オンラインで自社申し込み可
ディスプレイ広告(予約型) 認知の量の確保 LINE Talk Head View、ブランドパネルほか 期間や表示回数の買い切り 取り扱い契約のある代理店経由
LINEヤフー広告ネットワーク 提携サイトへの配信拡張 提携パートナーの各サイト 配信メニューに準じる 個別案内

検索広告

検索広告は、Yahoo! JAPANで検索したキーワードに応じて検索結果ページに掲載されるテキスト広告です。検索結果の上部に載るため、すでに課題や商品名を言語化できている層に届きます。

いわゆるリスティング広告にあたる枠で、広告がクリックされたときにだけ費用が発生します。予算規模を問わず始めやすく、少額から検証したい場合の最初の一手になりやすいメニューです。反応が数日で数字に出るため、商材と訴求の相性を確かめる用途にも向きます。

ディスプレイ広告(運用型)

ディスプレイ広告(運用型)は、LINEとYahoo! JAPANの各サービスにバナーや動画で配信する、入札で運用するタイプの広告です。統合によってLINE広告の掲載面とYahoo!広告ディスプレイ広告の掲載面が、同じプラットフォームから扱えるようになりました。

検索していない人にも届くため、まだ商品を知らない層へのアプローチに向きます。ターゲティングの精度と配信面の広さを両立させたい場合は、この運用型が中心になります。日々の入札調整とクリエイティブの差し替えで成果が動く、手をかけた分が返ってくるメニューです。

ディスプレイ広告(予約型)

ディスプレイ広告(予約型)は、掲載期間や表示回数をあらかじめ確保して配信する、買い切りに近いタイプの広告です。テレビCMや交通広告のように、決まった期間に決まった露出量を積むという発想で使います。

新商品の発売やキャンペーンの立ち上がりなど、特定の時期に一気に認知を取りたい場面で選ばれます。出稿には取り扱い契約を結んだセールスパートナー経由の手続きが必要で、自社アカウントから即日で始められる性質のものではありません。企画から掲載まで数週間単位のリードタイムを見ておく前提のメニューです。

LINEヤフー広告ネットワーク

LINEヤフー広告ネットワークは、Yahoo! JAPANやLINE以外の提携サイトやアプリへ配信を広げるための枠組みです。統合にあわせて、Yahoo!広告 ネットワークパートナーとLINE広告ネットワークが同じ名称に統一されました。

サービス内容と契約条件は統合前から変わっていないと案内されています。配信面をどこまで広げるかはブランドセーフティの判断にも関わるため、パートナー面への配信可否は運用側で意識しておく項目です。

参考:LINEヤフー広告の種類や特長、成功事例をご紹介

検索広告の特徴と使いどころ

検索広告は、購買意欲がすでに立ち上がっている層へ最短距離で届くメニューです。Yahoo! JAPANで検索したキーワードに応じて、検索結果よりも上部にテキスト広告を掲載できます。クリックされなければ料金は発生しないため、表示回数が伸びること自体はコストになりません。

商材の名前や課題を検索している人にだけ広告を当てられる点が、他のメニューにない強みです。掲載面と広告の形、商品を扱う場合の選択肢、向いているケースの順に見ていきます。

掲載面と広告の形

検索広告の主戦場は、Yahoo! JAPANの検索結果ページです。自然検索の結果よりも上部に掲載されるため、検索したその瞬間に選択肢として提示できます。SEOで同じ位置を取ろうとすれば年単位の時間がかかる場所を、入札で確保できる仕組みです。

広告の中身はテキストが基本で、見出しと説明文、遷移先のURLで構成されます。公式の事例では、テキストに加えて画像アセットを組み合わせることで成果が改善したケースも紹介されています。テキストだけで勝負が決まる枠ではなくなってきている、というのが実務上の感覚に近いところです。加えて、広告表示アセットの効果は掲載順位を決めるオークションランクの構成要素にも含まれています。設定できるアセットを空欄のまま放置しないでください。

検索連動型ショッピング広告

検索連動型ショッピング広告は、スマートフォンのコマース検索モジュール最上部に商品情報を掲載できる広告です。2023年12月5日に商品情報掲載機能が始まり、2024年1月10日から順次配信が始まりました。

対象になるのはブランド公式サイトなどのECサイト、またはECモールで、ECモール上に出店している店舗サイトは対象外です。広告そのものはクリック課金型、商品情報の掲載は購入時に料金が発生する成果報酬型と、課金の考え方が分かれている点に注意してください。利用には売掛取引アカウントが必要になります。

検索広告が向いているケース

検索広告が力を発揮するのは、検索されるキーワードがはっきりしている商材です。指名検索が発生するブランド、比較検討の過程で必ず調べられるサービス、地域名と組み合わせて探される店舗などが該当します。

反対に、まだ言葉になっていない需要を掘り起こしたい商材では、検索広告だけでは配信量が伸びません。月間の検索数がそもそも少ないキーワード群しかない場合、入札を上げても表示回数の天井は動かないためです。そうした場合はディスプレイ広告を組み合わせて、認知の入口を別に作る設計が必要になります。

参考:LINEヤフー広告 検索広告(リスティング)

参考:検索連動型ショッピング広告の提供開始

ディスプレイ広告の配信面とメニュー

ディスプレイ広告は、検索していない人にも広告を届けられるメニューです。LINEのトークリストからYahoo!ニュース、Yahoo!乗換案内、LINEマンガまで、日常的に開かれるサービスの中に広告面が用意されています。公式サイトでは1億人以上の利用者へ広告配信が可能とされており、国内向けの施策では配信量を確保しやすい媒体です。

運用型と予約型では買い方も費用の考え方も違います。それぞれの中身と、LINE広告からの移行についても整理します。

運用型の配信面とターゲティング

運用型ディスプレイ広告の配信面は、LINEとYahoo! JAPANの主要サービスに広がっています。LINEトークリスト、Yahoo! JAPANトップページ、Yahoo!ニュース、Yahoo!乗換案内、LINE NEWS、LINEマンガ、LINEスタンプショップ、Yahoo! JAPAN知恵袋、そして主要提携サイトが対象です。

ターゲティングは、スマートターゲティング、曜日や時間帯と地域の指定、データを活用したターゲティング、デバイスや興味関心による指定などが用意されています。統合によって配信データが一元化されたことで、掲載面をまたいだ学習が効くようになった点が従来との違いです。トークリストで接触した人にYahoo!ニュース面で再接触する、といった設計を同じキャンペーンの中で組めます。

予約型の主なメニュー

予約型ディスプレイ広告は、掲載期間と露出量を先に確保するタイプの商品です。掲載面ごとに商品名が分かれており、狙う画面を指定して買う形になります。公式に案内されている主なメニューは次の4つです。

  • LINE Talk Head View。LINEのトークリスト最上部に掲載され、1日約7,500万のビューアブルリーチが見込まれます
  • LINE NEWS Top Ad。月間利用者数7,700万人のLINE NEWSのファーストビューに掲載します
  • Yahoo! JAPANトップページ ブランドパネル。ポータルサイトのファーストビューを高い画面占有率で使えます
  • Yahoo! JAPANトップページ トピックスPR。トピックス枠にニュースと同じネイティブ形式で掲載します

購入方式は、掲載期間を3日から31日の範囲で設定して予算を組むvimps購入型と、1日の配信でリーチを最大化する枠購入型やリーチ固定のvimps購入型に分かれます。いずれも取り扱い契約を結んだセールスパートナーを通した出稿が前提です。運用型のように配信しながら微調整する余地は小さく、入稿前のクリエイティブの完成度がそのまま結果を左右します

LINE広告を使っている場合の進め方

LINE広告からの移行は、統合後にディスプレイ広告を使い続けるための必須作業です。管理画面に用意された移行ツールを使う方法と、手動で設定を作り直す方法があります。

移行のタイミングでは、配信面が広がるぶん、これまでのターゲティング設定や除外設定がそのままの意図で機能するとは限りません。移行直後に配信量と成果指標が動くことを見込んで、少なくとも数週間は日次で確認できる体制を組んでおくと安全です。移行前の数値を配信面別に書き出しておくと、変化の原因を切り分けやすくなります。

参考:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)

参考:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)

参考:LINEヤフー、ディスプレイ広告プラットフォームを統合 新たに「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」の提供を開始

課金方式と費用が決まる仕組み

LINEヤフー広告の料金は、決まった料金表があるわけではなく、オークションの結果として1件ごとに決まります。公式のコラムでも一律の料金表が存在するわけではないと明記されています。だからこそ、課金方式と掲載順位の決まり方を理解しておくことが、費用のコントロールにそのままつながります。

課金方式の種類、掲載順位が決まる仕組み、クリック単価が動く理由の順に見ていきます。

4つの課金方式

課金方式は目的に応じて4種類が用意されています。何が起きたときに費用が発生するのかを取り違えると、予算の消化ペースの想定が崩れます。まずは発生条件と用途の対応を押さえてください。

課金方式 費用が発生するタイミング 主な用途
クリック課金 広告がクリックされたとき サイト誘導、資料請求、問い合わせ
ビューアブルインプレッション課金 視認領域に1,000回表示されたとき 認知の獲得
動画再生課金 動画広告が一定秒数以上再生されたとき 動画による理解促進
友だち追加課金 LINE公式アカウントの友だちが増えたとき 友だち獲得、店舗集客

検索広告はクリック課金が基本です。ディスプレイ広告(運用型)では、キャンペーンの目的に応じて上の4方式から選びます。獲得を狙う配信でビューアブルインプレッション課金を選ぶといった組み合わせのずれが、費用対効果を落とす典型的な原因になります。認知向けの課金方式は表示された時点で費用が動くため、遷移先の準備が整う前に走らせると予算だけが減ります。

検索広告の掲載順位はオークションランクで決まります

検索広告の掲載順位は、オークションランクという指標で決まります。公式の案内では、オークションランクの構成要素として入札価格、広告の品質、インターネットユーザーが検索に至った背景、オークションランクの下限値、広告オークションにおける競争力、広告表示アセットなどの効果が挙げられています。この構成要素の見直しは2025年1月から適用が始まり、2025年2月4日に完了しました。

このうち広告主が直接動かせるのは、入札価格と広告の品質の2つです。広告の品質は品質インデックスという10段階の指標でキーワードごとに評価され、数字が大きいほど品質が高いことを意味します。管理画面でキーワードごとに値を確認でき、改善が必要なキーワードはページ上部のインプレッション損失率から特定できます。

品質を高めるうえで重要な要素として、利用者の使用デバイス、検索意図との関連性の高さ、新しいキーワードを追加する際の関連キーワードでの過去の掲載結果が公開されています。逆に、入札価格、アカウント構造、提携パートナー配信面への掲載、掲載順位、表示頻度、コンバージョン件数は品質向上に影響しないとされています。アカウント構造をきれいに組み直せば品質が上がるという理解は、公式の説明とは食い違います。構造の整理はレポートの見通しをよくする作業であって、品質インデックスを動かす手段ではありません。

クリック単価が動く理由

クリック単価は、広告費用をクリック数で割った平均費用です。広告費20万円でクリック数が1,000回なら、クリック単価は200円になります。

実際の単価は入札価格だけで決まるわけではありません。オークションの仕組み、広告の品質、業界や商材、認知度、シーズン、配信媒体といった要素が絡みます。競合が多いキーワードや獲得価値の高いキーワードほど高くなる傾向があり、金融や保険、美容、医療の領域は高止まりしやすい分野です。反対に、ブランド名を含む指名系のキーワードは比較的低く収まります。

品質インデックスが高いほどオークションランクが上がり、より低いクリック単価で掲載できるようになります。単価を下げたいときに入札価格だけを削ると配信量が落ちるため、広告文とキーワードの関連性を見直す方が先に効きます。対象外キーワードの設定で意図しない検索語句を切り、成果の出ていないキーワードを整理する作業も同じ方向の打ち手です。

同じ予算でも、課金方式の選択と品質の作り込みで到達できる成果は変わります。malnaでは、配信設計と実測データの読み解きを広告担当者の方と並走しながら進め、社内で判断できる状態まで引き渡すことを重視しています。運用の型づくりから相談したい場合はmalnaのお問い合わせ窓口をご利用ください。

参考:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)の料金は?必要な予算や料金の仕組みをわかりやすく紹介

参考:【検索広告】オークションランクの構成要素における指標の変更について

参考:広告の品質とは? 重要性や品質を高めるポイントについて解説

参考:リスティング広告のクリック単価(CPC)とは?相場や最適化の方法を解説

予算の目安と支払い方法、始めるまでの流れ

LINEヤフー広告は初期費用も最低出稿金額も設定されていないため、予算は自社の目標から逆算して決めます。公式サイトでは、アカウント開設に伴う初期費用や月額固定費は発生せず、あらかじめ決められた最低出稿金額もないと案内されています。1日数千円の規模から始められる設計です。

とはいえ、いくら用意すれば検証になるのかは別の問題です。初期費用の考え方、予算の決め方、支払い方法、配信開始までの日数の順に整理します。

初期費用と最低出稿金額

初期費用と最低出稿金額はどちらもありません。申し込みの段階では費用が発生せず、広告の掲載が始まってから課金が始まります。

検索広告ではキーワードごとの単価を1円から設定できます。金額の下限に縛られない設計になっているため、まずは小さく出して反応を見るという進め方が取りやすい媒体です。1日あたりの予算上限も自分で決められるので、想定を超えて消化される心配もありません。公式ページでは10,000円を入金し、1日の予算を1,000円に設定する例が示されています。

予算の決め方

予算の考え方でもっとも扱いやすいのは、獲得したい成果の数から逆算する方法です。公式では、目標を1件獲得するのに必要な単価と獲得したい件数を掛け合わせて目安を出す計算式が示されています。顧客獲得単価1,000円で100件を狙うなら10万円という考え方です。

広告費そのものはクリック単価とクリック回数の掛け算で決まります。平均クリック単価が100円なら、10万円の予算で1カ月あたり約1,000回のクリックが見込める計算です。ここに想定の成約率を掛ければ、獲得できる件数の見当がつきます。逆算した数字が目標に届かないなら、予算を積むのか、クリック単価の低いキーワードに寄せるのか、遷移先の成約率を上げるのかという3つの選択肢に分かれます。

相場感としては、リスティング広告で20万円から30万円程度を予算として始めるケースが多いとされています。一方で、1カ月数万円、1日数千円の規模で始める個人の利用者も多いと補足されています。相場に合わせにいくのではなく、経営に影響しない範囲でいくらまで出せるかから決めるほうが、途中で止まらない予算になります。

なお、運用を外部に任せる場合は手数料が別に乗ります。目安は一般的に広告費の20%程度とされ、月額定額制の場合もあります。手数料の考え方は他媒体でもほぼ共通です。

関連記事:【2025年最新版】リスティング広告の費用相場と予算の決め方

関連記事:Google広告に強い代理店21社を比較!|料金やメリット・選び方などを解説

支払い方法

支払い方法は、クレジットカードと銀行振込の2つです。クレジットカードは前払いと後払いのどちらも選べ、銀行振込は前払いのみとなります。

運用上、押さえておきたい制約が3つあります。1つ目は、2025年8月26日以前に作成されたアカウントは前払いのみという点です。2つ目は、前払いと後払いは一度選ぶと変更できないという点です。3つ目は、銀行振込の場合、振り込みからアカウント残高に反映されるまでに3営業日程度かかるという点です。

キャンペーンの開始日に合わせて配信したい場合、この3営業日が想定外の待ち時間になります。入金のスケジュールは配信開始日から逆算して組んでください。前払いを選ぶ場合は残高切れによる配信停止も起こり得るため、残高のアラートを誰が見るかまで決めておくと安心です。

配信開始までの日数と審査

申し込みから配信開始までは1営業日から3営業日前後を見込みます。広告の審査にも同じく1営業日から3営業日前後がかかる場合があると案内されています。

申し込みにはビジネスIDの登録が必要です。法人であれば法人番号、法人名、代表者名と電話番号、担当者の情報、ウェブサイトのURLと住所を用意します。個人事業主の場合はビジネス名、事業主名、電話番号、メールアドレスが必要です。法人番号の確認や社内の承認に時間がかかることもあるため、書類の準備は着手日を早めに設定してください。

検索連動型ショッピング広告を使う場合は、商品情報の掲載開始までに10営業日前後、そこからさらに配信開始まで日数がかかります。通常の検索広告と同じ感覚でスケジュールを引くと間に合いません。

なお、2026年8月13日時点の公式サイトでは、検索広告のクリック発生で6万円分、ディスプレイ広告の費用発生で10万円分という、合計最大16万円分の広告料金プレゼントが案内されています。適用条件と期間は変更される場合があるため、出稿前に公式ページで最新の内容を確認してください。

参考:LINEヤフー広告 検索広告の費用/料金

参考:リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説

参考:LINEヤフー広告をはじめよう|アカウント作成〜申し込み流れ

参考:LINEヤフー広告

Google広告との使い分け

LINEヤフー広告とGoogle広告は、仕組みが似ていて配信面が重ならないため、どちらかを選ぶより併用を前提に考えるほうが実態に合います。どちらも検索連動型とディスプレイの2系統を持ち、入札と品質でオークションが決まる点も共通です。違いが出るのは、広告が表示される場所とそこに集まる人です。

構造の重なりと違いを整理したうえで、併用するときの予算の考え方に触れます。

重なる領域と違う領域

両媒体の関係は次のように整理できます。運用の考え方が近いぶん、片方で作った設計をもう片方に流用しやすいのが実務上の利点です。違いが出るのは掲載面と、そこで戦う相手の顔ぶれです。

観点 LINEヤフー広告 Google広告
検索面 Yahoo! JAPANの検索結果 Google検索の結果
ディスプレイ面 LINEとYahoo! JAPANの各サービス、提携パートナー Googleディスプレイネットワーク、YouTube
課金の基本 クリック課金が中心 クリック課金が中心
掲載順位 オークションランク(入札価格と広告の品質ほか) 広告ランク(入札単価と広告の品質ほか)
配信の広がり 国内向けの施策に強い 国内外を横断して配信できる

同じキーワードでも、検索する媒体が違えば競合の顔ぶれも入札の水準も変わります。片方のクリック単価をそのままもう片方の予算計算に持ち込むと、想定が崩れる点には注意してください。

併用するときの考え方

併用の基本は、まず片方で獲得の型を作り、それをもう片方へ持ち込む形です。検索広告はキーワードと広告文の当たり外れが早く見えるため、先に勝ちパターンを見つけてから展開すると、学習にかかる無駄が減ります。

配分の目安を最初から精密に決める必要はありません。同じ商材でも、検索ボリュームの分布とクリック単価の水準は媒体ごとに違うため、実測の獲得単価を見ながら寄せていくほうが現実的です。両方を同時に走らせるなら、少なくとも1カ月は配分を固定して数字を溜めてください。週単位で予算を動かすと、どちらの媒体の効果なのか判断できなくなります。検索面をさらに広げたい場合は、Microsoft広告を含めた3媒体で比較する選択肢もあります。

関連記事:Google広告とは?初心者向けに仕組み・種類・始め方を徹底解説

関連記事:マイクロソフト広告(Microsoft広告)の仕組みと活用法|種類・効果的な運用ポイントを解説

よくある質問

LINEヤフー広告の名称変更と料金について、出稿前に確認されることの多い5つの疑問に答えます。名称の切り替わり、費用の下限、入金から配信までの日数、LINE広告の移行期限、掲載順位の考え方という、判断がぶれやすい論点を集めました。いずれも2026年8月13日時点の公式情報にもとづく内容です。

Yahoo!広告という名称はもう使われていないのですか

現行の公式名称はLINEヤフー広告です。2026年4月1日のプラットフォーム統合にともない、Yahoo!広告 検索広告はLINEヤフー広告 検索広告へ名称が変わりました。検索する際のキーワードとしてYahoo!広告は今も一般的ですが、公式の資料や管理画面の表記は新名称に切り替わっています。

LINEヤフー広告に最低出稿金額や初期費用はかかりますか

どちらもかかりません。アカウント開設にともなう初期費用や月額固定費は発生せず、あらかじめ決められた最低出稿金額も設定されていません。検索広告ではキーワードごとの単価を1円から設定できるため、1日数千円の規模から配信を始められます。

銀行振込で入金してから配信できるまで何日かかりますか

振り込みからアカウント残高に反映されるまで3営業日程度かかります。加えて、広告の審査に1営業日から3営業日前後を見込む必要があります。キャンペーンの開始日が決まっている場合は、この両方を逆算して入金と入稿のスケジュールを組んでください。

LINE広告を使っています。移行はいつまでに必要ですか

LINE広告は2026年10月下旬頃に配信を停止し、その後段階的に提供を終了する予定です。統合後もディスプレイ広告を継続するにはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要で、管理画面の移行ツールまたは手動での対応が案内されています。終了までの詳細な日付は追って案内されます。

入札価格を上げれば検索広告の掲載順位は上がりますか

入札価格は掲載順位を決める要素の1つですが、それだけでは決まりません。オークションランクには広告の品質や検索に至った背景も関わります。品質インデックスが高いほどランクが上がり、より低いクリック単価で掲載できるため、入札を上げる前に広告文とキーワードの関連性を見直してください。

まとめ

Yahoo!広告は2026年4月1日にLINEヤフー広告へ名称が変わり、ディスプレイ広告の基盤はLINE広告と統合されました。旧Yahoo!広告の利用者にとっては名称変更だけで済みますが、LINE広告を使っていた場合は移行作業が必要です。

メニューは検索広告、ディスプレイ広告(運用型)、ディスプレイ広告(予約型)、LINEヤフー広告ネットワークの4つ。料金は一律の料金表ではなくオークションで決まり、初期費用も最低出稿金額もありません。予算は相場に合わせるのではなく、獲得したい件数と許容できる獲得単価から逆算して決めるのが実務的です。

最初の一歩としておすすめしたいのは、自社の主要キーワードで実際にYahoo! JAPANの検索結果を見て、どんな競合が広告を出しているかを確かめることです。そこに自社が並んだときに選ばれるかどうかが、出稿の可否を判断する材料になります。

配信設計の型づくりや、社内で運用を回せる体制への切り替えを検討している場合は、malnaへご相談ください。媒体選定の段階から、実測データにもとづいて判断の軸を一緒に組み立てます。

関連記事:【完全解説】成果が出やすいWeb広告の選び方 | 最適な媒体や配信面とは?

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執筆者情報

malnaブログ編集部

writer malnaブログ編集部 webマーケター / データアナリスト
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