社内体制的にマーケティング施策の実行スピードを上げられなかった

――　malnaに依頼をした時は、どのような課題を抱えていたのでしょうか？

殿崎さん：依頼をはじめた2022年まで、「VIPハイヤー配車」は口コミを中心に利用を広げていき業績が伸びていたのですが、一方でさらなる事業拡大や、これまでとは違った利用用途への展開、インバウンド需要増加に備えて、新たに広告費をかけてウェブマーケティングに取り組んでいく必要も感じていました。 当初は内部のメンバーを中心に広告の運用を開始したものの、試行錯誤しながら進める状態だったため、より専門的な知見のあるところにサポートに入ってもらうことも検討し始めていました。

――　malnaに依頼を決めたのは、どのような経緯があったのでしょうか。

殿崎さん：知人からの紹介がきっかけで、malnaさんがマーケティング戦略から実行の上流から下流まで、内部のチームと一緒になってサポートしてくれると聞き、興味を持ちました。 また、スピード感を持って施策を進められるというお話だったので、弊社が求めるマーケティング支援と合致していると感じ、お願いしたのが始まりです。

――　具体的にはどういった取り組みをしていったのでしょうか。

殿崎さん：まず、目標設計を一緒に議論し、マーケティング施策の達成目標を明確にしました。その後、目標達成のための施策設計・KPI策定など、マーケティングの上流から支援をいただきました。 また、実際の施策として、リスティング広告をはじめとしたオンライン広告だけでなく、SEOやオフラインの施策など、事業を伸ばすにあたってゼロベースで提案もあったので、それらの運用についてもサポートしてもらっています。

――　マーケティング支援の導入後の結果を教えてください。

殿崎さん：1つは施策をスピーディーに検証し、取り組むべき施策が明確になったことで、それらに集中して動けたこと、そして結果的に「VIPハイヤー配車」の利用が増加していることがあげられます。 目標設計から施策運用まで一貫して関わってもらえる点は、大きいですね。

現在のマーケティングの取り組み状況と求める結果

――　現在のマーケティングの取り組み状況を具体的に教えてください。

殿崎さん：現在はKPIを四半期ごとに策定し、それに沿って動いています。Webマーケティングの目標設計に基づき、以下のような施策を実施しています。 広告運用、SEO施策、LINEの運用改善や導線改善、メルマガ、「EVレンタル事業」のマーケティング。また、Webマーケティング以外の施策も検証しています。 高級ハイヤーというサービスの特性上、顧客層に合わせてゴルフ場へのチラシの設置や経営者向けのDM配布など、ユーザーに刺さるようなオフラインの施策の検証も必要に応じて行っています。

マーケティングに関する体制を整えられたことで数字が伸びた

――　上の施策を進める中で、malnaの良かった点を教えてください。

殿崎さん：malnaさんに入っていただいたことにより、マーケティング施策を実行する体制が整ったことが良かったです。サービスを提供した初期の頃は、マーケティング施策を進める人的リソースが限られていたこともあり、malnaさんが社内のマーケティング部門のような形で関わり、様々な提案を頂けたのは、非常にありがたかったです。 また、malnaさんは弊社の状況や要望を理解し、小回りをきかせて迅速に対応してくれるため、施策をスムーズに開始できた点が好印象です。

――　殿崎さん、貴重なお話ありがとうございました！