2026.10.16

AI

ChatGPT Soraとは|動画生成AIの料金プランと提供終了の時期を解説

「ChatGPTでSoraを使おうとしたのに、見当たらない」
「有料プランなら動画も作れると聞いたが、本当か知りたい」

AIエージェント導入支援

こんなお悩みはありませんか。

ChatGPTの中にSoraがあると思って探すと、どこから開けばよいのか分からず困りますよね。

この記事では、Soraが何を指すか、ChatGPTとの関係、料金プラン、提供終了の時期と手元の動画の保存方法までわかりやすく解説します。

社内で使う生成AIの範囲を決める段階なら、malnaのAI導入支援でご相談いただけます。

ChatGPT Soraとは

ChatGPT Soraとは、ChatGPTを開発したOpenAIの動画生成AI「Sora」を指して、検索などで使われる呼び方です。

Soraは、文章で指示した内容から動画を作るAIモデルの名前です。

Soraという名前のアプリとウェブサイトもあり、利用者はそこで動画を作り、ほかの人の動画を見て、自分の動画を共有できました。

OpenAIは2024年2月15日に初代のSoraを発表し、2025年9月30日に後継の「Sora 2」と、iOS向けのSoraアプリを公開しました。

ただし、Soraのアプリとウェブ版は2026年4月26日に提供を終了しています。

開発者向けのSora APIも、OpenAIが2026年9月24日を停止日として公表しており、その日はすでに過ぎています。

2026年10月16日時点で、Soraを使って新しい動画を作る方法はありません。

OpenAIの発表では、製品名は「Sora」と書かれています。

SoraはChatGPTと同じOpenAIの製品です。

ChatGPTの有料プランやクレジットとつながっていたため、ChatGPT Soraと呼ばれることがあります。

ただし、ChatGPTの会話画面の中にある1つの機能ではなく、動画を作る場所は別のアプリでした。

仕組みの面では、OpenAIはSoraを、物理的な世界の動作を理解して再現するモデルの研究として位置づけていました。

OpenAIの説明では、Soraは拡散モデルと呼ばれる種類の動画生成AIです。

拡散モデルは、ノイズのような映像から始めて、少しずつノイズを取り除きながら目的の映像に近い形へ変えていきます。

SoraはGPTと同じトランスフォーマーという構造を使い、動画や画像を「パッチ」と呼ぶ小さなデータの単位に分けて学習しています。

画像生成AIのDALL·E 3で使われた、学習用の映像に詳しい説明文を付ける技術も、Soraに使われています。

詳しい説明文で学習したことで、利用者の文章の指示に沿った動画を作りやすくなったと、OpenAIは説明しています。

項目内容
開発元OpenAI
初代Soraの発表2024年2月15日
Sora 2とSoraアプリの公開2025年9月30日
アプリとウェブ版の提供終了2026年4月26日
Sora APIの提供終了2026年9月24日

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

Soraの提供終了の時期

Soraの提供終了日は、アプリとウェブ版が2026年4月26日、開発者向けのAPIが2026年9月24日です。

Soraの発表から提供終了までの日付を時間の順に示した図

終了日は、使っていた窓口ごとに次の3つで確かめます。

  • アプリとウェブ版の終了日で、動画を作る画面が使えなくなった日を知る
  • 開発者向けAPIの終了日で、自社のシステムからの呼び出しが止まった日を知る
  • 日本での利用可否で、国内から今使えるかを知る

アプリとウェブ版の終了日

Soraのアプリとウェブ版は、2026年4月26日に提供を終了しました。

OpenAIの公式ヘルプは、終了日と、作成済みの動画をエクスポートする方法を公表しています。

OpenAIの初代Soraの紹介ページとSora 2の発表ページにも、2026年4月26日をもってSora製品の提供が終わったと書かれています。

2026年4月26日以降は、Soraのアプリやウェブサイトで新しい動画を作れません。

公式ヘルプの内容は、2026年10月16日に確認したものです。

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

開発者向けAPIの終了日

開発者向けのSora APIは、OpenAIが停止日として公表していた2026年9月24日を過ぎています。

Sora APIは、開発者が自社のアプリやシステムから、Videos APIを通じてSora 2のモデルを呼び出し、動画を作るための窓口でした。

OpenAIは2026年3月24日に、Videos APIとSora 2のモデルを使う開発者へ、廃止と削除の予定を知らせていました。

OpenAIの開発者向けの廃止一覧では、2026年9月24日を停止日とする対象が次のとおり記載されています。

停止の対象停止日後継として示されたモデル
Videos API2026年9月24日なし
sora-22026年9月24日なし
sora-2-pro2026年9月24日なし
sora-2の日付つきの版2026年9月24日なし

OpenAIの廃止一覧には、推奨の代わりのモデルが書かれていません。

自社のシステムからSora APIを呼んでいた場合は、2026年9月24日以降の呼び出しは失敗するため、残っている処理がないか次の項目を確かめます。

  • 動画を作る処理の呼び出しを止める
  • 呼び出しの失敗を知らせる通知と、エラーの記録を確かめる
  • 利用者向けの画面から、動画を作るボタンや説明を外す
  • 作成済みの動画が、自社の保管場所に残っているか確かめる

参考:Deprecations|OpenAI API

日本での利用可否

2026年10月16日時点で、Soraは日本を含むどの国や地域からも使えません。

OpenAIの発表ページは、2026年4月26日をもってSora製品の提供が終わったと、国や地域を分けずに書いています。

Sora 2の公開時は、米国とカナダから提供を始め、ほかの国へ順に広げる予定と発表されていました。

2026年10月16日時点では、日本から新しくSoraを使い始める方法はありません。

日本語で「Sora 使い方」を調べて見つかる手順は、提供中だった時期の内容として読む必要があります。

日本でSoraを使っていた人が確認することは、作った動画のエクスポートと、契約やクレジットの扱いです。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

SoraとChatGPTの関係

SoraとChatGPTは、アプリは別でしたが、契約やクレジットの面でつながっていたOpenAIの2つのサービスです。

関係は、次の2つの面から見ると分かります。

  • 別のアプリとしての提供で、動画を作る場所がChatGPTの画面と違った点を知る
  • ChatGPTの契約とのつながりで、有料プランやクレジット、返金の窓口が共通だった点を知る

別のアプリとしての提供

Soraは、ChatGPTの会話画面とは別のアプリとウェブサイトで提供されていました。

Sora 2の公開時、OpenAIはiOS向けの「Sora」というソーシャルアプリを出し、招待を受けた人はsora.comからも使えると発表しました。

Soraのアプリでは、動画を作るほか、ほかの利用者の動画をリミックスしたり、フィードで新しい動画を見たりできました。

ChatGPTの会話の中で文章を送ると動画が返ってくる、という使い方ではありませんでした。

「ChatGPTの中のSora」を探しても見つからないのは、作る場所がもともと別だったためです。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

ChatGPTの契約とのつながり

Soraは別のアプリでしたが、ChatGPTの有料プランやクレジットとつながっていました。

つながりは、OpenAIの公表内容から次の4点で確かめられます。

  • ChatGPT Proの利用者は、上位モデルのSora 2 Proをsora.comで使えた
  • Plus・Proの利用者が買うクレジットは、CodexとSoraで同じ残高を使えた
  • Soraの返金は、ChatGPTのサブスクリプションの返金手続きで扱われる
  • 未成年向けのSoraの保護者向け設定は、ChatGPTから提供された

クレジットとは、プランに含まれる利用枠を使い切ったあとに、追加で使う分を前払いで買う単位です。

2026年3月10日のChatGPTのリリースノートには、当時CodexとSoraで共有していたクレジットを、自動で買い足す機能が載っています。

未成年の利用については、ChatGPTの保護者向け設定から、Soraでの連続スクロールの制限や、ダイレクトメッセージの設定を変えられました。

Sora 2では、未成年の利用者に対して成人向けの出力を制限し、連続スクロールの時間も初期設定で制限していました。

ChatGPTの有料プランを契約していても、Soraが終わった2026年4月26日以降は、動画の生成には使えません。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

参考:Sora の責任あるリリース|OpenAI

参考:ChatGPT — リリースノート|OpenAI Help Center

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

Soraの主な機能

Soraの主な機能は、文章や静止画から動画を作ることと、Sora 2で加わった音声や本人の登場です。

Soraの主な機能4つを示した図

OpenAIの発表に書かれた機能は、次の4つです。

  • テキストからの動画生成で、文章の指示だけで場面を作る
  • 静止画からの生成と延長で、手元の画像や動画をもとに映像を作る
  • Sora 2で加わった音声で、会話や効果音を動画と同時に作る
  • キャラクター機能で、本人確認をした自分や友人を動画に登場させる

テキストからの動画生成

初代のSoraは、文章で指示した内容に沿って、最大1分の動画を作れるモデルとして発表されました。

複数の人物や特定の動作、背景の細部を含む場面を作れる点も、OpenAIの発表に書かれています。

1本の動画の中で、人物や画風を保ったまま複数のショットを作ることもできました。

一方でOpenAIは、物理的にありえない動作になる場合や、右と左を取り違える場合があると弱点も公表しています。

クッキーをかじった後なのに、かじった跡が残らない例も、弱点の1つとして挙げられています。

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

静止画からの生成と延長

Soraは、文章だけでなく、手元の静止画から動画を作ることもできました。

OpenAIは、静止画の内容を細部まで保ったまま動画にできると説明しています。

作った動画の前後を延長したり、途中の欠けたコマを埋めたりする使い方も示されていました。

たとえば、商品写真を1枚用意して、写真の中の場面を短い映像にする使い方ができました。

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

Sora 2で加わった音声

Sora 2では、映像と同時に、環境音や会話、効果音を作れるようになりました。

OpenAIは、Sora 2を動画と音声を作るモデルとして発表しています。

従来のモデルより物理的な正確さが上がり、シュートを外したボールがバックボードに跳ね返る例が示されました。

実写風、映画風、アニメ風の画風を得意とすることも、発表に書かれています。

OpenAIは、初代Soraを動画生成のGPT‑1、Sora 2をGPT‑3.5に当たる段階と表現しています。

一方で、Sora 2もまだ完璧ではなく、多くの間違いを起こすと、OpenAI自身が発表に書いています。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

キャラクター機能

キャラクター機能は、短い動画と音声を一度記録して本人確認をすると、自分の姿をSoraの動画に登場させられる機能です。

OpenAIによると、自分のキャラクターを誰が使えるかは本人だけが決められ、使う権限はいつでも取り消せました。

自分のキャラクターが登場する動画は、ほかの利用者が作った下書きも含めて、本人が確認できました。

本人は、自分のキャラクターの振る舞いを、常に中折れ帽をかぶるといった形で設定することもできました。

キャラクター機能の利用者を除き、公人の描写を防ぐ対策も取られていました。

参考:Sora の責任あるリリース|OpenAI

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

AIエージェント導入支援

Soraの料金プラン

Soraの料金は、Sora 2の公開時は無料で始まり、上位モデルはChatGPT Proの利用者向けに提供されていました。

OpenAIの発表で確かめられる料金の扱いは、次の2つです。

  • 無料で始まったiOSアプリで、当初は招待を受けた利用者が費用をかけずに動画を作れた
  • ChatGPT Pro向けの上位モデルで、Proの契約者が高品質の版を使えた

無料で始まったiOSアプリ

Sora 2の公開時、OpenAIはSora 2を当初は無料で使えると発表しました。

利用の上限は緩やかでしたが、計算資源の制約による上限は残っていました。

OpenAIは、需要が計算資源を上回る場合に限り、追加の生成を有料で提供する案を検討していると書いています。

無料で使えたのは、招待を受けてSoraアプリやsora.comを使えるようになった人です。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

ChatGPT Pro向けの上位モデル

ChatGPT Proの利用者は、実験的な高品質モデル「Sora 2 Pro」をsora.comで使えました。

Sora 2 Proは、ChatGPTの有料プランのうちProを契約している人に向けた上位版です。

2026年4月9日のリリースノートでは、Plusは月額20ドル、Proは月額100ドルと月額200ドルの2つの価格と書かれています。

リリースノートには、税別か税込かの記載はありません。

2026年4月26日以降は、どのプランを契約していてもSoraは使えません。

Sora 2の公開後も、初代の系統の「Sora 1 Turbo」は使える状態が続き、作った動画もライブラリに残ると発表されていました。

ChatGPTそのものの料金プランの違いは、関連記事で解説しています。

参考:Sora 2 が公開|OpenAI

参考:ChatGPT — リリースノート|OpenAI Help Center

関連記事:ChatGPTの料金プランを比較!無料版と有料版の違い・選び方

提供終了後に必要な手続きの手順

Soraの提供終了後に必要な手続きは、作成した動画のエクスポート、サブスクリプションの返金申請、購入済みクレジットの使い道の確認の3つです。

動画のデータは、最終的なエクスポートの期間が過ぎると削除されるため、エクスポートから先に進めます。期間の日程は公式ヘルプで確認してください。

Soraの提供終了後に必要な手続きを3つの順に示したフロー図

手続きは、次の順に進めます。

  • 作成した動画のエクスポートで、Soraに残した動画を手元に保存する
  • サブスクリプションの返金申請で、対象になるかを確かめて申し出る
  • 購入済みクレジットの使い道で、残高をCodexなどで使うか決める

作成した動画のエクスポート

Soraで作った動画は、公式ヘルプに載っているエクスポート用のページから保存を申し込みます。

OpenAIの公式ヘルプが示す手順は次のとおりです。

  1. Soraを使っていたアカウントで、エクスポート用のページ「sora.chatgpt.com/sunset」を開く
  2. 画面の「エクスポート」をクリックする
  3. 準備ができたことを知らせるメールが届いたら、データを受け取る

OpenAIは、Soraの提供終了後、最終的なエクスポートの期間が過ぎた時点で、Soraの利用に関するデータを完全に削除すると説明しています。

最終的なエクスポートの期間を設ける場合は、始まる前にメールで知らせると公表しています。

2026年10月16日に確認した公式ヘルプには、最終的なエクスポートの期間の日程は書かれていません。

OpenAIは、できるだけ早くエクスポートするよう勧めています。

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

サブスクリプションの返金申請

返金については、OpenAIの公式ヘルプが、ChatGPTのサブスクリプションの返金手続きを見るよう示しています。

ChatGPTの返金のヘルプでは、支払いは原則として返金されないと説明しています。

確認済みの請求の誤りや、不正な請求、OpenAI側の障害などの場合は、返金が認められることがあります。

未使用の個人向けプランは、請求日から7日以内に申し出ると、OpenAIの裁量で返金を受けられる場合があります。

ウェブで購入した個人向けのプランは、次の手順で申請します。

  1. 返金を求めるアカウントでChatGPTにサインインする
  2. ヘルプセンターを開き、右下のチャットを選ぶ
  3. チャットで返金を申し出て、表示される対象の判定を確かめる

返金の対象になった場合、ウェブで購入したプランは5〜7営業日以内に処理されると書かれています。

Google Playで契約した場合も、ChatGPTにサインインしたうえで、ヘルプセンターのチャットから申請します。

Appleのサブスクリプションで契約した場合は、取り消しと返金をAppleに直接申し出ます。

EU、英国、トルコに住む人は、購入日から14日以内の取り消しで日割りの返金の対象になると書かれています。

Soraが終わったあとも、ChatGPTの有料プランを続けるかどうかは、ChatGPTで使う機能をもとに別に決めます。

返金のヘルプは、サブスクリプションのキャンセルは以後の更新を止める手続きで、返金の対象になることとは別だと説明しています。

参考:ChatGPT サブスクリプションの返金を申請する方法|OpenAI Help Center

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

購入済みクレジットの使い道

購入済みのChatGPT・Soraのクレジットは、希望すればCodexで引き続き使えます。

Codexは、OpenAIが提供する、プログラムを書く作業を任せられるエージェントです。

OpenAIのクレジットのヘルプは、クレジットを使える機能としてCodexとChatGPT Workを挙げています。

Word、Excel、PowerPointで使うChatGPTの対応機能にも、同じクレジットを使えます。

クレジットは購入から12か月が有効期限で、期限を過ぎた分は繰り越されません。

クレジットは譲渡できず、法令や契約で決まっている場合などを除いて返金されません。

残高は、ChatGPTの[設定]から[使用状況]を開くと確かめられます。

参考:ChatGPT(個人向けプラン)でのカスタム利用のためのクレジット使用|OpenAI Help Center

参考:ChatGPT — リリースノート|OpenAI Help Center

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

動画生成AIを業務で使うときの注意点

動画生成AIを業務で使うときは、著作権、肖像、AIで作ったことの表示、提供終了への対応を、ツールを選ぶ前に社内で決めておきます。

ツールの機能や料金は変わっても、社内で決めた扱いはツールを変えたあとも使えます。

Soraが2026年4月26日に終わったように、使っていたツールが止まる場合も含めて決めておく項目は次の4つです。

  • 著作権の考え方で、作った動画を公開する前に確かめることを知る
  • 肖像と本人の同意で、実在の人物を登場させる条件を知る
  • AIで作ったことの表示と来歴情報で、見る人に伝える方法を知る
  • サービス終了に向けた素材の保存で、ツールが止まっても困らない管理を知る

著作権の考え方

AIで作った動画を公開したり販売したりする場合も、著作権の侵害かどうかは、通常の著作物と同じ基準で判断されます。

実際に侵害に当たるかは個別の事情で決まるため、公開や販売の前に、専門家に確かめる段取りを決めておきます。

文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」の概要は、既存の著作物との類似性と依拠性がともに認められ、権利制限規定の対象外であれば侵害になると説明しています。

類似性とは、既存の作品と創作的な表現が共通していることです。

依拠性とは、既存の作品をもとに作ったことです。

文化庁の概要は、生成AIが既存の作品を学習していた場合、利用者が作品を知らなくても通常は依拠性が推認されると説明しています。

文化庁の概要は、AIによる生成が適法に行える場合でも、SNSへの投稿などの利用まで直ちに適法になるわけではないと説明しています。

文化庁の概要では、個人的に生成して鑑賞する私的使用のための複製のように、権利制限規定の対象になる行為は許諾がいらないと説明しています。

文化庁の概要の冒頭には、考え方そのものは法的な拘束力を持たないと書かれています。

OpenAIの使用に関するポリシーも、他者の知的財産権を侵害する利用を禁じています。

Sora 2では、存命のアーティストや既存の作品をまねた音楽を作る指示をブロックし、作品の侵害を訴える作成者から削除の求めを受け付けていました。

公開や販売の前には、既存の作品やキャラクターに似ていないかを、担当者が目で確かめる手順を決めておきます。

参考:「AIと著作権に関する考え方について」【概要】|文化庁

参考:AIと著作権について|文化庁

参考:使用に関するポリシー|OpenAI

参考:Sora の責任あるリリース|OpenAI

肖像と本人の同意

実在の人物を動画に登場させる場合は、本人の同意を得たうえで、本物と誤解されない使い方にします。

OpenAIの使用に関するポリシーは、本人の同意なく、写真のようにリアルな画像や声を含む肖像を、本物と誤認させるおそれがある形で使うことを禁じています。

Soraのキャラクター機能でも、自分のキャラクターを誰が使えるかは本人だけが決められる設計でした。

OpenAIは初代Soraの発表で、製品に組み込む場合は、著名人の肖像や他者の知的財産を求める指示を拒否する方針を示していました。

社員やモデルを登場させる場合は、同意の範囲、公開する媒体、公開する期間を書面で決めておきます。

肖像権やパブリシティ権に当たるかの判断は、専門家に確認します。

参考:使用に関するポリシー|OpenAI

参考:Sora の責任あるリリース|OpenAI

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

AIで作ったことの表示と来歴情報

AIで作った動画には、見る人がAIの生成物だと分かる表示や情報を残す考え方があります。

OpenAIは、Sora 2の公開時点で、Soraで作ったすべての動画に、目に見える透かしとC2PAの情報を入れていました。

C2PAは、動画がどう作られたかの来歴を示す業界標準の署名で、ファイルの中に埋め込まれる情報です。

OpenAIは、Soraで作られた動画を追跡するため、社内の画像と音声の逆検索の道具も使っていると説明しています。

初代Soraの発表時にも、Soraが作った動画かどうかを見分ける検出分類器を作っていると説明していました。

OpenAIの使用に関するポリシーは、欺瞞、詐欺、なりすましを目的としたサービスの利用も禁じています。

自社で動画生成AIを使う場合も、透かしや来歴情報を消さない、説明文にAIで作ったと書く、といったルールを決めておきます。

広告に使う場合は、実際の商品や効果と違う印象を与えない表現になっているかも、公開前に確かめます。

参考:Sora の責任あるリリース|OpenAI

参考:使用に関するポリシー|OpenAI

サービス終了に向けた素材の保存

動画生成AIのサービスは、提供が終わると、作った動画や設定が消える場合があるため、素材を自社の保管場所に残しておきます。

Soraでは、提供終了後に最終的なエクスポートの期間が過ぎると、利用に関するデータが完全に削除されると公表されています。

業務で使った動画は、作った時点で自社の共有フォルダに保存し、作った日、指示文、使ったツールの名前を記録します。

指示文を残しておけば、別のツールに変えた場合も、同じ狙いの動画を作り直す手がかりになります。

参考:Sora の提供終了について知っておくべきこと|OpenAI Help Center

Soraの代わりを選ぶ判断基準

Soraの代わりを選ぶときは、作りたいものが静止画か動画かで、使う道具を先に分けます。

静止画で足りる用途はChatGPTの中で作り、動画が必要な用途だけ別のツールを探すと、新しく契約するツールの数を抑えられます。

判断の基準は、次の2つです。

  • ChatGPT画像の使い方で、静止画で足りる用途をChatGPTの中で済ませる
  • ほかのツールを選ぶときの確認項目で、動画が必要な場合の選び方を知る

ChatGPT画像の使い方

OpenAIは、Soraの紹介ページで、提供終了の告知とあわせてChatGPTでの画像作成を示しています。

ChatGPT画像は、ChatGPTのすべてのプランで、ウェブ、iOS、Androidから使える画像の作成と編集の機能です。

使い方は次の3つです。

  1. ChatGPTの会話で、作りたい画像を文章で伝える
  2. 画面の[画像]を選び、テンプレートから作り始める
  3. 作った画像を選び、変えたい部分を指示して編集する

画像の一部だけを直したい場合は、選択ツールで範囲を選び、変更の内容を文章で伝えます。

作った画像は[画像]に自動で保存され、あとから見直して再利用できます。

Plus、Pro、Businessでは、生成の前に考える時間を取る「思考付き画像」も使えます。

画像生成のモデルは更新が続いており、2026年4月21日に「ChatGPT 画像 2.0」がすべてのプランに導入されました。

2026年10月16日に確認したヘルプでは、「ChatGPT 画像 2.5」で細部の表現や編集の精度が上がったと説明しています。

ChatGPTで提供していた公式のDALL·E GPTは2026年8月30日に提供を終え、画像の作成と編集はChatGPT画像で行う形になりました。

縦横の比率を指定して作ることもでき、ポスターやロゴを作るためのテンプレートも用意されています。

動画が必要な場面でも、まず静止画で構図を決めておくと、別のツールで動画にするときの指示が具体的になります。

参考:ChatGPT の画像|OpenAI Help Center

参考:ChatGPT — リリースノート|OpenAI Help Center

参考:Sora:テキストから動画を作成する|OpenAI

ほかのツールを選ぶときの確認項目

動画が必要な場合は、ほかの動画生成AIを使います。

候補を比べる前に、広告、SNSの短い動画、人物の登場、システムからの自動生成など、使う場面を先に決めておきます。

選ぶ前に、各ツールの公式の利用規約とヘルプで、次の7つを確かめます。

確認項目確かめる内容
提供地域日本から契約して使えるか
料金の単位月額の定額か、使った分のクレジットか
商用利用作った動画を広告や販売に使ってよいか
権利の扱い作った動画の権利が誰に帰属するか
来歴の表示透かしやC2PAなど、AIで作った記録が残るか
データの扱い入力した画像や指示文が学習に使われるか
終了時の扱い提供が終わる場合に、動画を持ち出せるか

Soraのように、提供中のツールが短い期間で終わることもあります。

1つのツールだけに頼らず、作った動画と指示文を自社で保存しておくと、別のツールに移るときの手間を減らせます。

AI動画生成ツールの種類や活用の考え方は、関連記事で解説しています。

関連記事:動画生成AIツールおすすめ10選!仕組みと用途に合う選び方

使ってよいツールや、著作権と肖像の扱いは、社内のAI利用ポリシーとして文書に残すと、担当者が変わっても運用を続けられます。

ポリシーを決める段階では、malnaのAIエージェント構築支援で、AI利用ポリシーの策定からご相談いただけます。

AIを使える人材が社内にいない場合

Soraの代わりを探す理由はわかった、でも、ほかのツールを試して利用ルールまで決める人が社内にいない。

使う道具が変わっても、新しいツールを試して社内のルールに書き起こす担当者がいれば、業務での活用は続けられます。

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執筆者情報

malnaブログ編集部

writer malnaブログ編集部 webマーケター / データアナリスト
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