2026.01.11

SEO

Google Analyticsのタグ設定で不足しがちな設定5選とその対策

「タグ設定をしたけどしっかりデータを収集できているのかわからない…」
「何をどう設定したらいいのかいまいちわからない…」

このような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

もともとGoogle Analyticsはデータ収集のために設定する情報が多いのに、UAからGA4に変更したことによって設定も変わってしまいました。

このような変化などによって困ってる方が多いと思うので、データ分析をするためのタグ設定について解説します。

タグ設定を適切に行い、ウェブサイトの運営に役立てましょう。

▶以下の記事で初心者の方向けに、アカウントのセットアップ方法からデータの読み方まで、Googleアナリティクス4(通称GA4)の基本について紹介されていますので、併せて参考にしてみてください。

初心者や小規模ビジネスのための Google アナリティクス

目次

はじめに

データ分析はウェブサイト運営にとって重要な役割を果たします。企業の成功はデータをどのように収集、分析、解釈し、アクションに移すかにかかっていることが多いです。特にウェブサイトの性能を最適化するためには、Google Analyticsを使うことはとても有効的です。

今回、UA(Universal Analytics)からGA4(Google analytics 4)に変更されたことにより、さまざまなタグの設定が変更されました。

本記事では、GA4のタグ設定で不十分になりがちな設定とその解決策について詳しく解説します。タグ設定の誤りはデータの質と分析結果に直接影響を及ぼすため、この記事を通じてその落とし穴を避け、GA4を最大限に活用する方法を学びましょう。

一般的なタグ設定で不足がちなものは以下のようなものが挙げられます。

  • 適切なイベントトラッキングの設定不足
  • ユーザープロパティの不適切な利用
  • UAからGA4の移行によって生じる問題
  • 複数のGA4プロパティの設定
  • データストリームの設定不足

これらの詳細、また解決策についてもこれから解説していきます。

適切なイベントトラッキングの設定不足

イベントトラッキングとは

イベントトラッキングとは、URLの遷移がなく通常Googleアナリティクスでは計測できない行動を計測するための機能です。ページ遷移を伴わないアクションのことである、イベントを計測し、目標として設定することができます。イベントトラッキングの大きなメリットはページビュー以外のデータを得られるという点です。

なぜイベントトラッキングの設定不足が発生するのか

適切なイベントトラッキングの設定不足は、以下のような理由で発生することが多いです。

  • 事前に重要なユーザーの行動を特定していない。
  • 特定した行動を追跡するためのイベントを設定する方法を理解していない。
  • 自動的に追跡できるイベントと、手動で設定する必要があるイベントの違いを理解していない

イベントトラッキングを正しく設定するためには

イベントトラッキングを正しく設定するための方法は以下のとおりです。

重要なユーザーの行動を特定

あらかじめウェブサイトやアプリの中で最も重要なユーザーの行動を特定します。例えば、商品の購入、メールの購読、ダウンロードなどが該当します。

重要な行動を追跡するイベントを設定

特定した行動を追跡するためのイベントを設定します。これには、GA4の設定画面から直接イベントを追加する方法や、Google Tag Managerなどのツールを用いてイベントを追加する方法があります。

▶Google Tag Managerを使用すると、タグの設定がGoogle Tag Manager内で完結するため便利です。

タグ マネージャーの概要

自動トラッキング機能の活用

GA4は、ユーザーの基本的な行動(ページビュー、スクロールなど)を自動的に追跡する機能を提供しています。これらの自動追跡機能を活用することで、手動で設定する必要があるイベントを最小限にし、ミスを減らすことができます。

このように適切にイベントトラッキングの設定を行うことによって、より精度の高いデータ分析を行うことが出来ます。

▶以下の記事でGA4(Google analytics4)の「イベント」について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【GA4】イベントの定義や設定法・活用法を解説!

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Google Analytics 4のタグ設定について詳しく解説してきましたが、「設定が複雑すぎて時間がかかる」「どの設定を優先すべきかわからない」とお感じの方も多いのではないでしょうか?

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ユーザープロパティの不適切な利用

GA4の設定において、イベントトラッキングの設定不足はデータの空白地帯を生む代表的な問題です。ページビューは自動で記録されますが、ユーザーがサイト上でどのような行動をとったかを正確に把握するには、イベントの個別設定が欠かせません。設定が不十分なまま運用を続けると、意思決定の根拠となるデータが揃わず、施策の効果測定も困難になります。ここでは、設定不足が起きる原因と、正しく設定するための具体的な手順を解説します。

イベントトラッキングとは

イベントトラッキングは、URLの遷移を伴わないユーザー行動を計測するための機能です。通常、Googleアナリティクスはページビュー単位でデータを収集しますが、ボタンのクリックやファイルのダウンロード、フォームの送信完了といった動作はページが切り替わらないため、自動では記録されません。これらをGA4の「イベント」として設定することで目標として計測できるようになります。ページビュー以外のデータを取得できる点が、イベントトラッキングの最大の価値です。

なぜイベントトラッキングの設定不足が発生するのか

設定不足が起きる背景には、いくつかの共通したパターンがあります。

  • 計測すべきユーザー行動を事前に洗い出せていない
  • 特定した行動をイベントとして追跡する方法を理解していない
  • GA4が自動収集するイベントと、手動設定が必要なイベントの違いを把握していない

いずれも実装前の設計段階に関わる問題です。何を計測するかを先に整理しておくことが、設定漏れを防ぐ出発点になります。

イベントトラッキングを正しく設定するためには

計測対象の特定から設定完了まで、段階を追って進めることで精度の高い設定ができます。

重要なユーザーの行動を特定

まず、サイトやアプリのなかでビジネス成果に直結するユーザー行動を洗い出します。商品の購入、メールの購読、資料のダウンロードなどが典型的な対象です。

重要な行動を追跡するイベントを設定

特定した行動に対してイベントを設定します。方法は大きく2つあり、GA4の管理画面から直接追加するか、Google Tag Managerを使って追加するかです。

自動トラッキング機能の活用

GA4はページビューやスクロールなどの基本的なユーザー行動を自動で追跡します。この自動収集を土台として活用することで、手動設定の範囲を絞り込み、設定ミスを減らせます。

適切なイベント設定を行うことで、ページビュー以外のデータも組み合わせた精度の高い分析が可能になります。

UAからGA4の移行によって生じる問題

Googleが2023年7月1日にユニバーサルアナリティクス(UA)の提供を終了したことで、GA4への移行は多くの組織にとって避けられない対応となりました。しかし移行は単なる設定の引っ越しではなく、計測の仕組みそのものが変わるため、準備が不十分だとデータの断絶や設定ミスが起きやすくなります。ここでは、移行に際して発生しやすい問題とその対処法を整理します。

UAからGA4の移行とは

GoogleはUAの廃止を発表し、2023年7月1日をもってデータ取得を停止しました。GA4への移行とは、この旧バージョンから最新のGoogle Analytics 4へと計測環境を切り替えることを指します。単にプロパティを作成するだけでなく、イベント設計や目標設定も新たに組み直す必要があります。

なぜGA4への移行で問題が生じるのか

移行でつまずく原因は、UAとGA4の設計思想の違いにあります。

  • UAとGA4では機能や設定の構造が異なるため、設定内容をそのまま引き継げないケースが多い
  • 既存のフィルターやカスタムイベントはGA4で異なる方法で設定し直す必要があり、対応漏れが起きやすい
  • 移行には専門的な知識と相応の時間がかかるため、リソースが限られる組織では対応が後回しになりがちだ

UAで当たり前に使えていた機能がGA4にはなかったり、名称や操作方法が変わっていたりすることも混乱を招く要因です。移行前に双方の違いを把握しておくことが、問題を防ぐ上で重要になります。

GA4に移行しても問題が生じないようにするためには

完全移行を急ぐより、段階的に進める方が安全です。以下の3つの対応を組み合わせることで、移行に伴うリスクを最小限に抑えられます。

デュアルセットアップ

UAとGA4を並行稼働させる方法です。完全移行を即座に行うのではなく、まず両方のプロパティを同時に動かすことで、GA4の動作確認と旧データとの比較を同時に進められます。新環境に慣れながら最適な設定を探れる点が利点です。

移行ツールの活用

GoogleはUAプロパティからGA4への移行を支援するツールを提供しています。これらを活用することで、基本的な設定の移行を効率よく進められます。ただし自動移行ですべてが完結するわけではなく、イベント設定など手動での確認・修正が必要な箇所も残ります。

専門家への相談

細かな設定まで正確に移行しようとすると、専門的な知識が求められます。GA4に精通した専門家やコンサルタントに相談することで、設定ミスを抑えながら移行を進められます。専門家と並走することで、見落としがちな細部の設定漏れも防ぎやすくなります。

▶以下の記事でおすすめの代理店を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

複数のGA4プロパティの設定

複数のGA4プロパティの設定とは、同じウェブサイトやアプリケーションに対して2つ以上のGA4プロパティを設定することです。2つ以上のプロパティが一つのウェブサイトに設定されることによって、データが重複して収集されてしまい、そのことにより管理の複雑化や、分析の困難さを引き起こす可能性があります。

なぜ複数のGA4プロパティの設定が起きてしまうのか

複数のGA4プロパティの設定が起きてしまう理由は、例えば次のような場合です。

  • 自分のチームだけのデータを分けて見たいと考えて、他のチームとは別に新しいプロパティを設ける。
  • 一部のユーザーだけに特化したデータを収集したいと思い、そのためだけの新しいプロパティを作る。
  • プロパティの作り方を間違えてしまい、予期せず複数のプロパティができてしまう。

複数のGA4プロパティの設定をしないためには

この問題を解決するには次のステップがあります。

プロパティの内容を確認

まず、自分がどのようなプロパティが設定されているのか確認しましょう。必要ないプロパティや、同じものを収集しているプロパティがあったら、それらを削除します。

ルールを作る

どのような場合に新しいプロパティを作るべきなのか、自分たちでルールを作りましょう。それにより、不必要なプロパティを作ってしまうことを防ぐことができます。

データストリームを利用する

一つのプロパティの中でも、データをうまく分けることができます。そのための機能が「データストリーム」です。データストリームをうまく活用することで、プロパティの数を減らすことができます。

これらの方法を通じて、データをきちんと整理すると、データ分析を容易にすることができます。

データストリームの設定不足

データストリームは、特定のウェブサイトやアプリに関連付けられたデータの流れを表します。それぞれのデータストリームにはそれぞれ個別に識別情報があり、GA4のプロパティに関連付けられます。データストリームを使用することで、異なるウェブサイトやアプリのデータを個別に追跡および分析することが可能になります。

データストリームの設定不足が生じてしまう理由とは

データストリームの設定不足は、以下のような理由で発生することがあります。

  • 新たにウェブサイトやアプリを追加した際、それに対応する新しいデータストリームの設定を忘れる。
  • ウェブサイトやアプリの構造が変更された際、データストリームの設定を更新していない。
  • 設定手順が複雑であるため、設定が不完全のまま終わらせてしまう。

データストリームの設定不足を解決するためには

データストリームの設定不足を解消するためには、以下のステップを行います。

データストリームの確認

現在設定されているデータストリームを全て確認し、データストリームがそれぞれ正確に設定されているかチェックします。

更新と新規作成

ウェブサイトやアプリの構造が変更された場合、それに対応するデータストリームを毎度更新します。また、新たにウェブサイトやアプリを追加した際には、新しいデータストリームを作成します。

チュートリアルの利用

データストリームの設定手順は複雑な場合がありますので、Googleの公式チュートリアルやヘルプセンターの情報を利用しながら、設定を行うことを推奨します。

これらを行うことで、データストリームの設定不足を解消し、正確なデータ収集を行うことができます。

参考:[GA4] Google アナリティクス アカウントでアカウント、プロパティ、データ ストリームを編集、削除

まとめ

Google Analytics 4のタグ設定はデータ収集のためのとても重要なプロセスであり、設定が不足していると不完全または誤解を招くようなデータをもたらしてしまいます。そのような場合は、上記で示したような状況によって起こることが多いです。

それぞれの不十分な設定のせいで、誤った解釈や行動につながる可能性があり、それはデータ分析の精度を著しく落とします。しかしながら、これらの設定の不足がなぜ起こるのかを理解し、それぞれに対応する適切な解決策を導入することで、より正確で信頼性のあるデータを収集し、それを用いて我々のウェブサイトやアプリを改善することが出来るようになります。

本記事を通じて、GA4のタグ設定を充実させ、それに対する適切な解決策を身につけ、データ収集と分析の精度を向上させましょう!

 

参考記事

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執筆者情報

malnaブログ編集部

writer malnaブログ編集部 webマーケター / データアナリスト
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