2025.11.26
【2025年版】展示会コンサル会社おすすめ11選|名刺が商談につながる費用対効果の高い選び方
「展示会に出展したのに、名刺は山ほど集まったが商談に繋がらない…」そんな経験はありませんか?展示会出展は新規顧客と出会う絶好の機会ですが、その裏で「何から準備すれば良いのかわからない」「ブースに人を呼べず途方に暮れた」「フォローの手が回らずチャンスを逃した」という声もよく聞きます。
実は、こうした課題を解決し展示会の成果を最大化するプロがいるのをご存じでしょうか。それが「展示会コンサルティングサービス」です。本記事では、展示会コンサルティングを利用するメリットや費用対効果、サービスの選び方をわかりやすく解説します。
さらに、2025年最新のおすすめコンサル会社11社を比較し、それぞれの特徴や強みを徹底紹介。初めての出展で不安な方から、過去の出展で思うような成果が出なかった方まで、自社に最適なパートナー選びのヒントが満載です。
記事の後半ではコンサルタントを活用して成果を上げたケースもご紹介し、具体的な成功イメージを持っていただけます。読み終えれば、展示会出展を「名刺集めの場」から「確かな商談獲得のチャンス」へと変える方法がクリアになるはずです。
目次
【2025年最新】展示会コンサルティングおすすめ企業・サービス11選

国内の展示会支援サービスの中から、特徴・得意領域・支援範囲・実績などを総合的に評価したおすすめ11社を紹介します。
他の比較記事の情報を統合しつつ、本記事独自の視点(支援範囲の広さ、営業プロセスの強度、費用対効果)も加えて厳選しました。
企業ごとに「特徴」「強み」「向いている企業」を明確にし、さらに読者のニーズに応じて紐づけやすいよう、総合支援型/集客特化型/デザイン特化型/営業代行型/低コスト型といった分類軸も併記します。
malna株式会社

出典元:malna株式会社
malna株式会社は、展示会の企画立案から準備、当日の運営、関係者との調整までを包括的に支援するコンサルティング会社です。Japan IT Weekのような大型展示会から、限定企業向けイベント、小規模カンファレンスまで幅広く対応してきた実績があり、展示会初心者から大規模出展企業まで幅広いニーズに応えることができます。
特に強みとして、展示会ロジスティクス(ブース設計・施工会社との調整、派遣会社との調整、オペレーション設計など)と、展示会後のマーケティング〜営業プロセスの構築を一体化して支援できる点が挙げられます。
SalesforceやMA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携を前提としたリード管理、IS(インサイドセールス)/FS(フィールドセールス)チームのフォロー体制の設計、商談化に向けたパイプライン構築など、BtoBマーケティングに精通した実務的な伴走が可能です。
主な支援範囲
- 戦略設計:出展目的・KPI設計、ターゲット・メッセージ設計、展示会全体の位置づけ整理
- ブース/ロジ:施工会社・派遣会社・運営事務局との調整、ブースレイアウト・導線設計
- 当日支援:現場オペ設計、当日運営マニュアルの作成、朝会・終礼での改善提案
- 事後フォロー:Salesforce・MA連携設計、IS架電スクリプト作成、レポーティング・改善提案
料金イメージ
- 継続支援(年間/複数展示会):月額フィー+実費精算など柔軟に設計
- 詳細は出展規模・支援範囲により変動
得意な展示会ジャンル・実績
- IT系展示会、SaaS・クラウド関連イベント
- BtoBサービスの総合展示会
- 自社セミナー・限定カンファレンスなどの併催企画
向いている企業
- 展示会全体をまるごと任せたい企業
- 大型展示会でのロジ周りに課題を感じている企業
- 展示会リードをSalesforceやMAで案件化したい企業
- マーケティングと営業をつなぐ統合的な支援を求める企業
展示会営業®マーケティング

出典元:展示会営業マーケティング
展示会営業®マーケティングは、展示会を「営業プロセスの強化」として扱う独自メソッドを提供しています。来場者の心理に沿ったストーリー型のアプローチを重視しており、ブースでの接点づくりから商談化までの導線を明確に設計する点に特徴があります。
これまで1,195社以上の支援実績があり、初めて展示会に出展する企業や、成果が伸び悩んでいる企業への改善支援に強みがあります。
主な支援範囲
- 戦略設計:展示会コンセプト、訴求メッセージ、ストーリー設計
- 研修:展示会営業研修、ロープレ、トークスクリプト策定
- 当日支援:現場での声掛け・接客指導、ブースマネジメント
- 事後フォロー:振り返りミーティング、営業プロセス改善提案
料金イメージ
- 研修・コンサル単発プラン:数十万円〜
- 継続伴走プラン:月額フィー+展示会ごとのオプション
※詳細は研修内容・人数・期間に応じて変動
得意な展示会ジャンル・実績
- BtoBサービス・IT・製造業など、法人向け展示会全般
- 「展示会営業®」のメソッドを活用した商談創出支援の実績多数
向いている企業
- 展示会の基本戦略から学びたい企業
- メッセージ設計やプレゼン力に課題を感じている企業
- 展示会からの商談創出力を高めたい企業
モード・マーケティング株式会社

出典元:モード・マーケティング株式会社
モード・マーケティング株式会社は、展示会支援と研修に特化した会社です。「展示会の学校」シリーズなど、スタッフの接客・営業スキルを強化する教育プログラムを提供しており、展示会運営に必要なチーム全体の力を底上げする伴走を行っています。
展示会企画、集客施策、ブース運営まで幅広く対応し、BtoBマーケティングの専門知識を持つメンバーが的確なアドバイスを行います。
主な支援範囲
- 戦略設計:展示会の位置づけ整理、KPI設計
- 研修:展示会接客研修、営業スキル研修、振り返りワークショップ
- 当日支援:現場同行、ロープレ・フィードバック
- 事後フォロー:振り返りレポート、次回への改善提案
料金イメージ
- 研修単発:数十万円〜
- 展示会支援+研修のパッケージ:規模により個別見積り
得意な展示会ジャンル・実績
- BtoB向け展示会全般
- 若手中心チームのスキル底上げプロジェクト
向いている企業
- チーム全体の展示会スキルを底上げしたい企業
- 若手中心のチームで経験が不足している企業
- 業界特性に合わせた精度の高い訴求を行いたい企業
株式会社フジヤ

出典元:株式会社フミヤ
株式会社フジヤは、展示会ブースのデザインと施工に強みを持つ会社です。年間1万件以上の施工実績から蓄積されたデータを活用し、来場者の動線や視線を分析したブース設計を提案します。
デザインチームとコンサルティングチームが連携することで、見た目と集客力の双方を兼ね備えたブース作りを実現しています。
主な支援範囲
- ブースデザイン:コンセプト設計、空間デザイン、グラフィック制作
- 施工・設営:ブース施工、設営・撤去、備品手配
- 企画:装飾コンセプトの提案、演出企画
料金イメージ
- 小〜中規模ブース:数十万円〜
- 大型・多小間ブース:数百万円〜
※デザイン・施工内容により大きく変動
得意な展示会ジャンル・実績
- 大型展示会・専門展でのブース施工実績多数
- 6小間以上の大規模ブースでのインパクト重視の設計
向いている企業
- ブースデザインやレイアウトに悩みを抱える企業
- 大型展示会で強いインパクトを出したい企業
- 初めて出展する企業で何から準備すべきか不安がある企業
エクスキューブ株式会社(X-cube)

出典元:エクスキューブ株式会社
エクスキューブ株式会社は、空間演出とクリエイティブ制作に強い展示会プロデュース会社です。映像・AR/VRなど最新のデジタルコンテンツを取り入れ、視覚的にインパクトのあるブースを構築することができます。ブランディング重視の企業や、プロダクトの世界観を表現したいケースで特に真価を発揮します。
主な支援範囲
- クリエイティブ:映像制作、インタラクティブコンテンツ、AR/VR演出
- 空間設計:コンセプトに合わせた空間デザイン、ライティング設計
- プロデュース:展示会全体の世界観設計・演出ディレクション
料金イメージ
- コンテンツ制作+ブース演出:個別見積り(プロジェクト単位)
得意な展示会ジャンル・実績
- デザイン性の高い製品・ブランドの展示
- コンシューマー向けイベント、ブランド体験型イベント
向いている企業
- 世界観重視のブランディング展示を行いたい企業
- デザイン性の高い製品を扱う企業
- 来場者の足を止める演出を求めている企業
株式会社一向社

出典元:株式会社一向社
株式会社一向社は、展示会や博覧会の運営経験が非常に豊富な老舗企業です。大規模展示会や公共性の高いイベントを数多く手掛けており、安定した運営力と集客施策が高く評価されています。
イベント企画から集客広告、当日のスタッフ手配まで一貫して対応できる点が特徴です。
主な支援範囲
- 企画・運営:イベントコンセプト設計、進行管理、事務局運営
- 集客:広告・プロモーション企画、メディア連携
- 当日運営:スタッフ手配、会場運営、リスクマネジメント
料金イメージ
- 大規模イベント・博覧会:プロジェクト単位での個別見積り
得意な展示会ジャンル・実績
- 公共性の高いイベント、自治体・公共団体の展示会
- 大規模博覧会、産業展の運営
向いている企業
- 大規模展示会や博覧会を安心して任せたい企業
- 自治体や公共団体のイベント運営を依頼したい担当者
- 大規模イベントで確実な集客を実現したい企業
展示会研究所™

出典元:展示会研究所
展示会研究所™は、展示会専業コンサルティングとして独自のKPI設計と戦略立案を提供している会社です。企業の状況に合わせて最適な展示会の勝ち筋を分析し、個別に改善提案を行う手法が評価されています。
価格帯も導入しやすく、初めてコンサルを利用する企業にとって取り組みやすい点も魅力です。
主な支援範囲
- 戦略立案:展示会の目的・KPI設計、ターゲット・メッセージ整理
- 企画支援:ブースコンセプト、導線設計のアドバイス
- 当日・事後:最終チェック、振り返りレポート作成
料金イメージ
- 単発コンサルティング:導入しやすい価格帯から提供
- 継続支援:支援範囲に応じて個別見積り
得意な展示会ジャンル・実績
- 中小〜中堅企業の展示会戦略設計
- 既に出展経験がある企業の「伸び悩み解消」案件
向いている企業
- 展示会の目標設定に課題がある企業
- データに基づいて出展効果を最大化したい企業
- 開催直前の最終チェックを依頼したい企業
有限会社デジログ工房

出典元:有限会社デジログ工房
有限会社デジログ工房は、地方展や小規模展示会を得意とする会社で、コストを抑えながら確実に成果を出すサポートを提供しています。派手さよりも堅実なリード獲得を重視した施策を得意としており、中小企業に寄り添った支援が特徴です。
デジタル施策も組み合わせることで、オンラインとオフラインの両面から展示会の成果向上を支援します。
主な支援範囲
- 企画・運営:小規模展示会の企画・当日運営サポート
- 集客:DM・メール・Webを組み合わせた集客施策
- デジタル:Webページ・LP制作、簡易広告運用
料金イメージ
- 小規模展示会パッケージ:低〜中価格帯のプランを用意
※地方企業でも導入しやすい価格設定が特徴
得意な展示会ジャンル・実績
- 地方の産業展、商工会議所主催イベントなど
- 中小企業の新規顧客開拓向け展示会
向いている企業
- 小規模展示会で成果を出したい中小企業
- 限られた予算で成果を求める企業
- 地域密着型の展示会に出展する企業
株式会社シャベリーズ

出典元:株式会社シャベリーズ
株式会社シャベリーズは、展示会の現場での接客・声掛け代行サービスに強みを持つ会社です。事前研修・当日活動・振り返りミーティングの三段構えで、現場力を大きく高めることができます。
「3日間で4,471件のリード獲得」など具体的な成果事例も多く、スタッフ不足の企業にとって心強いパートナーとなります。
主な支援範囲
- 事前準備:ヒアリング、トークスクリプト設計、事前研修
- 当日支援:呼び込み・ヒアリング・名刺獲得、ブース前の交通整理
- 事後:振り返りレポート、改善提案
料金イメージ
- 1日あたりの派遣費用×日数
- プロジェクト規模に応じて個別見積り
得意な展示会ジャンル・実績
- 大規模展示会でのリード獲得強化
- 「とにかく名刺を取り切りたい」局面での支援
向いている企業
- 接客力や声掛けに課題を感じている企業
- 少人数での出展で集客が不安な企業
- 過去の展示会で人手不足を経験した企業
リベラルハーツ株式会社

出典元:株式会社リベラルハーツ
リベラルハーツ株式会社は、展示会営業代行に特化し、立ち止まり客の声掛けからヒアリング、即時商談設定までを一気通貫で代行しています。ベテラン営業メンバーが参加できる体制のため、専門性の高い商材でも安心して任せることができます。展示会後のフォローコールにも対応し、案件化まで確実に繋げる支援が強みです。
主な支援範囲
- 当日営業代行:声掛け、ヒアリング、商談化の打診
- 商談設定:ブース内・後日のオンライン商談の設定
- 事後フォロー:展示会後のフォローコール、案件化支援
料金イメージ
- 日当×人数+成果報酬(商談数/案件数に応じて)など、ハイブリッド型が一般的
※詳細は案件内容に応じて変動
得意な展示会ジャンル・実績
- SaaS・IT・製造業など、専門知識が求められる商材
- 高単価商材のリード創出・商談設定
向いている企業
- 営業リソースが不足している企業
- 商談化率を大きく改善したい企業
- SaaSや製造業など専門知識が必要な分野の企業
鬼速展示会(株式会社セールスのタクミ)

出典元:株式会社セールスのタクミ
鬼速展示会は、展示会運営を高速で成功に導くための戦略立案やデザイン、当日の運営、商談獲得支援までをまとめて提供するサービスです。平均160商談/1小間、ROAS1,000%超など高い実績が特徴で、特にITやスタートアップ領域との相性が良く、成果重視の支援を求める企業に適しています。
主な支援範囲
- 戦略設計:ターゲット・メッセージ・オファー設計
- ブース:デザインディレクション、導線設計
- 当日支援:オペ設計、商談獲得支援、リアルタイム改善
- 事後フォロー:商談化・案件化に向けたプロセス設計
料金イメージ
- 1展示会あたりのプロジェクトフィー+成果報酬など
※高成果を狙う分、一定の投資前提
得意な展示会ジャンル・実績
- IT・SaaS系の展示会
- スタートアップ・ベンチャー企業の展示会出展
向いている企業
- 展示会で確実に商談獲得をしたい企業
- スピード感を重視して成果を高めたい企業
- 最新の営業・展示会ノウハウを試したい企業
展示会コンサルティングとは?内製出展との違い
展示会コンサルティングとは、単なるアドバイスに留まらず、出展計画の策定からブースデザイン、当日の集客・営業、終了後のフォローまで網羅的に専門的に支援してくれるサービスです。
社内の展示会担当者だけでは手が回らない部分も、豊富な経験を持つ展示会のプロデューサーが伴走し、成功へ導いてくれます。
例えば、出展テーマの設計やターゲット層への訴求メッセージ開発、ブース内の顧客動線設計、スタッフのトーク指導、名刺交換後のフォロー体制構築など、展示会のあらゆる局面で専門知識に基づくサポートを提供してくれます。
イベント企画会社やブース施工会社との違いは、「成果(商談・受注)に直結する戦略支援」に重点を置いている点です。単にブースを作って終わりではなく、展示会全体を通じた営業プロセスの最適化がコンサルの役割と言えるでしょう。
社内運営との違い:プロが入ると何が変わる?
社内運営だけではなく展示会コンサルが求められる理由は、プロが入ることで「見落としやすいポイント」を事前に潰し、出展全体の精度を大幅に高められるためです。
初めての展示会では、担当者は「何を・いつまでに・どこまでやるか」が手探りになりやすく、計画漏れや当日のトラブルにつながりがちです。コンサルに依頼すれば、専門家が用意するチェックリストとスケジュールに沿って準備でき、初歩的なミスを防ぎながら効率的に進められます。「絶対に失敗できない初出展」で利用されることが多いのもこのためです。
また、展示会後の振り返りも社内だけでは甘くなりがちです。「どの導線が機能したか」「どの訴求が刺さったか」「どこで見込み顧客を取りこぼしたか」を、第三者視点で定量・定性の両面から評価し、改善策まで落とし込んでくれる点は大きな価値です。展示会コンサルはこの“名刺→商談→受注”の流れに強く、社内だけでは生まれにくい戦略を提供できます。
当日も現場に立ちながら、来場者対応や声掛け、動線、デモ体験の課題をその場で発見し、改善ポイントを次回の出展に活かせる形でナレッジ化してくれる点もプロならでは。こうした知見は社内運営だけでは蓄積しづらく、長期的な財産として大きな差が生まれます。
展示会コンサルティングのニーズが高まる背景
近年需要が急速に高まっている背景には、展示会が「単なる名刺獲得の場」から「売上につながる戦略的なマーケティングチャネル」へと変化していることがあります。リアル展示会への回帰、競争環境の激化、営業プロセスそのものの高度化これら3つのトレンドが、ニーズの顕在化に繋がっています。
1.コロナ禍後の効率重視トレンドと展示会市場の急回復
コロナ禍で展示会の中止・オンライン化が進んだ反動から、リアル展示会は再び活気を取り戻しました。実際、2023年度はオフライン展示会の開催が増え、市場は前年比約30%成長と大きく回復しています。
しかし、予算が潤沢というわけではなく、「限られた予算で最大効果を出したい」「確実に成果につながる運営がしたい」といったニーズが急増。その結果、展示会のプロのノウハウを活用する企業が増えています。
2.出展社数の増加による競争激化と差別化ニーズの拡大
展示会の開催数・出展社数が増加する中、競争はこれまで以上に激しくなっています。
主要展示会では過去最多の出展社数を記録する例も出ており、たとえば東京ゲームショウ2024は出展社数985社と過去最多を更新しました。ブースで埋め尽くされた会場で自社ブースへの立ち寄りを勝ち取るためには、導線設計、集客仕掛け、クリエイティブなど高度な差別化戦略が必要です。
「ただ出展するだけ」では埋もれてしまう時代だからこそ、集客・接客・動線・装飾すべてを戦略的に設計できるコンサルティングの価値が高まっています。
参考:「東京ゲームショウ2024(TGS2024)には44の国・地域から 985の企業・団体が出展
3.営業プロセスの高度化と展示会後フォローの重要性
近年は、展示会を単発イベントとして終わらせず、その後の商談化・受注まで含めた「統合的な営業プロセス」が重視されるようになってきました。
名刺を集めるだけでなく、CRM連携、MAツールを活用したリード育成、インサイドセールスの架電設計など、展示会と他施策をスムーズにつなぐ仕組みが求められています。
そのため、展示会の現場知見だけでなく、マーケティングと営業を横断的に理解したコンサルへの需要が急増。「展示会を成果に変える仕組みづくり」ができるパートナーが、これまで以上に欠かせない存在となっています。
展示会コンサルティングを利用するメリット
展示会コンサルティングには、単なる「出展作業の代行」以上の価値があります。戦略立案から集客施策、営業プロセスの最適化、準備負荷の軽減、そしてイベント後の改善サイクルまで、展示会の成果を最大化するための包括的な伴走が受けられる点が最大の魅力です。
本章では、展示会コンサルを活用することで得られる5つの主なメリットを、実際の成功事例や具体的な効果とともに解説します。
1.専門知見による戦略立案で「勝てる展示会ストーリー」を構築できる
展示会コンサルは、ターゲット設定から訴求メッセージ、キャッチコピーの作成まで、マーケティングの基礎から展示会戦略を立て直します。
自社では気づきにくい強みや独自性を掘り起こし、それを「物語」として来場者に届ける手法はプロの得意領域です。
例えば「展示会営業®マーケティング」では、製品の開発秘話や未来ビジョンをストーリー化し、来場者の記憶に残る体験へと昇華させる独自メソッドが存在します。
こうした戦略的アプローチにより、展示会が単なる製品紹介の場ではなく、ブランド価値を伝える舞台へと変わります。
3.名刺獲得で終わらない営業プロセス最適化で商談・受注率が向上
展示会の本当の成果は、名刺の枚数ではなく「商談化・受注につながるか」です。多くの施工会社がKPIを名刺獲得に置く一方で、展示会コンサルは営業プロセス全体の最適化を重視します。
例えば、以下の項目など、名刺獲得から受注まで一貫した仕組みを設計することを重要視しています。
- 展示会後すぐにアプローチできる「即日フォロー体制」の構築
- 商談確度の高い優先リードを見極める基準の提示
- 営業フロー全体のボトルネック分析と改善
結果として、商談率・受注率が向上し、展示会全体のROI(投資利益率)改善につながります。
4.準備・運営の負荷が大幅に軽減され、担当者の時間とリソースを節約できる
展示会準備は、会場手配、装飾指示、スタッフ研修、備品管理、当日運営など、想像以上に多くのタスクが発生します。コンサルが伴走することで、これらの業務をスムーズに進行し、担当者の負担を大幅に削減できます。
実際に「プロに任せたら準備期間が大幅短縮し、他業務に集中できた」という声も多く、初めての展示会で何から手をつけていいかわからない状態でも、プロの支援により準備の迷いがなくなる点は大きなメリットです。
限られた人数で成果を出さなければならない企業ほど、効率的な体制づくりの価値は高まります。
5.第三者の客観的評価により次回の展示会が継続的に改善される
展示会は振り返りがなければ、成長しません。コンサルは第三者視点から数値・行動・導線を客観的に分析し、次回への明確な改善策を提示してくれます。
例えば、以下の内容など、現場やプロでしか分からない観点で改善点を提案します。もちろん、時間をかけて問題点を整理すれば難しいことではありませんが、通常業務と並行して展示会の対応も実施するのであれば、外部の力に頼るのも候補の一つかと思います。
- ブース位置による人の流れの偏り
- 集客した来場者の質(ターゲットかどうか)
- スタッフの動きや声掛けの改善ポイント
- 他社ブースとの比較(ベンチマーク)
この振り返りにより、社内にノウハウが蓄積し、回を重ねるごとに展示会運営の精度が上がる改善サイクルを構築できます。
展示会コンサルティングを利用する注意点
一方で、展示会コンサルティングを利用するにあたって留意すべきポイント(デメリット)もいくつかあります。
費用負担が増えるリスク
展示会コンサルを依頼する場合、当然ながら通常の出展費用に加えて費用が発生します。中小企業にとっては数十万円規模の投資が負担になるケースも多く、「本当に費用に見合う効果が出るのか?」という懸念は避けられません。実際の料金体系は会社によって大きく異なりますが、1出展あたり約10万円〜のスポット支援から、月額数十万円の継続支援プランなど幅広く存在します。
ただし、価格が高ければ成果が保証されるわけではありません。費用対効果を冷静に見極め、適切なパートナー選定が極めて重要です。
他社任せによるリスク
展示会コンサルの効果は、担当コンサルタントのスキルに大きく左右されます。もし期待以下の支援しか得られなかった場合、成果が出ないどころか、貴重な展示会の機会を無駄にしてしまう恐れもあります。
また、外部に任せるほど自社内にノウハウが残りにくい点も懸念材料です。このリスクを抑えるためには、以下の項目を参考に事前の情報収集が欠かせません。
- 過去実績の確認
- 口コミ・評判のチェック
- 契約範囲(どこまでやってくれるか)の明確化
- 内製化支援があるか
コミュニケーションコストが発生する懸念
外部パートナーを活用する以上、事前の打ち合わせや情報共有の手間は必ず発生します。自社の業界知識、製品情報、出展目的を共有しなければ、適切な戦略立案はできません。
ただし、このコミュニケーションは必要経費ともいえるため、なるべく効率化する工夫が重要です。
例えば、以下のような取り組みで負担を軽減できます。
- 初回に必要資料を一式まとめて提供する
- 定例ミーティングを短時間で設定する
- 情報共有フォーマットを統一する
コミュニケーション不足は成果のミスマッチを招くため、むしろ積極的な情報共有が成功のカギとなります。
デメリットはありつつも、費用対効果は十分に見込める
費用負担、任せ方のリスク、コミュニケーションコストといったデメリットは存在しますが、それらは適切な対策を取れば十分にコントロールできるものです。むしろ、デメリットを把握したうえで正しく活用することで、コンサル費を上回るリターンを得る企業も少なくありません。
重要なのは、以下の3点の注意点を踏まえた上で展示会コンサルを活用し、成果最大化に向けて取り組むことだと言えるでしょう。
- 信頼できるパートナーを選ぶこと
- 役割分担と期待値を明確にすること
- 密な情報共有でミスマッチを防ぐこと
展示会コンサルティングの費用相場はいくらか
展示会コンサルの費用は「安ければよい」「高ければ成果が出る」ではなく、出展規模・支援内容・契約形態によって大きく変動します。
この章では、一般的な料金相場から展示会全体にかかるトータルコスト、そしてROI(費用対効果)の考え方まで、判断基準として必要なポイントを整理します。
展示会コンサルティングの一般的な料金相場
展示会コンサルの料金は、単発支援から年間伴走、営業代行型まで幅広く、支援内容によって大きく変動します。どのプランが適切かは、自社の出展頻度や目的、必要な支援範囲によって判断することが重要です。
単発支援型(1出展=固定費)
初めての展示会や重要度の高い1回の出展を強化したい企業に向いています。小規模なら10〜30万円、大型なら30〜50万円超と幅広く、費用に対する成果を見極めて使うケースが多いプランです。
- 小規模展示会:10万円〜30万円
- 中規模〜大型展示会:30万円〜50万円以上
年間契約型(継続伴走)
年間を通して展示会を活用する企業向けです。月額20〜50万円で戦略設計から運営、営業動線まで一貫支援が受けられる。継続的な改善が蓄積され、成果の安定化が期待できるタイプです。
- 着手金+月額制(20万〜50万円)
- 年複数回出展する企業向け
- 年間戦略・営業フローまで包括支援
営業代行系×展示会コンサルの複合型
呼び込み強化や商談獲得を重視する企業に選ばれやすい支援パッケージです。実働日数×日当+成果報酬で構成されるため、明確な成果を求める企業に適した形式。現場での即効性を重視した支援が特徴です。
- 1日◯万円×実働
- 成果報酬◯円/件
- 呼び込み・商談獲得に強いタイプ
展示会出展の総費用
展示会はコンサル費だけでなく、出展料・装飾・人件費・販促物など多くの費用が発生します。全体像を把握することで、予算計画が立てやすくなり、コンサル費の位置付けも明確になります。
出展費用の主な内訳
展示会出展には、ブース費や装飾費に加え、スタッフ手配や配布物など、多岐にわたる費用が必要です。個々の金額を把握することで、無駄を削りながら最適な予算配分がしやすくなります。
- 出展料(1小間30〜150万円)
- 展示会規模によって変動。例として、RX Japanの1小間は約120万円、さらに小間位置によって+10万円前後の追加費用が発生。
- 装飾費(30〜5,000万円)
- どのような装飾にするのかでレンジがかなり広範囲
- 一般的にイメージされやすい「6小間」規模の装飾では約300万円前後が相場。
- 人件費、ノベルティ制作
- 現地スタッフの人件費や配布物制作など。ここは見落とされがちな重要コスト。
- 必要に応じてアルバイトや派遣、コンパニオンと契約をしてブースの呼び込みなどを行います。
- 稼働メンバーの交通費・宿泊費
- リード管理ツール等
- SFA/MA連携、名刺スキャンアプリ、iPadレンタルなど。
規模別の総額目安
展示会の総費用は規模によって大きく変動します。特に装飾に投資するケースでは、全体費用が数百万円単位で変わるため、事前の費用把握が重要です。
- 小規模展示会:60〜100万円
- 中規模展示会:100〜300万円
- 大規模展示会:500〜1,000万円
※コンサル費(例:10〜30万円/出展)は、この総費用に対してはごく一部。
重要なのは、「総費用をかける以上、どれだけ投資回収できる展示会設計ができるか」という点です。ブースのコマ費用よりも装飾費用や、追加メンバーのアサインなどが費用が掛かりがちなので、ある程度バッファを設けることをオススメしています。
展示会コンサルを入れるかどうかの判断軸は?
出展費用やコンサル費を投資と捉える場合、「成果をどう判断するか?」を明確にする必要があります。
展示会の費用対効果は、「名刺獲得数」ではなく商談化・受注・LTVで判断すべきです。
ROIを適切に評価するためには、展示会で獲得したアポ(商談)1件あたりの見込み売上や、企業の事業規模に応じて許容CPA(商談獲得単価)やCPO(受注獲得単価)を設定することが重要です。
ROIの基本式と評価ポイント
ROIは次の基本式を用いて算出できます。
ROI=(展示会起因の売上利益−出展費用)÷出展費用×100%
しかし、展示会ROIの実態評価では、「売上利益」=(受注単価×粗利率×継続期間)」で算出する必要があります。単発売上ではなくLTV(顧客生涯価値)を基準にすると判断精度が高まります。
アポの見込み売上規模に応じた許容CPAの考え方
展示会の強みは、高単価商材において「高精度の商談(アポ)を獲得しやすい」点にあります。
商材単価に応じて 許容CPA(1商談獲得に使える上限予算) は異なりますが、実際は 受注率(商談→受注) を加味して算出するのが正確です。
▼見込み売上規模×許容CPA例
| 商材単価(受注額) | 粗利率 | 1アポあたり見込み粗利 | 受注率(例) | 1アポあたり期待粗利 |
| 50万円 | 40% | 20万円 | 15~25% | 3~5万円 |
| 100万円 | 40% | 40万円 | 15~25% | 6~10万円 |
| 300万円 | 40% | 120万円 | 10~20% | 12~24万円 |
| 500万円 | 40% | 200万円 | 10~20% | 20~40万円 |
※許容CPAやその算出は、事業モデル・営業効率・LTVにより変動します。
展示会のCPAはオンライン広告より高くなる傾向がありますが、アポ精度が高いため許容CPAも高く設定できるのが特徴です。
従業員規模別に見る展示会の費用許容ライン
展示会への投資判断では、「展示会1回にいくら使えるか」という単純な話ではなく、その投資額をいつ回収できるのか(リードタイム)まで含めて考える必要があります。
アポイントを獲得した企業規模に比例してリードタイムは長くなり、逆に小規模企業は意思決定が速いため短くなる傾向があります。
そのため、展示会に参加されるリードの従業員規模によって許容できる投資額も求められる回収スピードも大きく変わります。
企業規模が大きいほど「リードタイムが長い」構造とは?
一般的に、企業規模が大きくなると次のような構造的変化が起きます。
- 意思決定プロセスが複雑化する
- 承認プロセスが「担当→課長→部長→役員」と階層的になるため、受注までに要する時間が長くなります。
- 関係者数が増えるため、商談回数も増える
- 導入を検討する際、法務、セキュリティ、購買など複数部署が関与し、商談回数が増加。
- 大規模企業ほど導入範囲が広いため検証期間が必要
- 全社利用や複数部署導入となるため、PoCや社内稟議に時間がかかりやすい。
結果として、大企業ほど受注のリードタイムは6〜12ヶ月、場合によっては1年以上になるのが一般的です。
一方、小規模企業は、決裁者との距離が近く、稟議プロセスが簡易な傾向が強いため、営業1〜2回で受注に至るといった理由からリードタイムは1〜3ヶ月と短いのが特徴です。
売上規模とリードタイムはトレードオフ
企業規模が大きくなるほど「売上単価・受注規模」は大きくなりやすい一方、回収までの期間も必然的に長くなるという構造的トレードオフが発生します。
| 企業規模 | 売上規模 | リードタイム | 投資許容度 |
| 小規模(1〜50名) | 小〜中 | 短い(1〜3ヶ月) | 低い(〜150万円) |
| 中規模(50〜300名) | 中〜大 | 中程度(3〜6ヶ月) | 中程度(〜300万円) |
| 大規模(300〜1,000名) | 大 | 長い(6〜12ヶ月) | 高い(〜500万円) |
| 超大規模(1,000名〜) | 非常に大 | 非常に長い(12ヶ月〜) | 非常に高い(〜1,000万円) |
ここから分かるポイントは次の通りです。
- 小規模企業は回収速度(キャッシュフロー)を重視しないと失敗する
- 大企業は売上インパクトの大きさを基準に長期回収でも投資を許容できる
- 展示会のROIはリードタイムとCPO(受注単価)の掛け合わせで考えると精度が上がる
展示会投資は「回収スピード(リードタイム)を加味したROI」で判断すべき
従来のROI式では「いつ回収できるのか」が抜け落ちており、展示会投資判断としては、次の回収期間を加味したROIで評価するのが理想です。
- 回収考慮ROI=(売上利益−出展費用)÷出展費用÷リードタイム(月)
この数値が高いほど、「短期間で資金を回収し、効率よく利益が出る展示会」という判断ができます。
ROIを理解するための3つのペルソナ例と費用対効果を検証してみた
展示会はここまで解説した通り、「名刺枚数」ではなく、商談1件の価値(単価)×受注率×リードタイムで成果を判断する必要があります。ここでは、企業規模別の展示会投資の考え方をわかりやすくするために、3つの仮ペルソナを設定し、ROI・CPA・CPOを簡潔に比較します。
| ペルソナ | 企業規模 | 商談単価 | リードタイム | CPA | CPO | ROI | 特徴 |
| A | 小規模 | 50万円 | 2ヶ月 | 10万円 | 100万円 | −65% | アポ精度が生命線。短期回収必須 |
| B | 中堅 | 年額60万×3年 | 4ヶ月 | 8.3万円 | 50万円 | +206% | LTVが高く展示会と相性抜群 |
| C | 大企業 | 5,000万円 | 12〜18ヶ月 | 15万円 | 600万円 | +233% | 1件で黒字化、ブランド投資の意味大 |
展示会の費用対効果は、以下の3軸をベースに想定金額を算出しましょう。
- 商談単価(1件の価値)
- リードタイム(回収期間)
- 企業規模(投資許容度・意思決定のスピード)
この3つを基準に、自社にとっての許容CPA/CPO/ROI目標値を設定することで、展示会投資は再現性のあるマーケティング施策に変わります。
ケーススタディ:中堅SaaS企業B社の展示会ROI改善例
展示会の成否は「名刺の数」ではなく、商談化率・受注率・売上(LTV) といった “本質的な成果指標” によって大きく変化します。本ケーススタディでは、ある企業の「コンサル導入前」と「導入後」を比較し、出展成果がどのように変わったのかを定量的に示します。まずは全体像を以下の表にまとめました。
出展成果の比較(導入前 vs 導入後)
| 指標 | コンサル導入前(自己流) | コンサル導入後 | 差分 |
| 出展費用 | 200万円 | 230万円(+30万円:コンサル費) | +30万円 |
| 名刺獲得数 | 300件 | 280件 | -20件 |
| 商談数 | 20件 | 40件 | +20件 |
| 商談化率 | 6.7% | 14.3% | 約2.1倍 |
| 受注数 | 2件 | 5件 | +3件 |
| 売上利益(LTV×件数×粗利) | 960万円 | 2,400万円 | 約2.5倍 |
| ROI | 約380% | 約943% | 約2.5倍 |
導入前:名刺は集まるが「商談の質が低い」状態
導入前は、名刺300件と表面的には成果が出ていましたが、商談数は20件、商談化率は6.7%と低調でした。表面上は黒字でも、リードの質や後工程の設計が不十分で、取りこぼしが多い状態でした。
売上利益の内訳(導入前)
- LTV:600万円
- 粗利率:80%
- 600万円 × 2件 × 80% = 960万円
名刺の見た目の数値に対して、売上インパクトは限定的でした。
導入後:名刺数が減っても「商談数×受注数」が大幅増
コンサル導入により、成果は「名刺の数」ではなく商談化率と受注率が大幅に改善しました。導入前は名刺300件でも商談20件にとどまっていましたが、導入後はターゲット条件の明確化、ブース導線の再設計、A/B/Cランク判定とISによる当日架電、MAによる14日間フォローが機能し、商談数は40件にまで改善することが出来ました。
名刺は280件と減ったものの、デモ率34%・滞在時間2分超・翌日までの商談アポ23件を実現。結果として受注は2件→5件、利益は960万円→2,400万円となり、ROIは約2.5倍に向上しました。
成果が伸びた理由:コンサルが介入した4つの改善ポイント
成果向上の源泉は、「名刺を集める」から「案件化の精度を高める」への構造転換でした。具体的な改善点は以下の通りです。
- ターゲットの再定義
- 誰に刺さる展示会にするかを明確化し、来場者の“質”を向上。
- ブース導線とストーリー改善
- 訴求→デモ→商談の自然導線を設計し、歩留まりを改善。
- A/B/Cランク付け+IS即時対応
- 展示会当日にISが即アプローチ。高温度リードの取りこぼしをゼロへ。
- 展示会後のMAシナリオ構築
- 即日メール→3日目フォロー→14日シナリオなど、温度感を逃さない追客を自動化。
これらにより、名刺数は減っても 商談の質と受注確度が改善し、最終利益が大きく向上しました。このケーススタディからわかるのは、展示会の評価を「名刺数」だけで行うことの危険性です。
本当に見るべきは、以下のような売上に直結する指標です
- 商談化率
- 受注率
- LTV
- リードタイム
- ROI
コンサル導入は一見コスト増のように見えますが、結果としてROIは約2.5倍に向上し、「成果の出る仕組み」を設計する重要性が明確に可視化されました。
展示会コンサルティング会社の選び方を決める5つの軸
展示会コンサルティング会社は数が多く、得意領域も大きく異なります。
「どの会社を選ぶか」で成果が大きく変わるため、出展前に明確な判断基準を持つことが極めて重要です。展示会は年に数回しか実施できないため、失敗するとダメージが大きく、次回改善の機会も限られてしまいます。
そのため、このセクションでは自社にとって最適なパートナーを選ぶための本質的な5つの視点を、チェックリストとしても活用できる形で体系化して整理します。
比較軸①:自社業界・商材との相性を確認する
展示会支援は、業界知識の有無で成果が大きく変わります。IT、製造業、医療、建設、地方産業など、各業界には独自の展示会文化があり、来場者の動きや価値基準も異なります。
判断ポイントとしては以下の通りです。
- 自社と同じ業界での支援実績があるか
- 専門展示会の参加支援経験があるか
- 「医療領域に強い」「IT系イベントに精通」などの強みが明確か
特にIT系ならIT専門展示会での支援経験、地方製造業なら地域産業展の成功事例を持つ会社が望ましいです。
比較軸②:支援範囲と得意領域を見極める
展示会コンサルと一口に言っても、会社ごとに得意な工程が異なります。自社がどの部分を強化したいかに応じて、最適な会社が変わります。
主なタイプと特徴
- 戦略設計に強い会社
- 訴求メッセージ、ストーリー設計、ターゲティングが得意
- ブースデザイン・施工が強い会社
- 集客力のあるブースづくりに特化
- 当日の営業代行に強い会社
- 呼び込み・接客・商談づくりを現場で支援
- 研修・営業力強化に強い会社
- 展示会営業研修やロープレなどが中心
確認すべきサービス範囲
- 会場選定から企画立案まで
- ブースデザイン・施工の有無
- 当日の呼び込み〜クロージング支援
- 展示会後フォロー(即日架電、MA構築)があるか
比較軸③:予算と料金体系が自社に適合しているか
料金体系は会社によって大きく異なります。また依頼する内容や範囲によっても変動するので、必ず相見積をするなどして、比較検討したうえで進めましょう。
見積もりの取り方のポイント
- 複数社から見積もった時、「支援範囲」「担当者の質」を揃えて比較
- 成果報酬型の場合は成果認定条件を必ず明文化
- コスト比較だけでなく、期待成果(アポ数・商談化率・ROI)で比較
展示会は総額100〜300万円以上かかるケースも多いため、コンサル費を費用ではなく売上創出の投資と捉えることが重要です。
比較軸④:コミュニケーションの質と相性をチェックする
展示会コンサルは伴走者であり、担当者との相性は成果に大きく影響します。企画段階から当日運営、展示会後のPDCAまで密にやり取りするため、コミュニケーションの質は成功の鍵です。
確認すべきポイント
- レスポンスが速く、質問に的確に答えてくれるか
- 自社の話に真摯に耳を傾け、ニーズ理解に時間をかけてくれるか
- ロジカルに説明し、具体的な改善案を提示してくれるか
- 表面的な提案ではなく、自社の強みを掘り下げてくれるか
- 無料相談時の態度(熱意・誠実性)が信頼できるか
コミュニケーション不足はミスマッチ・機会損失・当日トラブルを引き起こすため、無料相談の段階でしっかり見極める必要があります。
比較軸⑤:実績・評判・信用力を客観的に見る
コンサル選びの最終判断材料になるのが「実績」と「評判」です。
確認すべき実績
- 業界別支援実績(例:製造業◯社、IT系◯社)
- 展示会別の成功事例(例:「◯◯展で◯◯件の商談を創出」)
- 自社の商材や規模に近い企業の成果があるか
- 支援範囲(戦略だけ/当日営業だけ/フル支援)
口コミ・評判の確認方法
- HP上の事例掲載
- SNSやビジネスレビュー
- 業界知人の声
- 過去クライアントの声(あれば信頼度大)
ただし口コミは偏るため、複数情報源を横断的にチェックすることが重要です。
出展前に考えておくべきこと5選
展示会で成果を出すためには、当日の運営だけでなく「出展前の準備段階」が成否を大きく左右します。ここでは、事前に必ず押さえておきたい5つのポイントを解説します。
ターゲットとメッセージ
まず明確にすべきは、「誰に何を伝える展示会にするか」という基礎設計です。ペルソナ像、業種、役職、課題、意思決定プロセスなどを言語化し、ターゲットに最も響くメッセージを作り込む必要があります。
- どんな課題を持つ人に来てほしいか
- 来場直後の5秒で何を伝えるか
- 他社と比較したとき、どんな点が選ばれる理由になり得るか
この段階が曖昧だと、ブース装飾やトーク内容が散らばり、来場者に何も刺さらない展示になってしまいます。
チェックリスト
- 想定ペルソナ(業種/役職/課題/導入背景)を1〜3パターン文章で定義したか
- 「この展示会で訴求したいメインメッセージ」を1文で言語化したか
- ブースのキャッチコピー案を最低3案作ったか
- 「競合ではなく自社が選ばれる理由(USP)」を1文で説明できるか
- 営業・マーケ・経営層など関係者とメッセージの方向性をすり合わせたか
体験・導線・什器レイアウト
展示会における「体験」は、商談化率を大きく左右します。特にブース導線・動線設計・什器配置は以下の観点で最適化する必要があります。
- 入口からどの方向に流れてくるか
- 何を最初のフックとして置くか
- 呼び込み・反応・滞在・デモ・クロージングまでの流れをどうつなげるか
動線が悪いと、せっかくの見込み顧客がブース前を素通りしてしまいます。来場者の視線の高さや混雑タイミングを考慮し、立ち止まり→興味→深掘り→名刺交換の自然な導線をつくることが重要です。
チェックリスト
- 会場の動線図を確認し、「人の流れの方向」をブース図に落とし込んだか
- 「足を止めるフック(サイン、デモ、ディスプレイなど)」を通路側に配置したか
- デモ位置/説明位置/名刺交換・スキャン位置を明確に分けているか
- 什器・パネルの配置で“行き止まり”が発生していないか
- 混雑時(ピーク)の人の滞留イメージを事前にシミュレーションしたか
コンテンツ&オファー設計
展示会当日に「何を見せ」「何を渡し」「何を申し込んでほしいか」を事前に決めておくことが成果につながります。
- ミニセミナー/デモコンテンツ
- ホワイトペーパーや事例集
- 診断コンテンツ(スキャンして回答するQRつき)
- 展示会限定の特典オファー
特に「展示会限定のオファー(特別デモ、無料診断、トライアル延長など)」を準備しておくと、名刺交換後のリード温度が高まり、商談化につながりやすくなります。
チェックリスト
- 当日見せるメインコンテンツ(デモ・説明・事例紹介)を3つ以内に絞ったか
- 「展示会限定オファー」(無料診断・トライアル延長・限定セミナー招待など)を用意したか
- 配布資料(パンフレット・事例集)が最新情報に更新されているか
- デモスクリプトを作成し、「3分版/7分版/15分版」など時間別のパターンを用意したか
- 来場者にとっての次アクション(QRコード、フォーム、カレンダー予約など)が明確になっているか
現場オペ(スクリプト/役割分担)
展示会の現場では「属人的な対応」をゼロにする必要があります。特に呼び込みトーク、ヒアリング項目、名刺交換、ブース内誘導などは、スクリプトと役割分担に落とし込むことが重要です。
- 呼び込み担当
- デモ担当
- 商談担当
- スキャン/入力担当
- 休憩管理とシフト
役割が曖昧なままだと、ピーク時間に対応が崩れ、獲得リード数が大幅に減少します。
チェックリスト
- 呼び込みスクリプト(3秒版/10秒版/30秒版)を事前に用意したか
- 最低限ヒアリングすべき項目(業種・役職・課題・導入時期など)を1枚のシートにまとめたか
- 呼び込み/デモ/商談/スキャン/リーダーの役割分担を事前に決めたか
- ピーク時間帯(例:11〜14時)のシフト表を作成し、人員過不足がないかを確認したか
- 当日の朝会・終礼の簡易アジェンダ(共有事項・KPI確認・改善点)を決めているか
MA・CRM連携とIS設計
展示会の成果は、名刺交換の件数ではなく、展示会後にどれだけ商談化・案件化できるかで決まります。
そのためには、MA(マーケティングオートメーション)・CRM(SFAを含む)・IS(インサイドセールス)との連携を、出展前から綿密に設計しておく必要があります。
以下に「実務で何をどう決めるべきか」を具体的に整理します。
①名刺情報の取り込みフローを事前に定義する
展示会後の混乱を避けるため、名刺をどう取り込むかを以下の粒度で決めておく必要があります。
- どの名刺スキャナーアプリを使うか(例:Eight Team、CAMCARD、Sansanなど)
- MAに直接取り込むのか、SalesforceなどのCRM経由にするのか
- フォーマットは何を標準とするか(CSV、API連携など)
- 展示会ごとに属性タグを付与するか(例:expo_2025_spring)
ここが曖昧だと、後で名寄せ・重複削除・タグ付けに膨大な時間がかかり、ISの架電が1〜2週間遅れるという大きな機会損失につながります。
②リードの温度感別ルールを決める(A/B/C判定)
スキャンした名刺を一律に扱うと、営業リソースを無駄にします。
展示会後に素早くアプローチするため、事前に温度感の定義を言語化しておくことが重要です。
A:即営業フォローすべきホットリード
- デモを深く聞いた
- 具体的な案件テーマを語った
- 決裁者クラス
- 導入時期が3ヶ月以内
B:中期検討のウォームリード
- 担当者クラス
- 情報収集中
- 将来的なニーズはあり
C:長期ナーチャリング対象
- 資料だけ持ち帰った
- 軽い興味のみ
- 担当部署外だった
Aは即IS、Bは翌週以内、CはMAでスコアリング配信など、温度に応じた追客プロセスを設計しておくことで、商談化率が圧倒的に向上します。
③IS(インサイドセールス)の架電24時間ルールを設定する
展示会後のアポ獲得率はスピードが命です。
- 24時間以内に架電 → アポ獲得率20〜30%
- 48〜72時間以内 → 約半分に低下
- 1週間以上 → ほぼ商談化しない
そのため、事前に以下を決めておくと効果が大きくなります。
- 架電開始タイミング(初日は当日夜、2日目以降は翌朝など)
- ISメンバーの人数/役割
- どの企業から優先して架電するか(A→B→Cの順)
- スクリプト(ヒアリング項目含む)
- 不在時の再コール回数と間隔
展示会は数千のリードを獲得することもあるため、ISの体制構築は成果直結ポイントです。
④MAで展示会専用シナリオを作っておく
展示会後にメールを1通送るだけでは成果は出ません。MA側で事前に以下のような専用シナリオを作っておくと、リード育成が効率化します。
- 展示会翌日メール(資料リンク・デモ動画)
- 3日後:ニーズ別のおすすめ資料
- 7日後:無料診断or担当者アポ誘導
- 14日後:導入事例メール
- 30日後:製品比較ガイド
さらに、開封者のみISに引き渡すといったオペレーションだったり、CTAクリック者はホット判定するなど、MAからISへの引き渡し基準も設定しておくことが重要です。
⑤SalesforceなどCRMで案件化フローまで定義する
展示会は種まき施策であるため、CRM上で案件管理プロセスを定義しておくと、展示会ROIが正確に測れるようになります。
- 展示会由来のリードを自動的にマッピングするフィールド
- 展示会名フィルタ
- パイプラインステージの定義
- 商談化までの平均リードタイム
- 案件化率・受注率
CRMでパイプラインが見える化されることで、「展示会出展→商談化→受注」の全体最適が可能になります。
⑥展示会後のKPI管理も事前に決めておく
展示会を改善していくためには、KPI定義が必須です。
- 名刺獲得数(全体/A/B/C別)
- 商談設定数
- IS架電数・接続率・アポ率
- MAシナリオのCV率
- パイプライン創出額
- 最終の受注額・ROI
これらが整備されている企業は、展示会の投資回収率が飛躍的に上がります。
チェックリスト
- 名刺スキャン〜MA/CRM取り込みまでのフローを事前に図にしているか
- A/B/Cなどリードランクの定義を文書化し、現場・IS・営業で共有しているか
- ISの架電開始タイミングと人員体制を、展示会前に決めているか
- MAの「展示会専用シナリオ」(メール配信ステップ)が実装済みか
- SalesforceなどCRMで「展示会由来」を識別できる項目・レポートを準備しているか
展示会コンサルティングを最大限活用するためのポイント
展示会コンサルティングは「頼めば勝手に成果が出るサービス」ではありません。コンサルタントと共同で成果をつくる姿勢を持つことで、成果が驚くほど変わります。
ここでは、契約後に効果を最大化するための実践ポイントを紹介します。
事前に目標と情報を共有する
最初の段階で、コンサルに以下の情報をしっかり渡すことが重要です。
- 出展目的(名刺○件、商談○件、新商品認知など)
- ターゲット像(属性・課題・意思決定者)
- 商材情報(USP、比較優位、事例)
- 既存の営業フロー・過去の展示会結果
これらの情報が揃っているほど、コンサルの戦略提案の精度が上がり、方向性のズレを防ぎます。
社内チームとの連携を強化する
コンサルに任せきりにするのではなく、社内の営業・マーケ・技術チームとの連携が不可欠です。
- 現場での役割分担を事前に決める
- コンサルの指導内容を社内にも浸透させる
- 週次ミーティングや当日朝の作戦会議を実施する
コンサルと自社チームが同じゴールを共有して初めて、成果最大化につながります。
現場で柔軟に改善する姿勢を持つ
展示会当日は想定外のことが起こるのが普通です。その場でコンサルが提案する改善案をすぐ試す姿勢が重要です。
- 訴求メッセージの微修正
- 呼び込みトーンの変更
- 導線レイアウトの小調整
- 想定以上の来客時の対応切り替え
- オファー内容の調整
初日で試した改善が2日目の成果を大きく押し上げることはよくあります。
時系列で見る:展示会コンサル活用フローのイメージ
実際にコンサルを入れた場合、「社内がどう動くのか」「いつ何をするのか」がイメージできると、稟議や調整もしやすくなります。以下は一例ですが、時系列の動き方を整理しておきます。
出展3〜4ヶ月前:方針決定・パートナー選定フェーズ
- 出展する展示会・小間数の決定
- 予算レンジの確定(ブース・人件費・コンサル費など)
- コンサル候補への相談・比較・選定
- 契約範囲(戦略のみ/当日支援まで/MA・CRM連携まで)のすり合わせ
社内では、マーケ・営業・経営陣で「展示会の位置づけ(ブランディング/リード獲得/パイプライン創出など)」の認識合わせを行います。
出展2〜3ヶ月前:キックオフ〜戦略設計フェーズ
- コンサルとのキックオフミーティングを実施
- 事業・商材の説明、過去の展示会実績・課題の共有
- 目標KPI(名刺数/商談数/パイプライン金額など)の設定
- ターゲット・訴求メッセージ・オファー案の検討
- ブースレイアウト・導線の大枠イメージを決定
このタイミングで、MA/CRM連携の前提や、IS体制(誰が・いつ・どれくらいフォローするか)も議論しておくとスムーズです。
出展1〜2ヶ月前:クリエイティブ・オペ設計フェーズ
- キャッチコピー・キービジュアル案の確定
- ブースデザインの確定(施工会社とのやり取りはコンサルが伴走)
- デモ内容・ストーリー・所要時間の決定
- 呼び込みスクリプト・ヒアリングシートの作成
- 役割分担(呼び込み/デモ/商談/スキャン/リーダー)の仮決め
- MAシナリオ・Salesforceの項目設計・タグ設計
ここは「展示会当日の動き」がかなりクリアになってくるフェーズです。
出展2〜3週間前:最終調整・リハーサルフェーズ
- 全体オペレーションのすり合わせ(朝会・終礼の進行など)
- 社内向けブリーフィング資料(1〜2枚)の作成
- ロールプレイ(呼び込み〜ヒアリング〜名刺交換までの一連の流れ)
- 名刺スキャン〜MA/CRM連携のテスト
- MAメールテンプレート・LPの最終確認
コンサルはこのフェーズで、「当日のトラブルを減らすための詰め」をサポートします。
展示会当日(会期中):現場改善フェーズ
- 朝会でKPI・役割・目標共有(コンサルがファシリテーションすることも多い)
- 1日目の途中・終了時点で簡易振り返り(声掛け・導線・オファーの改善)
- 2日目以降に向けた訴求の微修正・人員配置の変更
- 名刺スキャン・タグ付けの運用チェック
現場で「仮説→実行→振り返り→改善」のサイクルを回せるかどうかが、コンサル活用の大きな分かれ目になります。
展示会後1〜2週間:フォロー・商談化フェーズ
- ISによる架電(24〜72時間以内)を集中的に実行
- MAによる展示会フォローシナリオの配信開始
- A/B/Cランク別のフォロー状況の可視化
- 初回レポート(名刺数/商談数/温度感/初期案件パイプライン)の共有
この期間に「どれだけ早く・どれだけ多くの商談をつくれるか」で、展示会のROIは大きく変わります。
展示会後1〜3ヶ月:振り返り・ナレッジ化フェーズ
- 受注見込み案件の状況確認(パイプライン額・ステージ)
- どの導線・オファー・メッセージが効いたかの分析
- 次回展示会に向けた改善ポイントの整理
- 社内ナレッジとしてのドキュメント化・共有
ここまで伴走してくれるコンサルであれば、「単発の成功」で終わらず、社内にノウハウが蓄積されていきます。
キックオフMTGのアジェンダ例
実際にコンサルとキックオフする際のアジェンダ例も示しておきます。
- 事業・商材の概要共有(5〜10分)
- 過去の展示会出展実績と課題の共有(10〜15分)
- 今回の展示会の位置づけ・目的(ブランディング/リード獲得など)の確認(10分)
- 目標KPI(名刺数/商談数/パイプライン)の案出し・すり合わせ(15分)
- 想定ターゲット・ペルソナ・訴求メッセージのディスカッション(15〜20分)
- 支援範囲・役割分担・今後の進行スケジュール確認(10〜15分)
このような形で「いつ・誰が・どこまでやってくれるのか」がクリアになると、社内の巻き込みや稟議もしやすくなります。
まとめ
展示会を成功させるには、闇雲に準備を進めるのではなく、誰に何を伝え、どのように商談へつなげるかという全体設計が欠かせません。とはいえ、自社だけで戦略立案から当日の運営、展示会後の営業フォローまで一貫して最適化するのは容易ではありません。
だからこそ、専門性を持った展示会コンサルティングを活用する価値があります。プロと協働することで、ブース集客・営業プロセス・MA/CRM運用といった複雑な要素が整理され、展示会を名刺集めから商談創出の起点へと変えられます。
本記事で紹介した11社はいずれも心強いパートナーですが、最も大切なのは自社の課題に合う会社を選ぶことです。次回の展示会で今までにない成果を得るために、ぜひ本記事を参考に最適な支援企業を見つけてください。
malna(マルナ)では、このような展示会のご支援を含む、包括的なマーケティング支援を提供しております。クライアントの事業成長のために伴走したい、一緒に働きたいという方はぜひカジュアル面談の場を頂けたらと思います。お気軽にお問い合わせください。
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