2026.09.10

クリニック集客の方法|広告表現の注意点まで解説【2026年最新版】

クリニックの集客に取り組んでいると、SEOやMEO、Web広告など打ち手に関する情報はいくらでも見つかる一方で、どれから着手すればよいのか、どこまで表現してよいのかで迷う場面が少なくありません。

一般的な店舗や企業と同じ感覚で情報発信をすると、クリニックの場合は医療法にもとづく広告規制に触れてしまう可能性があります。集客の効果と表現のルールを、同時に押さえておく必要があるのが医療機関特有の難しさです。

押さえておきたいのは、集客がうまくいかない原因の切り分け、開業期と安定期で変わる施策の優先順位、オンライン・オフラインの具体的な施策、医療広告ガイドラインで注意したい表現の考え方の4点です。クリニックの開業を控えている方や、既存クリニックで集客の伸び悩みに向き合っている経営者・事務長の方に向けた内容です。

集客の進め方をどこから整理すればよいか、自院だけでは判断がつかない場合もあるでしょう。体制づくりから相談したい方は、お問い合わせからご連絡ください。

開業期か安定期かによって、最初に予算を寄せるべき施策は変わります。自院がいまどちらの段階にあり、どの集客施策から動かすかの見極めも、malnaのオンライン集客支援でご相談いただけます。

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クリニック集客とは?検索意図に応える基本整理

クリニックの集客とは、新規患者の来院と再診の維持を目的に、オンラインとオフラインの情報発信や来院体験の設計を通じて、地域の患者に選ばれる状態をつくる取り組みです。単発の広告出稿だけでなく、継続的な情報発信の積み重ねを指します。医療業界では同じ意味で「集患」という言葉が使われることもありますが、ここでは一般的な呼び方である「集客」で表記を統一します。

多くの患者は、体調に不安を感じた時点でスマートフォンから「診療科名+地域名」で検索し、公式サイトの診療時間やアクセス情報、Googleマップ上の口コミを比較したうえで来院先を決めています。候補が複数あるほど、検索結果に表示されない、あるいは情報が古いままのクリニックは比較検討の対象から外れやすくなります。特に平日の日中に来院しづらい会社員や、初めての土地で子どもの受診先を探す保護者のように、事前情報だけを頼りに来院先を決める患者ほど、オンライン上の情報量に行動が左右される傾向があります。

一方で、クリニックの集客は一般的な店舗や企業のマーケティングと同じ手法をそのまま当てはめられるわけではありません。効果を訴求する表現には医療法にもとづく広告規制がかかり、誇大な表現や患者の体験談の掲載など、一般的な業種では問題にならない表現が制限の対象になることがあります。集客の手法を検討する際は、施策の効果と表現のルールの両方を合わせて考える必要があります。この2つを切り分けずに進めると、集客効果は見込めても意図せず規制に触れる表現になってしまうことがあるため、次章以降では原因の整理と施策、広告表現の注意点を順に確認していきます。

クリニックの集客がうまくいかない主な原因

集客施策に取り組んでいても成果が伸び悩むクリニックには、共通する3つの原因が見られます。オンライン上の露出不足、強みの言語化不足、口コミ管理の不足という3点を切り分けて確認することが、次に取るべき一手を考える手がかりになります。

原因を切り分ける前提として、患者がクリニックを検索する意図には大きく2つのタイプがあることを押さえておく必要があります。ひとつは「症状名+対処法」のように、まだ受診先を決めていない情報収集の段階、もうひとつは「診療科名+地域名」のように、受診先の候補を比較検討している段階です。前者の段階でクリニックの情報が見つからなければ来院の選択肢に入らず、後者の段階で情報が不十分であれば比較で他院に流れてしまいます。次に挙げる3つの原因は、主にこの比較検討の段階でつまずくケースを指しています。

原因1|オンライン上での情報不足・露出不足

ホームページの情報が古いままだったり、Googleビジネスプロフィールの登録内容が不十分だったりすると、患者が検索してもクリニックの存在にたどり着けません。診療時間の変更が反映されていない、休診日の案内が更新されていない、といった小さな情報の古さも、来院前の患者にとっては不安要素になります。診療時間や診療内容、アクセス方法といった基本情報が最新の状態で公開されているかを、まず確認する必要があります。

原因2|強み・専門性の言語化不足

近隣に競合クリニックが複数ある場合、診療科目が同じであっても、対応できる診療内容や設備、診療時間の違いが患者には伝わりにくいものです。たとえば土曜診療の有無や、対応可能な検査機器、院内のバリアフリー対応といった客観的な事実は、明文化しなければ患者には伝わりません。自院の強みが言語化されておらず、他院との違いが伝わらないまま情報発信を続けても、比較検討の場面で選ばれにくくなります。なお、こうした情報を伝える際は、他院より優れているという比較や評価を交えず、事実として確認できる内容に絞って発信することが医療広告ガイドラインの観点からも求められます。

原因3|口コミ・評判の管理不足

口コミはクリニック選びの判断材料として大きな影響力を持ちます。低評価の口コミが放置されていたり、口コミそのものが少なかったりすると、来院前の印象を下げてしまう可能性があります。特に待ち時間や受付対応に関する口コミは、患者の目に留まりやすい傾向があります。口コミへの返信や新規口コミの依頼といった地道な運用が、集客の土台を支えています。ただし、口コミへの返信で受診事実や病状の内容が分かる書き方をしないこと、特典と引き換えに口コミを依頼しないこと、良い評価だけを選んで依頼しないことは、個人情報保護や各プラットフォームの規約の観点からも徹底しておく必要があります。

この3つの原因は互いに独立しているわけではなく、連鎖することもあります。オンライン上の情報が乏しいために強みが伝わらず、比較検討で選ばれないまま口コミも増えないという悪循環に陥っているケースも見られます。まずは自院がどの原因に該当しているのかを切り分けたうえで、次章以降の施策を検討していくとよいでしょう。

参考:WEB集客ラボ byGMO「クリニックの集客(集患)方法おすすめ8選」

開業フェーズ別に見る集客の優先順位

集客施策は、開業期と安定運営期とで優先すべき順序が変わります。すべての施策を同時に始めようとすると予算と手間が分散してしまうため、フェーズに応じた優先順位を決めておくことが効率的な進め方につながります。

開業期に優先したい施策

開業直後はまだ口コミの蓄積がなく、検索エンジンでの評価も定まっていません。ホームページのコラムを書き始めても、検索結果の上位に表示されるまでには一定の時間がかかる傾向があり、サイトの状況や競合次第でその期間も変わるため、この時期にSEO施策だけに予算を集中させても新規来院にはつながりにくいのが実情です。この時期は、審査を経て比較的短期間で配信を始めやすいWeb広告や、登録情報を整備すれば地図検索での露出につながりやすいMEO対策など、即効性のある施策に予算を寄せる進め方が一般的です。表示順位や反映のタイミングは媒体の審査状況によって変わるため、出稿してすぐに成果が出ると決めつけず、状況を見ながら調整する前提で進める必要があります。近隣への開業告知を兼ねたチラシのポスティングや、視認性の高い場所への看板設置も、開業期の認知獲得に活用されています。

安定運営期に優先したい施策

来院が安定してきた段階では、ホームページのSEO対策やコラム発信など、効果が出るまでに時間はかかるものの中長期的に安定した集客基盤になる施策の比重を高めていきます。開業期に即効性を優先して投じていた広告費は、来院数の推移を見ながら段階的にSEOやコンテンツ発信へ配分を移していくという考え方です。あわせて、既存患者からの口コミ依頼やリピーター施策に取り組むことで、新規獲得にかかる負担を抑えながら来院数を維持しやすくなります。

開業期と安定運営期で重点施策がどう変わるかを整理すると、次のとおりです。

フェーズ 重点施策 位置づけ
開業期 Web広告・MEO・チラシ・看板 認知の土台を短期間で作る即効性重視の施策
安定運営期 SEO・コラム発信・口コミ運用・リピーター施策 中長期で集客基盤を安定させる施策

この切り替えは一律のタイミングで訪れるものではなく、口コミの蓄積状況や検索順位の推移を見ながら、即効性重視の施策から中長期の施策へ徐々に比重を移していくものと捉えておくとよいでしょう。

参考:株式会社ロックビル「クリニックの集客(集患)方法12選」

開業期と安定期で変わる優先順位

クリニックの集客施策一覧(オンライン・オフライン)

クリニックの集客施策は、大きくオンライン施策とオフライン施策に分けられます。どちらか一方に偏るのではなく、自院の立地や患者層に応じて組み合わせることが基本的な考え方です。駅前や商業施設に近い立地であれば通行人への視認性が集客に直結しますし、住宅街の中にある立地であれば地図検索での見つけやすさが優先されるなど、立地条件によって重視すべき施策の比重も変わってきます。

オンライン施策

オンライン施策は、検索やSNS、地図アプリなどを通じて患者にクリニックの情報を届ける手法です。開業からの経過期間や施策ごとの即効性によって、優先すべき組み合わせが変わります。それぞれの特徴と向いている場面を整理すると、次のとおりです。

施策 特徴 向いている場面
ホームページ・SEO対策 自院の情報を蓄積でき、症状名や地域名での検索に対応しやすい 中長期で安定した集客基盤を作りたいとき
MEO(Googleビジネスプロフィール対策) 地図検索や近隣での検索に強く、無料で登録できる 開業直後から近隣の患者に見つけてもらいたいとき
Web広告(リスティング・ディスプレイ) 審査を経て比較的短期間で配信を始めやすい 開業期の認知獲得を急ぎたいとき
SNS運用 診療の様子や院内の雰囲気を継続的に発信できる 若年層への認知や親しみやすさを伝えたいとき
ポータルサイト掲載 複数の医療機関が並ぶ場で比較検討されやすい 比較検討段階の患者との接点を増やしたいとき

このうちホームページとMEOは、多くのクリニックにとって優先度の高い基盤といえます。ホームページは診療内容や医師の経歴、院内の様子といった情報を蓄積できる自院の資産になり、MEOは費用をかけずに地図検索での露出を確保できるためです。Web広告やSNSは、この基盤の上に重ねる形で組み合わせると、それぞれの効果を発揮しやすくなります。

施策を組み合わせて実施する際は、どの施策からの問い合わせや来院につながったのかを把握できる状態にしておくことも欠かせません。電話番号を施策ごとに分けて計測する、予約フォームの流入経路を記録するといった、簡単な計測の仕組みを先に整えておくと、次にどの施策へ予算を寄せるべきかを判断しやすくなります。施策を増やす前に、今ある接点からの反応をきちんと拾える状態にしておくという順序が、限られた予算を無駄にしないための基本になります。

オフライン施策

オフライン施策は、地域住民への直接的なアプローチに強みがあります。オンライン施策だけでは届きにくい層への周知に役立つため、患者層の年代やエリアの特性に応じて組み合わせを検討します。代表的な施策と向いている場面は、次のとおりです。

施策 特徴 向いている場面
看板・交通広告 地域住民への認知獲得に強く、繰り返し目に触れる 通行量の多い立地で認知を広げたいとき
チラシ・ポスティング 特定エリアに絞って情報を届けられる 開業告知や近隣住民への周知を行うとき
DM(ダイレクトメール) 既存患者への再来院の声かけに使いやすい 定期健診の案内やリピーター施策を行うとき
地域連携・紹介ネットワーク 他院や薬局、地域包括支援センターなどとの紹介関係を築く 専門性の高い診療科で紹介経路を増やしたいとき

オフライン施策は即効性がある一方、看板や交通広告のように一定の初期費用がかかるものも多く、費用対効果を見極めながら取り入れる必要があります。地域連携は費用がかからない代わりに関係構築に時間がかかるため、開業直後というよりは、診療実績が積み上がってきた段階で取り組みやすい施策です。

参考:LANY「クリニックの集客に効果的な方法11選」

オンライン施策とオフライン施策

集客施策で必ず確認したい医療広告ガイドラインの基本

医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が医療法にもとづいて定める、医療機関の広告表現に関する指針です。ホームページやSNSでの発信も対象に含まれるため、集客施策の内容を作成する前に必ず確認しておく必要があります。以前は院内掲示物やパンフレットなど紙媒体が規制の中心でしたが、法改正によってウェブサイトも規制の対象に含まれるようになった経緯があり、紙媒体だけを気にかけていればよいという時代ではなくなっています。

広告に該当するかどうかを分ける2つの要件

医療広告ガイドラインでは、ある表現が広告に該当するかどうかを、患者の受診を誘う意図があるかを示す誘引性と、医療機関や医師の氏名・名称が特定できるかを示す特定性という2つの要件で判断するとされています。ホームページやSNSの投稿であっても、この2つの要件を満たせば広告として規制の対象になります。

禁止されやすい表現の代表例

医療広告ガイドラインでは、虚偽の内容の掲載、他の医療機関と比較して優位性を強調する表現、患者の体験談の掲載、治療の効果を誤認させるビフォーアフター写真の使用などが禁止されているとされています。集客施策の文章やSNS投稿を作成する際は、こうした表現に当てはまっていないかを確認する必要があります。

ホームページで詳しい情報を載せられる場合がある

医療広告ガイドラインには、一定の要件を満たす場合に、通常の広告よりも詳しい内容を掲載できる仕組みがあるとされています。厚生労働省の資料では、医療を受ける者による医療に関する適切な選択が阻害されるおそれが少ない場合に、広告可能な事項の限定が解除されると説明されています。ただし、限定が解除されるからといってあらゆる表現が許されるわけではなく、誇大広告や体験談の掲載といった禁止事項そのものは変わらず適用されます。どのような条件を満たせば限定が解除されるのか、また自由診療にあたる内容を掲載する場合に何を併記する必要があるのかは、個別の判断が伴う専門的な論点であり、ここでは要件を網羅的には示しません。この仕組みを前提に自院のホームページの記載内容を広げたい場合は、次に説明する専門家への確認を必ず行うようにしてください。

判断に迷ったときの相談先

具体的な表現が広告に該当するかどうかや、掲載してよい内容の範囲は、個別の状況によって判断が分かれることがあります。自己判断で公開する前に、医療広告ガイドラインに詳しい行政書士や医療専門のコンサルタントなど、専門家に確認することをおすすめします。都道府県や保健所が相談窓口を設けている場合もあります。

参考:厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針等の一部改正について」(通知)(医政発0913第4号令和6年9月13日)の掲載(医療広告ガイドラインの改訂)

リピーター(再診)を増やす取り組み

新規患者の獲得と同じくらい重要なのが、既存患者に再診・定期受診を続けてもらうための取り組みです。新規獲得に比べて、リピーター施策は継続的な運用によって少ない予算で効果を積み上げやすいという特徴があります。

会計時に次回の受診時期を案内する声かけや、オンライン予約システムの導入は、患者側の来院ハードルを下げる基本的な取り組みです。予約の手間が少なくなるほど、次回受診を先延ばしにする患者は減りやすくなります。あわせて、LINE公式アカウントによる予約リマインドや定期健診の案内は、来院間隔が空きがちな患者への声かけとして活用されています。

こうした取り組みは、新規患者向けの広告費に比べると比較的費用を抑えて継続しやすいという特徴があります。既に来院したことのある患者への声かけは、連絡先を把握できていれば新規獲得ほどの広告費をかけずに済む一方、システムの利用料や運用の手間は発生するため、導入前に費用と工数を見積もっておく必要があります。定期的な受診が必要な診療科ほど、こうした取り組みの設計が集客全体の効率に影響しやすいといえるでしょう。

リマインドの送付タイミングも工夫の余地があります。受診の目安となる時期の数日前に案内を送る、季節性のある受診需要に合わせて案内を出すといった調整により、患者が受診時期を忘れてしまう前に接点を持てるようになります。こうした運用は特別なシステムを新たに導入しなくても、既存の予約システムやLINE公式アカウントの機能だけで始められる場合が多く、まず取り組みやすい施策のひとつです。ただし、LINEやメールで受診を案内する際は、事前の同意取得や配信停止の手段を用意すること、診療内容を推測させる文言を避けることなど、個人情報の扱いに関する配慮が欠かせません。

集客を外部に依頼する場合の選択肢

自院だけで集客施策を回しきれない場合、外部への依頼を検討することになります。依頼先にはいくつかの種類があり、それぞれ得意とする領域や対応範囲が異なるため、自院の課題に合わせて選ぶことが重要です。

依頼先の種類 特徴 向いているケース
医療広告に詳しい専門会社 医療広告ガイドラインへの対応を前提にした制作・運用ができる 表現の適法性を含めて任せたい場合
一般的なWebマーケティング支援会社 SEO・広告運用など幅広い施策に対応できる 集客施策全般の設計から相談したい場合
制作会社・フリーランス ホームページ制作など特定の領域を単発で依頼できる 予算を抑えて特定の作業だけを依頼したい場合

医療広告に詳しい専門会社は、医療機関向けの制作・運用実績を積んでおり、表現のチェック体制が整っていることが多い一方、対応範囲が限られる場合もあります。一般的なWebマーケティング支援会社は、SEOや広告運用など幅広い施策を横断的に設計できる反面、医療広告ガイドラインへの理解度は会社によって差があるため、実績や体制を事前に確認する必要があります。制作会社・フリーランスは、ホームページ制作や特定の施策だけを部分的に依頼したい場合に選ばれやすい一方、集客戦略全体の設計まではカバーしないケースが多い点に留意しておくとよいでしょう。

依頼先を選ぶ際は、医療広告ガイドラインへの理解があるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。医療機関の広告表現には一般業種にはない制約があるため、規制対象業種の対応経験があるかどうかは、依頼前に確認しておきたいポイントのひとつです。

依頼前に確認しておきたい点を整理すると、次のとおりです。

  • 契約範囲: ホームページ制作・SEO・広告運用・MEOなど、どこまでを一括で依頼できるか
  • 成果物とレポーティング: 施策の実施状況や数値をどのくらいの頻度で報告してもらえるか
  • 表現の確認体制: 作成した広告文やSNS投稿について、公開前に医療広告ガイドラインへの適合を確認する工程があるか
  • 契約終了時の扱い: 広告アカウントの権限や、蓄積したデータ・記事コンテンツの返却方法がどうなっているか

これらを依頼前にすり合わせておくと、公開後に表現を修正する手間や、想定していた支援内容とのミスマッチを避けやすくなります。

自院の課題がどの領域にあるのかを先に整理しておくと、依頼先の候補も絞り込みやすくなります。外部に任せる範囲の切り分けに迷う場合は、お問い合わせで現在の体制をお聞かせください。

外部依頼の3つの選択肢

依頼先に何を任せ、何を院内に残すかは、集客の全体像を先に描いておくほど決めやすいものです。広告費だけに頼らずに新患との接点を増やす経路をどう組むかも、自院の立地や患者層を踏まえてmalnaとともに設計できます。

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よくある質問

クリニックの集客を調べる過程でよく挙がる疑問をまとめました。

クリニックの集客にはどれくらいの費用がかかりますか

施策の種類や地域、競合状況によって幅があり、公開されている一律の相場はありません。Web広告は出稿量に応じて費用が変動し、看板や交通広告は設置場所や期間によって初期費用が大きく異なります。まずはGoogleビジネスプロフィールの整備など費用を抑えて始められる施策から着手し、効果を確認しながらWeb広告などの予算配分を検討する進め方が一般的です。

医療広告ガイドラインに違反するとどうなりますか

違反が確認された場合、通常はまず都道府県などから行政指導として広告の中止や内容の是正を求められ、さらに報告命令や中止命令・是正命令の対象になる可能性があるとされています。命令に従わない場合は罰則の対象になることもあるとされるため、公開前に表現を確認しておく必要があります。対象にはホームページやSNSも含まれるため、印刷物だけでなくオンライン上の発信内容もあわせて確認することが望ましいといえます。

患者の口コミをホームページに掲載してもよいですか

医療広告ガイドラインでは、患者などの体験談を医療機関が広告として掲載することは禁止されているとされています。第三者が自主的に投稿する口コミサイトへの書き込みとは扱いが異なるため、自院のサイトに体験談を掲載する場合は該当しないか専門家に確認することをおすすめします。なお、既に受診した患者に向けた院内掲示やパンフレットは、ホームページと同じ判断基準がそのまま当てはまるとは限らないため、掲載物の性質ごとに個別に確認することが望ましいといえます。

SNS運用も医療広告ガイドラインの対象になりますか

対象になり得ます。SNSの投稿であっても、受診を誘う意図(誘引性)と医療機関などが特定できること(特定性)の両方を満たせば、医療広告ガイドラインの規制対象になるとされています。投稿内容がこの2つの要件に当てはまっていないかを確認してください。院内の様子を伝える投稿であっても、来院を促す文言が添えられていれば対象になり得る点に注意が必要です。

医療広告ガイドラインは歯科医院や動物病院にも適用されますか

歯科医院は医療法上の診療所にあたり、歯科医業も医療広告ガイドラインの対象に含まれます。一方で動物病院は獣医療法という別の法律で広告が規制されており、医療広告ガイドラインそのものは適用されません。業種によって適用される法律が異なるため、対象を混同しないよう注意が必要です。

参考:digikar「医療広告ガイドラインの概要や違反事例をわかりやすく解説」

参考:弁護士法人なかま法律事務所「弁護士が分かりやすく解説!獣医業に関する広告の制限について」

まとめ

クリニックの集客は、オンライン施策とオフライン施策を組み合わせながら、開業期と安定運営期でその優先順位を変えていくことが基本の考え方です。開業直後は即効性のあるMEOやWeb広告に重点を置き、来院が安定してきた段階でSEOやコンテンツ発信、リピーター施策へと比重を移していく流れを押さえておくと、限られた予算と時間を無駄にしにくくなります。

あわせて、医療広告ガイドラインが定める誘引性・特定性という2つの要件と、禁止されやすい表現の代表例を理解したうえで情報発信を進める必要があります。集客の効果を高めようとするあまり、体験談の掲載や過度な比較表現に踏み込んでしまわないよう、施策の企画段階から表現のルールを意識しておくことが欠かせません。

自院だけで施策の優先順位や表現の適法性を判断しきれない場合は、医療広告に詳しい専門会社や一般的なWebマーケティング支援会社に相談するという選択肢もあります。どの依頼先を選ぶ場合も、医療広告ガイドラインへの理解があるかどうかを確認しておくことが、後のトラブルを避けることにつながります。

集客の進め方や体制づくりに迷ったときは、お問い合わせからご相談ください。

開業期から安定運営期へ比重を移す段階では、外部に任せきりにせず、院内でコラム発信や口コミへの返信を続けられる形にしておくことが大切です。担当者が替わっても集客の運用が止まらない院内の体制は、malnaの内製化支援で一緒に形にしていけます。

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執筆者情報

malnaブログ編集部

writer malnaブログ編集部 webマーケター / データアナリスト
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